またまたやってきましたロボットの季節。
『リアル・スティール』、いよいよ今日から公開だね。
夏の『トランスフォーマー』特集以来、久しぶりに出てきたと思ったら、そういうタイミングなんですか。
そういや、こちらもスピルバーグ製作総指揮なんですね。
いいところに気づいたね。
なんでも構想11年だとか。
30数年の『タンタンの冒険』に比べりゃ3分の1だけど。
ロボット+格闘技って、ジンム先生好きそうなお話ですよね(^^)/
いまから10年後という設定なんだけど、
ロボット格闘技がリアルな格闘史の延長線上に考えられているのがミソ。
世界的団体WRB(World Robot Boxing League)が人気を博する一方、
あちこちに過激な地下格闘リーグがあるって設定も面白い。
やっぱりバトルは迫力あります?
旅をするうち絆が芽生える父と子のお話だから、バトルはそこそこって感じ。
ロボット同士の格闘ずくしを期待すると、ちょっと肩すかしを食らっちゃう。
でもけっこういいお話だから、誰にでもお勧めできる映画かな。
いわばSFロードムービーですか。それはそれで楽しみかも(^^)
原作はリチャード・マシスンで、
どさ回りでロボットボクシングをする男を描いたSFスリラーなんだ。
表題作として収録した短編集が新たに出てるから、原作もぜひ読んでみてほしい。
すごく面白いよ。
リアル・スティール (ハヤカワ文庫NV) リチャード・マシスン 尾之上 浩司 早川書房 2011-10-14 by G-Tools |
実は往年のSFアンソロジー『ミステリーゾーン』の64話で、
マシスン自身の脚色で「四角い墓場」としてドラマ化もされている。
元ボクサーの主人公をリー・マーヴィンが演じた、渋くて哀しいエピソードだよ。
ところで主人公が操るロボットの名前がATOMなんですけど、
これって原作どおりなんですか?
リアル・スティール デラックスフィギュア シリーズ1 アトム/Real Steel Deluxe Feature Figures Wave 1 Atom V1【並行輸入】
原作での名前はマクソ。
たぶんMAXゼロ号とか、そんな意味合いじゃないかと思う。
アトムの影響はなんともいえないな。
けど、いかにも攻撃的デザインのロボたちの中、
丸っこくて親しみやすくて、シンプルなATOMはアトムを意識したかもね。
ATOMはスクラップ置き場で拾われるんだけど、そのあたりはCGアニメ『ATOM』を思わせる。
脚本家か製作総指揮のロバート・ゼメキスとか、誰かが意識してつけたのかもしれない。
ちなみに原作のロボットは、人間そっくりなんだ。
人間が殴り合うことが禁止された世界の話で、人の代わりにロボットボクシングがあるって設定だからね。
ということは、映画の方がビジュアル的には派手なんですね(^^)/
もちろん!
ロボットのデザイナーは、ビクター・ジャームズ・マルティネス。
『ターミネーター4』とか『アバター』、『タイタンの戦い』、『トロン:レガシー』など、
最近活躍しているコンセプト・アーティストなんだ。
完成した映画は彼のデザインより少し細身になってるけど、
個性的な格闘ロボが続々と出てくるところも映画ならではのお楽しみだよ。
おお、それは楽しみ?!
今週末、さっそく観ていこっと!(^^)/
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