日本ロケでスタイリッシュな未来世界を描くSFラヴ・ストーリー『イコールズ(原題)』製作発表記者会見レポート

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平和的で、冷静で、公正で、礼儀正しい“イコールズ”と呼ばれる新人類で構成された未来社会“コレクティブ”

この穏やかで完璧な世界に“SOS(スイッチ・オン・シンドローム)”と呼ばれる新たな病魔が発生した。
その病気にかかった者は、絶望感、感受性、恐怖、愛といった人類にとって遠い昔に失われた感情を呼び起こされてしまい、
それによって社会から排除されてしまうのだ。

“SOS”に感染したことを周囲に気付かれないように不安な日々を過ごす青年サイラスは、
“イコールズ”の中で長年にわたって感情を隠して暮らしてきたニアと出逢い、
やがて二人の間には予想だにしなかった“愛”という感情が芽生えるのだが…

『今日、キミに会えたら』で注目された、新鋭ドレイク・ドレマス監督の長編第3作となる
イコールズ(原題)』は、こんなスタイリッシュな近未来を舞台に感情の本質に迫るSFラヴ・ストーリーだ。

主役の二人、ニア役には、『トワイライト』シリーズのヒロインのベラや『スノーホワイト』等のクリステン・スチュワート
サイラス役には『X-MEN:フューチャー&パスト』や『ウォーム・ボディーズ』のニコラス・ホルト
というそれぞれ若手実力派俳優が扮し、
8月4日より日本各地で未来社会“コレクティブ”のロケ撮影が行われ、2005年の公開を目指す。

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日本ロケに先立つ8月1日にウェスティン・ホテル東京において、
撮影のために来日したドレイク監督、クリスティン、ニコラス、
そして本作のプロデューサーであるマイケル・プラスが登壇し、製作発表記者会見が開催された。

今回はその内容をお届けしよう!


ドレマス監督とのコンビは本作で3度目となるプロデューサーのマイケル・プラスは、

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『イコールズ』のテーマは愛、未来の愛を描いている。
感情のない世界で愛しあった二人が、愛にどうつきすすんで行くかを描く作品になる。

ドレマス監督とは、これまでの二作品『今日きみにあえたら』『Breathe In』で描いてきたテーマも本作に取り込み、極限まで練り上げた作品になっている。

今回描く未来、人間が人間らしく感じる感情というものが無い世界で、
愛は生まれるのか?
愛無くして未来はあるのか?
そういったことをテーマにしている。

この素晴らしい監督の下で、若く才能あふれる二人を迎えて、さらにガイ・ピアース、ジャッキー・ウィーバーらを迎えて撮影を進めていく。

我々は本作のために世界中でロケハンを行ってきたが、日本でロケハンをした時に『イコールズ』の世界を描くにはここしかないと感じた。

日本は地形も、建物も素晴らしく、作品で描きたい神秘的な要素も感じられ、まさに我々が考える『イコールズ』にぴったりの場所だった。
これから日本中の様々なロケ地で撮影を進め、真の意味でグローバルかつインターナショナルな作品になっていくと確信している。

と本作に関して語った。

製作スタートからクランク・インまで3年の期間をかけた『イコールズ』。

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クランクインを迎えることが夢のよう。わくわくもしているが、同時に非常に落ち着いた気持ち。

と現在の心境を語ったのは監督のドレマス。

これまでの作品には、コミカルな要素を効果的に用いてきたが、

真実をとらえるにあたって、ユーモアという要素も一部にはあるが、
今回は感情とはどういうものかに重きを置き、そしてそれに包み込まれるような作品を描こうと思う。

描こうとしている未来社会は、非常にきちっとしていて、建設的で、現実的。でもあくまでユートピア。
感情の無い世界であっても、非常に素晴らしい未来という、ユートピアを描きたい。

感情が無い=冷たい世界と感じるかもしれないが、とても詩的な美しさを描く、スタイリッシュな世界にしていく。

そして作品では愛を描いている。

愛を感じた事のある人、
何かを失うことを思ったことがある人、
傷を負ったことがある人、
そういった人が抱く感情は、老若を問わず同じものなので、すべての世代に観ていただきたい。
と目指す世界観を語った。

なお本作のオリジナル脚本が、『月に囚われた男』等のネイサン・パーカーによるというのも、作品のSFマインドの高さを予感させるではないか。

equals

適度な緊張感はあるけど、監督と同様に非常に落ち着いた気持ちです。
プロセスを重視するドレイク監督のもとで、これまでのプロセスも楽しんできたし、今は全てを受け入れようと感じてます(クリステン)
気持ちは最高です。すごく美しい物語で、キャスト・監督・スタッフもみな素晴らしい方ばかりなので、僕も楽しみにクランクインを待ってます(ニコラス)

と、主演の二人もクランク・インが待ち切れない様子。
そんな二人は、今回作品で描かれるような感情のない世界を、どう受け止めているのか?
また感情なんてなければいいと感じることはあるのか?

equals

そうなればいいなと感じることはあるよね。

でもそれは非常に簡単な逃げ道で、やはりいい時も悪い時も全てを感じるのが人生だと思うので、特には望まないかな(ニコラス)

equals

感情は時に怖いものですが、恐れてはいけないと思っています。
実際私の人生は、感情に全て包まれていると思っています。

頭と心で感じることを制御するのは難しいことで、そのヴァランスも大事ですけど、
私自身は頭と心では心の声を聞くタイプなので、感情は恐れないし、感じたくないと思ったことはありません(クリスティン)

そんな彼らが、真摯に感情と対峙する『イコールズ』は2015年の完成、公開を予定している。

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イコールズ(原題)
EQUALS
配給:ミスター・スミス・エンタテイメント
製作:スコット・フリー・プロダクション、インディアン・ペイントブラッシュ
出演:クリステン・スチュワート、ニコラス・ホルト、ガイ・ピアース、ジャッキー・ウィーヴァー
監督:ドレイク・ドレマス
脚本:ネイサン・パーカー
製作:リドリー・スコット、マイケル・シェーファー、アン・ルアーク、ジェイ・スターン、チップ・ディギンズ
製作総指揮:マイケル・プラス、リー・ジェイ・ウー、チェイ・ピュン・ホー、ラッセル・レヴァイン
2015年アメリカ公開予定
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