『9次元からきた男』Jホラーと最先端科学の融合!清水崇監督の新感覚3Dアドベンチャーを体感せよ!

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日本科学未来館×清水崇
『呪怨』で知られるJホラーの第一人者と最先端の科学というタッグに一瞬脳内に「?」が溢れかえるかもしれない。

4月20日から日本科学未来館ドームシアターガイアで上映される『9次元からきた男』(3D)は物理学究極の課題「万物の理論」を視覚的に紐解こうというビジュアルスペクタクル。

9次元からきた男

癒し系のプラネタリウムには留まらない、眼を、耳を、そして脳内を刺激する3Dアドヴェンチャー体験である。

人間は何で出来ているのか?
世界は?
そして宇宙は?


最早「神にしか解りえない」疑問は神話に込められた。
そしてその疑問は今では「科学」という名称で語られている。

人間も含めた「万物」は何によって出来ているのだろうか?

この誰もが一度は想い、そして忘れた究極の問いに挑み続けるのが科学者だ。

この作品では科学者が「万物の理論」解明のカギとなるT.o.E.を追い求める過程で、
ありとあらゆるものに姿を変えるT.o.E.が時空を超えてこの本来、
人間の目には見えない「理論」を我々に見せてくれる。

9次元からきた男
(画像引用先:9次元からきた男|日本科学未来館 公式ページ

企画開発から2年半をかけて生み出された30分の映像には、
企画立案サイドからの

「なるべく娯楽要素を入れて、教科書的な退屈イメージを排除!
 トラウマを与えて欲しい!」

という要望を受け、まさに刺激的な絵と音の洪水が見るものを包み込む仕掛けが満載だ。

そして、ドームシアターとは、文字通り半円球(直径15メートル)のドーム型シアターで、大画面を活かした立体視プラネタリウムが人気のプログラムである。

ドームシアターガイア
(画像引用先:9次元からきた男|日本科学未来館 公式ページ

イメージとしては昔のIMAXの
「中に入ると一面がスクリーン」
というイメージをもう少し大きくした印象といえばいいだろうか。

当然、現在の映画館のIMAXとは異なり、人間から見ると半円球のスクリーンを仰ぎ見る格好になるため、シートは可倒式になっている。

音響は7.1CHの立体音響。
3D(立体視)と全方向からの立体音響に応える映像は『戦慄迷宮3D』や『ラビッド・ホラー3D』でも3D映像に挑んだ清水崇。
変幻自在のCGはオムニバス・ジャパンという現在日本映像界でも最強のタッグ。

映像が立体視の場合、音も平面的ではなく、包囲する音場に高さの音場も加わることで、まさに映像の中に入り込んだような没入感を得られる。

特に宇宙誕生(映画でいうと「スタートレック カーンの逆襲」の惑星ジェネシス創生シーンの超最新バージョンといった感じ)や、構成物質をどんどん遡るCGや万物の根源が正体を現すシーンでの、手を伸ばせばそこに存在しているかのようなイメージは、まさに専用のシアターの独壇場といえよう。

9次元からきた男
(画像引用先:9次元からきた男|日本科学未来館 公式ページ

T.o.E.に誘われる世界のトリップ感は癖になりそうなライブ感があり、ビジュアル・アトラクションとして是非お勧めしたい作品なので、難解な科学映像などとくくらずに足を運んでほしい。

特に、まだ、余計な常識にとらわれない純粋腦を持った子供が観たら、それこそトラウマサイエンス映画になること請け合いの映像詩といえよう。

ホラーと究極の科学は相容れないようでいて、それを人に伝える時に全く異なる表現手法を取らないと理解しえない部分が大きいのはある種似た者同士ともいえるかもしれない。

因果を超越した「呪い」の恐怖を「映画」という手法で伝えた清水監督こそ、科学究極のテーマの映像化には最も適任だったのかもしれない。

この映像が万物の起源への興味を万人に知らせしめる端緒となったら…
未来がまた一つ変わるかもしれない。

*****************
ドームシアターガイア最新作『9次元からきた男
2016年4月20日(水)公開!!

『9次元からきた男』予告編 - YouTube

9次元からきた男|日本科学未来館


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