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『シン・仮面ライダー』秘密座談会③(終)

公安とショッカーは繋がっている?

浅尾

ヘルメットの中にはルリコ(のプラーナ)も入ってるんですよね。

山本

ルリコのプラーナは別の所に移したって言ってましたよ。

浅尾

あ、そうか。
でもあれも今後の伏線みたいな感じですね。

Tks

でも、あれ立花が「移した」ってシレっと言ってましたけど
考えてみたらすごいテクノロジーですよね(笑)

公安って緑川博士と同じようにプラーナを自由に扱えるのかって。

金子

一文字が
「新しいマスクとサイクロン号用意してくれ」
って言ったら本当に出てきましたもんね(笑)

あれ、ショッカーが作ったはずでは?
公安でも簡単に作れるんだ(笑)って。

浅尾

やっぱり(公安と)ショッカーは繋がってるんだ(笑)

マニアだと超楽しめるオマージュ要素

金子

その辺はテレビと原作漫画と、「誕生」とか「仮面ライダー1970年」とかの小説版の話もかなり拾っててますね。

小説だと、本郷は割と政府っぽいっていうか、そういう戦う組織と組んでやってる。

名前がずっとわからないやつが最後一文字だったとか、その一文字がずっと巻いてた赤いマフラーを託されるとか、そのへんの話を拾ってるのかなとか。

浅尾

いろいろ読んでから(映画を)見ないとね.。

Tks

そんなのもあるんですね。

浅尾

ちなみにサソリオーグの顔は「怪傑ズバット」の敵へのオマージュですよね。

金子

地獄竜ですね。
半分だけ顔になってる。
あとパンサークローも入ってる。

浅尾

なるほど。

金子

あそこだけ、旧1号じゃなくて、ズバットとかゴレンジャーとかの雰囲気。

だから長澤まさみがテアトルエコーの声優さんみたいに「ヤヤヤ」って言うじゃないすか。

「ヤヤ」ってゴレンジャーで鉄十字軍が「ヤヤ」って言うと「アカレンジャー!」って言う。

「ヤヤヤ」って言ってるから「あーここだけ、ゴレンジャーww」って(一同笑)

浅尾

特撮マニアですなあ(笑)

Tks

その辺知ってるとめちゃ楽しめる(笑)

金子

サソリオーグのキャラにしても
「自分の快楽のために力を行使する」
っていうのは元のさそり男がそうだったから。

本郷に勝つために自分の力を俺の力だ!これは!って言ってやってくるって確かにあってる。

それに「スカイライダー」に出てきたサソランジンっていう女性の怪人とか、もういろんなのが混ざってる。

金子

ルリコだって、ただのTV版の緑川ルリコだけじゃない。
キカイダーのジローっぽいところもあるし、バディー的なところはストロンガーの電波人間タックルとか、ちょっとスパイものっぽい感じはXライダーの水城霧子・涼子とか。
もう上げればキリがないんですよ

山本

それは分かります!

金子

分かるから(自分は)楽しいけど、それとストーリーの本質とはまた別っていう。

マーベルではない日本ならではのヒーロー

金子

でもそれをやることによって、情報量っていうか厚みを増そうとしてる。
でも分かる人の情報を受信する人にしか厚みが増していかない。

浅尾

ファーストインプレッションの人はちょっとスルーしちゃったり。

金子

そのファーストインプレッションを、やっぱり旧1号編の最初のところで持っていきたい。
最初そもそもこうだったよっていうのをやりたいっていうのはすごく分かるんですけど。

金子

でも多分もしかしたら、みんなが見たかったやつは、2号以降のヒーロー路線の方だったのかなーと。

シンゴジラみたいにド派手な映像でどんどんビル倒されて電車がーみたいな。

でも多分それをどんどんやっちゃうと、どっちかって言うとマーベルの映像に近くなっちゃうかもしれないですね

金子

だからそうじゃないことをやるためには、原点に立ち返ってからの旧1号なんですよね。

金子

日本だからできる伝統芸能みたいな事なんじゃないかなってすごく思うんですけど。

果たして今の目の超えたファンたちに、それがどう映るのか、そこがすごく重要というか。

これを見て、じゃあその先何作るのかっていうところが、これで俺も!って思ってくれたら一番嬉しい。

浅尾

それは面白いですね。

金子

これだったらもっと俺だったらこうとか、こういうのができるんじゃないかと思ってくれるのが一番いいかな。

浅尾

物作りしてる人は必ず作家性っていうのがあって、癖みたいなもんっていうかね、それを表に出して生きているのでね。

浅尾

庵野さん(ご自身が)感じる世界」をやるしかない。

多分ね、いろんな妥協もたくさんあったと思うんですけど「(庵野さんの)答えがこれだよって」いうことであって、”共感する人”と”共感できない人”があって、今回はこういう「社会現象の形」になっていってると思う。

浅尾

ただ、一番最初に僕も言わせてもらったみたいに
「大ヒットしたり後々に残っていく作品」
っていうのは”必ずしも綺麗に”作られていない。

「何かちょっと変だな」っていうやつが、「えぇ?」って当時は言ってたんだけど、そのうちだんだん気持ちよくなってくる。

これが20年先に「『シン・仮面ライダー』ってどうだったのか?」って、その頃になってみんなどう言っているかっていうのが、僕はものすごく楽しみになっている。

今の現象も”もう一山来るのか”どうかも楽しみにしながらね、見つめて行きたいと思ってます。

浅尾

では「20年先に『シン・仮面ライダー』の評価はどうなっているか?
それを楽しみに、今回の秘密会議は締めさせていただきます。

ご参加のみなさま、ありがとうございました!

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