皆さん、コンバンハ。日本でも数少ない(だろう)3D映画推進派の拝です。
いえね、天才ジェームズ・キャメロン様のお陰で3D映画が家庭でも観れるようになったりして、
これはこれで嬉しいのですが、「アバター」効果とでも申しましょうか。
奥行き、立体感重視の3D映画が多いので、
昔ながらの「ジョーズ3D」とか「13日の金曜日Part3D」みたいな
「飛び出し」系がめっきり少なくなったとお嘆きの皆さまが泣いて喜びそうな由緒正しい3D映画が2月8日に発売です。
その名も「ファイナル・デッドブリッジ」。
【初回限定生産】ファイナル・デッドブリッジ 3D & 2D ブルーレイセット(2枚組) [DVD]
思えば、死ぬはずだったのに生き残ってしまった若者たちを死の運命が必死こいて追いかけてくるという、
ギャグなのかホラーなのか、笑えばいいのか、怖がった方がいいのかよく分からない
このシリーズ「原題:Final Destination」が始まったのが2000年ですから、はや12年。
序盤で大勢死にまくる大惨事をみせて、生き残った人たちも結局は絶対あり得ないような惨い死に方をしていく…
その繰り返しで今回が5作目。
会社の慰安旅行でバスで大きな橋に差しかかったところで、これまたあり得ない偶然が重なって橋は崩落。バスは転落。
物凄く痛い死に方をする筈だった人たちが辛くも生き残るも、次から次へともっと痛そうな死に方をしていく…
しかし、今回は助かるかもしれない方法が示されるのだが…
今回も学芸会のノリと言うかスタッフが集まって
「こいつどうやって殺そうか?」
をわいわいと酒の肴に思いついたようなトンデモ惨殺シーンが
一人2パターンあって、ストーリーの粗を忘れさせてくれる90分。
しかも、冒頭の橋の崩落シーンはかなりのスケールで過去最高の滑りだしといっても過言ではありません。
本編中にも数々の3Dを意識したシーンがありますが、一番の見どころはオープニングとエンディング。
あの「セブン」「ゴジラ・ファイナルウォーズ」のオープニングをデザインしたカイル・クーパーが、
数々の”死の小道具”を割れるガラスとスタッフクレジットにコラボさせてガンガン飛び出してきます。
また、エンドタイトルは過去の死に様名場面集となっており、
こちらも編集上で3Dエフェクトを加えてさも立体的にみせてくれたりと、
最後まで飽きさせません。
実はこのシリーズ前作のPart4が初3Dでしたが、ソフト化された際は赤青眼鏡着用のアナグリフ式でした。
今回、北米やヨーロッパでは本作「デッドサーキット」のソフト化に合わせてきちんと3D化されたものが発売になっています。
かなり誇張された飛び出し感最優先の作りでしたが、
全体的にまだチープ感が漲っており、
完成度の高さではやっぱり本作のほうが上手く纏められています。
日本ではソフト化の際にメーカーが異なるせいか、ボックスセットとかは出ませんでしたが、
このエンドタイトルをみたら過去の作品ももう一度みたくなること請け合い。
3Dで見なくとも笑いながら観れる不謹慎ホラーとしては「ピラニア3D」と肩を並べてるかも。
ファイナル・デッドブリッジ Blu-ray & DVDセット(初回限定生産) ワーナー・ホーム・ビデオ 2012-02-08 by G-Tools |
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