一応、ここは映画のブログなので年末の締めと言えばここは
「2011年、僕の貴女の映画ベスト10♪」といくのがフツーなんですが、
その、まぁなんだ。
ベスト10を挙げるというのは意外と大変なので、編集長らしくここは一年を総括してみたい。
総括と言っても姐御リンチとかそういうのじゃないからねw
2011年はまぁ、なんといっても3月11日の地震があって、余波をくらって
公開が延期された映画が数多かった。
特に見かけは侵略宇宙人映画のくせに中身はハードな戦争アクションだった「世界侵略:ロサンゼルス決戦」が9月に延期になり、「スカイライン?征服?」が6月公開だったおかげで、結果としてエイリアンの地球侵略の全容を垣間見れたことは嬉しい誤算でした。
この2本、いわゆる大作ではないんだよね。
2011年というと、個人的には大作にコレ!という1本がなかった年と言う気もする。
寧ろ思い出すのは「イップ・マン 葉問/序章」に次いでドニー・イェンがいいとこどりした「孫文の義士団」。
多分、今年一番男泣きした映画。
前半の溜めと後半のアクションの繋がりとか、戦う理由とか、
「男は無駄に生きるより熱く戦って死ね」(ランボー4の台詞)テイスト炸裂。
そもそも、この作品が日本公開されてるのを知ったのも、
「いっちょブログでもやるか」という飲み会の席だったことも考えれば、忘れられない作品。
正反対に昔ながらの「上手い俳優」が揃うと小粒でも面白くなる見本だったのが「RED/レッド」。
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ヘレン・ミレンが元凄腕の殺し屋というのが何故かはまっていて、
しかもその彼氏がブライアン・コックスなんて、よく収まる処に収まったもんだと感心した。
勿論、散々「全貌未定のSF大作」と予告で煽っておいて、
実はボンクラおたく映画だった「スーパー8」のいい意味でのずっこけぶりも忘れられない。
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この映画もスピルバーグが絡んでるので大作風だったけど、
実際はひじょーに小さくて愛らしい映画でした。
▼映画 SUPER 8 Trailer2 予告編 - YouTube
さて、映画の話はキリがないので個人的な今年の大事件と言うと
やっぱり11月に発売になったSONYのヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」。
通称へむじタン。
公称“20メートル先から750インチの画面を見る凄さ”といわれても普通は全然ピンとこない煽り文句で登場。
処が今もって市場にまともに流れていないという(要するに買えない)、
いかにもSONYらしい商品。
実際の感覚(個人差有)は2メートル以内で150インチくらいのスクリーンを見てる感じなのだが、
家にプロジェクターとかを置けない身としてはまさにスーパーウェポン。
しかも、映し出される絵の綺麗さ(黒が本当の黒というか漆黒)はおそらく現状の映像デバイスでは最高峰クラス。
ヴァーチャルな大画面とはいえ、
やはり大画面で映画を見るといかに様々な情報が詰め込められているかが見えてきて、
楽しいったらありゃしない。
更に全然普及していない3D映像に関してもクロストーク(3DTV発生する画像が二重になる現象・完全解決したハードはない)がゼロなことと、
ドキュメンタリーものの3Dに多いIMAX作品がドでかい画面で観れることや、
その3Dの本来の能力が見れる唯一のガジェットとしての恩恵はでかい。
あまりのヴァーチャル映画館としての完成度ゆえに、
なんとかあの映画館でかかってる「NO MORE映画泥棒」もこれでみたい。
もう日本で出る映画のブルーレイ、DVDには本編直前に必ず「NO MORE映画泥棒」をつけていただきたい。
取りあえずこれと「止まりなさい!CO2」の佐倉絵麻のHD映像が見れれば毎日ちゃんと仕事するぞ、俺は。
…と書いてて今年一番印象に残ったことが一つありましたね。
そう、このブログが出来たことと、このブログができたお陰というか、
武井さんの素晴らしい原稿のお陰と言おうか、
ちょっといい加減な人間が凄くいい加減な人間に思われているらしく、ブログって凄いんだなぁ…。
いやぁ映画ブログって本当にいいもんですね。
それではまた来年お会いしましょう。よいお年を!
追伸:「ワイルド7」公開効果(多分)で発売された望月三起也の「バサラ戦車隊」(大日本絵画)が面白かったです。
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