新年のご挨拶…のようなもの

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みなさん、あけましておめでとうでござる。

新年第一弾が自宅で布団にくるまって鑑賞した「るろうに剣心」で、そのまんま「死亡遊戯」もみ始め、飯食って今度は3Dメガネかけて「マダガスカル3D」としゃれこんだ拝でござる。

ツバサ殿が帰省中なので一人でつぶやくでござる。

さぁ今年は当映画宝庫V3は何やらやりそうな予感必至でござるが、真相は拙者もよくわかってないでござる。まぁいい加減な政権公約になるのもあれなんで、密かに水面下で動いてるとだけ言っておくでござる。

思い返せば、2012年は回顧に浸った一年でござった。なんで映画館で「よろしく勇気」とか「これがわれらの生きる道」とか「ちょーりきしょーらい」とか聞けたのか摩訶不思議でござるが、まぁ嬉しかったのは事実なんで。

しかもアニメの締めは「エヴァンゲリオン」劇場版の急転直下の大展開に、予想外の前向きラストで、これで完結篇でまた奈落に突き落とされたら死んでも死にきれないでござる。
うーん、なんか去年は特撮とアニメが一番記憶に残ってるなぁ。

さて、一応拝はサントラおたくなのでサントラの話で新年を開けたいと思います。


最近、新作のサントラというのをあまり買わなくなった分、怒涛&まさかの旧作ラッシュが続いているわけですが、去年一番「え?」となったのが、まじで24日に届いていた「サンタクロース」のスコア完全版。しかもCD3枚組。
肝心のサンタクロースは知らないおっさんが演じてて、ダドリー・ムーアが妖精で、ジョン・リスゴーが悪者(熱演!)という、どっか明らかにゆるい85年作品。
しかしサントラは豪華で、ヘンリー・マンシーニが音楽で主題歌はシーナ・イーストン


↑去年のうちにやっとくべきネタでしたね…これ。遅すぎるメリークリスマス!

お馴染みのクリスマスメロディをふんだんにまぶしながら、軽やかで、ほんわかと温かいオーケストラで現代に復活したサンタクロースの活躍(?)を聴かせてくれる。
公開当時のLPも既にCD化されているが、映画用に録音された音楽をCD2枚の大ボリュームで聞かせてくれる。
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↑発売元は「エデンの園」「エーゲ海に捧ぐ」などユーロエロにも強いquartetrecords

クリスマスといえば、バレンタインにシリーズ最新作の公開が待機中の「ダイ・ハード」。今は亡きマイケル・ケーメインのシリーズ三作(因みに4と今年公開の5は違う人が作曲)が全て2枚組の完全版で揃ったのも去年の収穫でした。
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1作目は最初が、サントラ専門会社のVarese Sarabandeから発売され、2011年に2枚組で永らく幻扱いされていたエンディングの主題歌も収録してLa-Lalandという会社から発売されました。
そして去年、いきなりVareseから「2」が完全版で発売。もしかしたら…と思ってたら矢継ぎ早に12月に3作目が発売に。
公開当時1作目はサントラは未発売。2作目でかなり構成のしっかりしたアルバムが発売されました。
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↑左が2002年varese版、右がLa-La Landの2011年版

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↑2012年11月発売のvareseの2枚組。

3作目は出はしましたが肝心の「悪漢のテーマ」ともいうべき民謡「ジョニーが凱旋するとき」のアレンジが一切収録されていない(全体的にアクション系の音楽がほとんど未収録)という驚きのアルバム。
なんでも当初はクラシックのアレンジで考えていたのが、途中から変更になって、実際本編では使われなかったクラシックがそのまま収録されてしまった(間に合わなかった)変なアルバムだったのです(まぁ今から考えると没テイクアルバム)。
仕方ないんで映画館で音楽録音してましたよ、俺。
元々「ジョニーが凱旋するとき」は反戦歌みたいなもので、悲壮な感じなんですが「ダイハード3」ではかなりハイテンポでやたら勇ましいという真逆の使われ方なんですね。

↑こんな感じ。

いやぁ、身辺が悪い意味で賑やかだった2012年でしたが生きててよかったです。しみじみと…。

といいつつも、年末最大の聴き応え万点アルバムといえば、老舗INTRADAがリリースした「コナン・ザ・グレート完全版」が止めの一撃でしたなぁ。
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武井氏ご贔屓のミクロス・ローザ(「ベン・ハー」とか「針の眼」とか…)を敬愛してやまない、今はなきベイジル・ポールドゥーリスが、血気盛んな若気の至りでぶちかましたアドレナリン全開の大スペクタクル音楽の決定版。
「エクスカリバー」に始まる、80年代ハリウッドの史劇ファンタジーブームの中でも、同ジャンルの音楽の方向性=合唱を使いましょう!を決定づけた1作。
それでいて、どこかエロチックで、愛のテーマは往年のハリウッド映画のロマンチシズムを醸し出すという、堂々たる映画音楽なんですね。

↑オープニングタイトル。これが燃える男のサウンドトラックというもの。

これに加えてまさかのスポーツ映画の最高傑作といわれる「勝利への旅立ち」まで完全版で出たりして、もう怒涛の年末サントララッシュ。増えるサントラ借財の山…って感じ。
そんなわけで今年も、最後はしみじみと笑える年にしたいと思ってます。

まぁ協力してくれるライターさん共々マイペースで頑張っていきますので、陰ながら応援よろしく!でござる。


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拝二等の映画一刀両断! / 最新5件のエントリー

Comments [2]

No.1

“ジョニーが凱旋するとき”といったら、『博士の異常な愛情』…では勿論なくて、『SFヘルスラッシャー』の女性ハミング版が最高っす(本編観れば納得)http://www.youtube.com/watch?v=Y_pBD-1P9c8

なんてこと書いてないで(苦笑)

No.2

あ…新年早々素晴らしいものをみさせていただくことになりましたね。
結構あちこちで使ってますよね、これ。

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