会社帰りに“自称エアコンも付いていない貧乏くさい事務所”(byエコタロウ)”に寄ると、ツバサちゃんからの置手紙があって、
実家にでも帰るのかと思ったらこう書いてありました。
「この間の元気になるロッキー音楽記事が何気に評判がいいし、
私もロッキー音楽に目覚めたのでiPhoneに入れといてください。
それと、サントラ好きなんですから
サントラの原稿ちゃんと書いて下さい!」
サントラねぇ。
そりゃまぁうちの実家の床が抜けたのはCDとLPが多すぎたから
というのは知る人ぞ知る話だからなぁ。
では、今日のお題。
涼しくなれるサントラを聴こうの巻。
で取りあえずコレ「ブラックホール」。
海外のサントラ専門レーベルINTRADAが発売したばかりの
「往年の名作シリーズ」の一環で、
実は権利上正規でCDが出るのは初だったりする。
頭のゆるくなった大博士と
その要塞宇宙船シグナス号に激突する流星雨!
ディズニーらしい可愛いロボットと好戦的なロボットとのレーザーバトル!
そしてブラックホールに飛び込んだら出口の向こうは○○でした、
という70年代後半の「未知との遭遇」「スターウォーズ」で、
ちょっと大人になった気分だった全国の映画少年を
一気に小学生気分へ引き戻した傑作。
殆ど、褒めてる人を聞いたことがないが、噂では新生バットマンの
クリストファー・ノーラン監督はお気に入りの1本らしい。
今観ると非常にちょろいが、
ブラックホールの前で浮いてる巨大宇宙研究船
という構図は意外とSFマインドに溢れてる気がする(?)
元ネタが「海底二万哩」なので宇宙と海を一緒にしてたんでしょうねぇ。
で!その音楽ですよ。
作曲は、宇宙=海とくればキャプテハ―ロック…じゃなくて、
「ザ・ディープ」から「レイズ・ザ・タイタニック」まで、
英国のロマンと海の香りを運んでくる巨匠ジョン・バリー(故人)。
90分ちょいしかない映画なのに「序曲」
(映画の前に何も映らない状態で音楽を流す。60年代大作の定番)で、
大宇宙を高らかに歌い上げたかと思えば、
メインタイトルはいつもの低音域を活かしたサスペンスタッチの音楽。
▼テーマと序曲
▼メインタイトル
無人かと思われたシグナス号が息を吹き返すシーンの美しい音楽など、
ジャンルがなんだろうがいつものノリでおし通すところは流石。
クライマックスのブラックホールへの突入の音楽も、
一大サスペンスから大ハッピーエンドへ向けて盛り上がって終わってしまう
大団円音楽として記憶に残る筈です。
▼突入!ブラックホール
公開当時はストーリー版も出てましたが、
今回発売のは音楽のみでLPより13曲も増えてます。
え?どこが涼しいのかって?
宇宙を海と思ってください。
そう思えば音楽とともに心の中を吹き抜ける風。
モノは考えようですよ!
*サントラ盤のお買い求めはこちらで↓
▼BLACK HOLE, THE(INTRADA HP)
コメントする
※ コメントは認証されるまで公開されません。ご了承くださいませ。