(神武)
7月29日の日本公開まで、2週間と迫った
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』。
「すべての謎が明らかに」という常套句と共に登場する今作は、3部作の最終章となる。
壮絶なメカアクションは当然として、今作では古くから陰謀説の多いアポロ11号を絡めたり、オートボットと人類の確執も描かれるようで、ドラマ面もかなり充実している模様。
最後を飾るにふさわしい作品が期待できるが、最大のトピックはやはり3D映像だろう。
エンタメ系の大作は3Dがデフォとなったご時世だが、ご存じのようにマイケル・ベイが3D映画を手がけるのはこれが初。
時には自分でオペレートするほどカメラワークに凝るベイは、業界のお祭騒ぎをよそに、デカくて重い3Dカメラには懐疑的なスタンスだった。
ところがスタジオからの要請で、今回ついに筆を下ろすことになったのだ。
ベイの過激なアクションは素の状態でもじゅうぶん体感的だけに、3Dだと激しく酔う気もするのだが、それでも味わいたくなるのがファンの性。
いやファンならずとも、派手さを極めるベイこそは「もっとも3D映画が見てみたい監督」ではなかろうか。
映像革命を売りにしてきたシリーズだけに、シメの今度もどえらい革命を期待せずにはいられない。
問題は、無茶ぶりカメラをはじめとしたベイらしさが、3Dでどこまで生かされているかだが…
(ツバサ)
がっつり語られ中のとこすいません!
あの?、ジンム先生、質問があるんですけど(^^)/
おや、ツバサちゃん。どうしたの?
そもそも3D映画ってどんな仕組みで、どうやって撮っているんですか?
それはね、こことかでお勉強してね。
むむ、私には難しすぐる…(T_T) もっとシンプルに教えてほしいです?。
しょうがないなあ。
簡単に言ってしまえば、2台のカメラで左右の視差がある2つの映像を撮影。
一緒に投写された2つの映像を、3Dグラスが左右の目に振り分けることで、視差を生みだし立体物を見ている気分にさせるんだ。
通常はこんな感じに2台のカメラのレンズを、左右に並べて撮影してる。
ちなみに人間の目は眼球運動(近くのものを見る時は眼球が寄るなど)によって、奥行きの違うものでも正確に把握ができる。
現在はこの動きを取り入れて、被写体との距離に合わせてレンズの間隔を調整し、より自然な立体感を出している。
以前はレンズの間隔が固定だったり調整が大変で、うまく効果が出なかったり、撮影に手間がかかったりして大変だったんだ。
へー。大体わかった(^^)
『アバター』とかも凄かったけど、同じようなカメラを使っていたんですか?
今回の3D撮影に使われたのは『アバター』と同じFUSION 3D。
カメラというより、カメラを固定し調整する装置が同じってことだね。
ちなみに『アバター』監督のジェームズ・キャメロンとカメラ技師のヴィンス・ペースが設立した
キャメロン・ペース社が提供しているシステムだよ。
『アバター』と同じ3Dシステムなんだ。
それはかなり期待できそう!
FUSION 3Dはもともと『ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密』のためにペースが組んだシステムを改良したものなんだ。
キャメロンの映画以外にも『センター・オブ・ジ・アース 3D』や『ファイナル・デッドサーキット 3D』、『バイオハザード IV
アフターライフ』、『トロン:レガシー』、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』とか、たくさんの映画で使われてる。
『センター・オブ・ジ・アース 3D』は私も見ました(^^)
他も知ってる映画ばかりだし、結構よく使われているシステムなんですね。FUSION 3D。
ちなみに「ふしおん」じゃなくて「ふゅーじょん3D」すよね…(爆)
そそ。ちっとは3D映画の仕組み、わかってくれたかな?
んじゃ次回は同じ3D映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』との違いをレクチャーしてみるか。
同じ3Dでもまた別の仕組みがあるんだー。
どんなんだろう…?
【トランスフォーマー集中講座/3Dの秘密?「ハリーポッター3Dとの違い!】に続く!
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(画像引用先)
▼Transformers: Dark of the Moon (2011) - IMDb
▼Abatâ (2009) - IMDb
▼Sentâ obu ji âsu (2008) - IMDb
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