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『シン・仮面ライダー』秘密座談会③(終)

(オマケ1)最初は使う気なかった?エンドロール主題歌

山田

庵野さんと話した時ね、
「テレビの主題歌は使うの?」って聞いたら
「使わない」って言ってたんだよ。

Tks

えー。バリバリ使ってるじゃないすか。

山田

そうだよね。最初は使うつもりなかったんだろうね。

でも編集でフィルムつないで、スタッフロールぐらいの作業の段階で、別に受け狙いじゃなくて、やっぱ愛着もあるから使ってみたくなったんじゃない? 
聞かれた時点では考えてなかったんだけどって。

そういう事って(映画作りでは)よくあることなんですよ。

Tks

でもあの3曲は最高だったな。
あるかないかで全然違う。
特にロンリー仮面ライダー(笑)

金子

しかもイントロ無しで急に始まるテレビ版っていう(笑)

Tks

さっき話に出たキルビルも同じような感じでしたよね。

浅尾

あれもエンドロールで日本の歌が流れます。
『修羅雪姫』(1973)で梶芽衣子が歌う曲「修羅の花」か。
あれであっちの観客は「うおお!」ってなるみたい(笑)

山田

伊藤俊也監督作詞の『女囚さそり』(1972)のテーマも流れてなかったっけ。 

Tks

「恨み節」流れてましたね。

浅尾

タランティーノ監督は、『女囚さそり』『修羅雪姫』の梶芽衣子の大ファンですもん(笑)

『キル・ビル』は梶芽衣子へのオマージュで生まれた作品。

『シン・仮面ライダー』も同じタイプの愛情から生まれたような気がします。

(オマケ2)仮面ライダーと「デビルマン」

山田

あと話飛ぶけど、永井豪さんもすごい作家だよね。

浅尾

デビルマンとか本当にすごいですよ。僕らの青春ですよ。

金子

石ノ森先生のお弟子さんですよね。アシスタントやられてたし。

デビルマンって、仮面ライダーの先を描いていると思うんですよね。

仮面ライダーがどんだけ人のために戦っても
それって褒められるのかどうか?
っていうところに突っ込んでいって、
実は、敵は人の中にいるぞ!って
ぐちゃぐちゃになっていって。

最終的に、デビルマンが人の醜さを見て
「俺が守りたかったものはこんな人間だったのか」
って絶望する。
石ノ森先生が「仮面ライダー」で描いたその先があるっていう。

浅尾

改めて考えると、凄いですね。

金子

石ノ森先生も永井先生も、お互いがお互いを影響しあって
相乗効果なんでしょうね。

(オマケ3)井上敏樹さんの言葉

山田

井上敏樹さんって方がいらっしゃるじゃない。

浅尾

はい。脚本家の。

山田

そう。

彼から「『シン・仮面ライダー』」についてではないんだけど、庵野監督の映画について、とある事を言われたことがあってね。

「こういう所が俺はついていけなかった」
みたいな事を言っていたんだけど、その指摘が井上さん特有のなんとも刺激的なもんでね(笑)

Tks

井上さんは具体的にはなんと仰ってたんですか?

山田

それは次回の話にしてください(一同笑)

山田

でも、作家だからやっぱり作品を見る目が厳しいんですよ。
言葉にカミソリを持っているのが作家だから。

その言葉だけ聞いたら
「じゃあ、お前庵野より有能なのか」
とか言われちゃうような事言ってましたね。

山田

でもしょうがないんですよ。
自分が一番じゃないとやっていけないのが作家だから。

別に庵野さんに嫉妬してるわけでもないし、嫌味とか、皮肉とかで言ってるわけでもなくてね。
(庵野監督の事も)作家としてもちゃんと認めてると思いますよ。

Tks

井上さんは前に「仮面ライダーFIRST」と「NEXT」で同じような初代仮面ライダーのリメイク(脚本)を手がけられてるから、余計思う所もあるかもしれませんね。

山田

それでね、その後「仮面ライダークウガ」を見たんだ。

浅尾

最初の平成ライダーですね。井上さんも脚本で関わってらした。

山田

あれは新しかった。

過去の昭和の仮面ライダーとは違う、いかに新しい仮面ライダーをやろうとしたか。見て改めて分かった。

それを井上さんに伝えたら、後で
「山田さん、ありがとうございます」
とお礼の連絡があったね。

『シン・仮面ライダー』秘密座談会

『シン・仮面ライダー』秘密座談会

『シン・仮面ライダー』秘密座談会③(終)

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