ツバサ「へんしゅーちょー、へんしゅーちょー!おひさです〜。
拝編集長「もう2月の14日かね?
「気が早―い。そもそもあげるかどうかも決めてないし。
「なんかこのやりとり久しぶりだよね。
「仕事忙しくてこっち(ブログの更新)結構さぼりましたしね。
「で、何よ?
「『マイティーソー・ダークワールド』観てきました〜!
「今回も主役は弟のほう?「アベンジャーズ」でハルクにふるぼっこにされてたけど。
「まぁ、急に大人の貫録がついてきたソーにくらべるときかんぼう全開ですからね。
今回は怪獣もどきも出てくるし。
「そうなの?なら観に行こう。神々の世界に怪獣いるのかね?
「いや、むちゃくちゃな理由で出てくるんです!是非見ましょう。
で、顔を見せなかったへんしゅーちょーは?
「同じ、クリス・ヘムズワースの「ラッシュ/プライドと友情」を観てました。
2月はヘムズワース祭りだよねえ。
でも、ヘムちゃん観るなら「ラッシュ」のほうが活き活きしてる。
「えふわんの話ですよね。全然興味ないや。
「映画館も同い年のおっさん多かったなぁ。でも、えふわん知らなくても面白いんだよ。
「読んでくれる人も大変なので、一人語りのほうがよくないですか?
「今のF1に比べると70年代のF1ってもっと危険でワイルドで無茶ぶりだったんだよね。
その無茶が通用した時代に、命がけで無茶をした2人の男がいたって話。
一人は常に冷静沈着で、夢とかロマンとじゃなくて、ビジネスライクにマシンを操ったレーサー、ニキ・ラウダ。
一人は寝た女が5000人とも噂された根っからの無茶ぶり男で、運転も人生も荒削りなのに、何故か人を惹きつけたレーサー、ジェームズ・ハント。
今みたいにエイズの危険すらなくて、セックスとタバコとかっこいい車が男のイコンだった時代の話。
驚きなのは、この2人が実在の人で、この映画で語られる話がリアルだったってこと。
いや、まじでこんな劇画みたいな人いたんだ…!みたいな。
「WiKipediaで調べると本当に、好対照な人たちですね。
「俺が、ニキ・ラウダって言葉知ったのは映画『ポールポジション』(78)。
「この頃、この人の名前といえば「奇跡の復活を遂げた不死鳥」で通ってたのね。
『ラッシュ』でも事故の後の復帰までのリハビリ(なんてもんじゃないくらい痛々しい)のシーンがあるんだけど「なんでそこまでやるんだ」ってくらい無茶な復活への執念が描かれるのね。
それだけに顔には生々しい火傷の跡を残して復帰したレースのシーンがいいんだよね。
序盤は凄く危なっかしいんだけど、勘を取り戻しながら最終的に4位に入るところなんか凄い迫力。
「”お前がいたから強くなれた”ってやつですね。
「実際、そんなこと言ってないと思うけどね。
でも、気になってしょうがない奴がいたから復帰へのスピードも速かったし、何より、この2人の勝負が当時のF1の代名詞みたいなものでもあったんだよね。
F1に限ったことじゃなくて、嘘みたいなドラマチックな事象が溢れかえっていたのが70年代。
ガソリンの匂いじゃないけど、きなくさいのに、惹きつけられる70年代の香りがするんだよ。
今更いい年こいてできっこねぇけど、帰れるものなら帰りたい70年代の香りが…
このあたり、今の中高年はぐっときちゃうんだよねぇ。お嬢ちゃんには分かるまいて。
「いや、もうさっぱり。
「クライマックスの富士でのレースも劇的なクライマックスを迎えるのね。
ネタバレなんだけど、このレース凄い豪雨でニキは棄権するのね。
走るコンピューターとか呼ばれた人が、大事故を起こした時と同じ豪雨でのレースで生き残ることを選択して棄権する。
一方、強敵が消えたハントは3位以内に入ればいい。
でもアクシデントには見舞われる。
それでも、とにかく走る、走る、走る。
明暗を分けるというより、価値観の違いみたいな、ひどく人間臭い部分で勝負が分かれていくところがなんかじ?んときちゃってさぁ。
この男臭さは餓鬼には分かるまいて。
「餓鬼って年齢じゃないっすよw
「昔、スタローンのレーサー版ロッキー5みたいな「ドリブン」ってあったんだけど、あっちはレースシーンのCG以外はマンガみたいなお話だったけど、この「ラッシュ」は流石はロン・ハワードだけに、好対照な2人のドラマを通して70年代の息吹を感じさせてくれるところが嬉しくてさぁ。
特撮なんかもかなりレベル高いんだけど、派手さを抑えて、当時の色使いとかで落ち着いて抑制が効いてるから地味に感じるけど、あの体感度もかなりのもの。
是非、IMAXで見たかったなぁ
「『マイティソー ダークワールド』はIMAX3Dもやってますね。
予告編の『アメイジングスパイダーマン2』の飛び出しっぷりが凄いとか。
「というわけで、やっぱ男はタフでないと…と思うおじさんたちは『ラッシュ/誇りと友情』へGO!
じんわり、元気でまっせ〜。
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