(ツバサ)
【トランスフォーマー3Dの秘密?「3D映画ってどんな仕組み!?」】の続きです。
今回は絶賛公開中の
”『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』の3Dの仕組み”
がテーマですよね。ジンム先生(^^)/
(神武)
そうそう。それと「トランスフォーマー」との違いとかね。
じゃそろそろ始めるよ。
実は前回紹介したカメラによる3D撮影のほかに、
擬似的に3D映像を作り出すデジタル・コンバート方式というものがあるんだ。
『?死の秘宝 PART2』は、このコンバート方式。
へー、普通に撮影したものが3Dになっちゃうの!?(驚)
コンピュータで映像を解析して、視差のある画をCGで作り出してしまうんだ。
有名どころでは『アリス・イン・ワンダーランド』やサム・ワーシントン主演の
『タイタンの戦い』、『マイティ・ソー』も3Dコンバートだよ。
もちろん3D撮影の方が効果的だけど、まだ3D映画じたいが発展途上。
3Dで撮影しながら効果を生かせなかった作品もあるし、
現状では双方に大きな差はないんだ。
技術よりも、3Dを生かしたシーンを設計する方が大切だね。
2Dの映像が3Dに出来るんなら…
コンバートすれば昔の映画も3D化OK?ってことですか!?
実はコンバート式が話題になったのは、06年に公開された
『ティム・バートンのナイトメアー・ビフォア・クリスマス/ディズニー デジタル 3-D』なんだ。
自然な仕上がりで、まるで3Dで撮ったみたいに感じたよ。
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」って結構古い映画ですもんねー。
あーゆうのも自然な3Dに出来ちゃうんだ…科学の進歩凄すぎw
同じヘンリー・セリック監督で、
『コララインとボタンの魔女 3D』っていうのもありましたよね。
あれもそうだったりして。
『コラライン?』は3D撮影だけど、セリックは『ナイトメアー・?』を見て、3D映画にすることを決めたんだって。
古い映画といえば、
ジョージ・ルーカスは2012年2月に『スター・ウォーズ エピソード1』を、
キャメロンは2012年4月に『タイタニック』の3Dコンバート版を
公開する予定だよ。
▼『スター・ウォーズ エピソード1』3D版が2012年2月10日に公開決定!ライトセーバーの戦いが3Dで実現 - シネマトゥデイ
▼ディカプリオの3D化をお楽しみに!『タイタニック 3D』は2012年ごろ公開予定!来日中のキャメロン監督が明かす - シネマトゥデイ
名作続々じゃないですか!
もう実写もアニメも何でも3Dにできるんじゃあ(^^)/
でも『ナイトメアー・?』の場合は人形だからよかったんだ。
昨年ディズニーの名作アニメ『美女と野獣/ディズニーデジタル3D』が
公開されたけど、本来は後ろにあるべきものが飛び出して見えるなど、
ほんの少しだけど違和感のあるカットもあった。
これはキャラや動きをデフォルメする手描きアニメならではの不具合。
全体には自然な立体感が味わえたけど、
手描きアニメの3D化に課題を残す作品でもあったんだ。
ふ?ん。さすがにコンバート方式も万能ではないのかー。
確かにそれだったらわざわざ3D撮影やる必要がないですもんね(苦笑)
ちなみに、3D映画を作るには、
まず3D撮影かコンバートか、どっちにするか決めたりするんですか?
そうなんだけど、3Dカメラは機動性がよくないし、
水平にパンニングするとブレが生じやすいなど苦手な映像もある。
だから多くの作品は、2つを併用してるんだ。
ちなみに『?ダークサイド・ムーン』で
FUSION 3Dが使われたのは、実写撮影の約60%で、
あとは2D映像をコンバートしてる。
そうなんですか。ところで実写撮影っていうのは…?
俳優や市街地でのロケなど、実際にカメラで撮った映像ってこと。
サイバトロン星や宇宙のシーンなど、キャラから背景まで全部CGで作る場合は
コンピュータ上で左右の画を作るからね。
そっかー。
『アバター』とかも映画全部をFUSION 3Dで撮ったわけじゃないんですね。
ナヴィや惑星パンドラの景観はCGだから、
生身の俳優がセットで演じたカットだけ3D撮影したってことだね。
『?ダークサイド・ムーン』もCGキャラは多いけど、
マイケル・ベイは背景に実写を使いたがるから、
3D撮影されたカットはけっこう多いよ。
で、実際『?ダークサイド・ムーン』の3Dはどうなんですか?
どれくらいスゴイの?
ええっと…
それは次回のお楽しみということで!
ず、ずるい…(T_T)
ということで次の
▼トランスフォーマー3Dの秘密?『見所はオイル血ダラダラ…バイオレンス!』
に続きます!
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