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待望の日本ゴジラ・最速レビュー!PART2/イマ推し・シネランド『ゴジラ-1.0』(11月3日より公開) 

(C)2023 TOHO CO., LTD.

筆:浅尾典彦(夢人塔代表・作家・治療家)

全3回予定で『ゴジラ-1.0』最速レビューをお贈りします。
今回はその第2回目。公開前につき、ネタバレ無しでその魅力をお伝えいたします!
第1回はこちら         (特撮ゼロ編集部)

 ゴジラ生誕70周年記念作品として制作された映画『ゴジラ-1.0』が、第一作目『ゴジラ』(1954年)の公開日と同じ11月3日から公開される。

 監督・脚本・VFXは山崎貴
 2007年11月に公開した『ALWAYS 続・三丁目の夕日』でゴジラを登場させてファンを沸かせた人物だ。

 山崎監督は1964年、長野県松本市生まれ。13歳の時に『スター・ウォーズ』や『未知との遭遇』を観て感激し特撮マンを目指す。
 阿佐ヶ谷美術専門学校卒業後、1986年に株式会社白組に入社。2000年にマンガ「ドラえもん」のエピソードからインスパイアを受けた青春SFファンタジー『ジュブナイル』で映画監督デビューする。

 その後、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ(2005年-2012年)を大成功に導き、『寄生獣』シリーズ(2014年-2015年)、『friends もののけ島のナキ』や『DESTINY 鎌倉ものがたり』『GHOSTBOOK おばけずかん』などファミリー向きのメルヘン、『永遠の0』『海賊とよばれた男』『アルキメデスの大戦』など歴史や戦記ものなど、特撮作品から人情ドラマまでオールマイティに対応する実力ある監督となった。

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 私(浅尾)は2007年にパシフィコ横浜で開催された「第65回世界SF大会/第46回日本SF大会 Nippon2007」の企画イベントで山崎監督とトークショーをした思い出がある。

 『ALWAYS 続・三丁目の夕日』のプロモーションで、古い街づくりのVFXの作り方や、路面電車を再現する為わざわざ広島まで取材に行ったが、電車の前のエッジの角度がいまいち気に入らないなど、細かなこだわりについても話していただいた。

 その『ALWAYS 続・三丁目の夕日』では、冒頭に『ゴジラ』が登場する。
 東京湾から上陸したゴジラは街を襲い、次々と建物を破壊する。
 鈴木オートの一家もみんなで逃げるが尻尾の一撃で家が粉みじんになる。
 尻尾を武器にするのは映画『ゴジラ-1.0』に通じている。

 この時のゴジラは1954年版『ゴジラ』に山崎監督がアレンジを加えてフルCGで再現したもの。
 小首を傾けるなど独特の演出が入っているが今見ると少し動きの滑らかさに欠ける。
 『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』に倣って熱線で東京タワーを破壊している。
 看板を壊された鈴木則文(堤真一)がブチ切れ怒髪天でゴジラに向かって吼えるオチも面白かった。

 今回の映画『ゴジラ-1.0』のマスコミ試写の後、友人の映画ライターが「三丁目のゴジラ」と言っていたが、言いえて妙だ。

 今回、出演は敷島浩一役に神木隆之介、大石典子役は浜辺美波

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 9月4日の完成報告会見によれば、主演・神木、ヒロイン・浜辺のコンビはNHK連続テレビ小説『らんまん』と同じだが、映画『ゴジラ-1.0』の方が撮影は先だったという。二人の関係がストーリーに華を添えていて、ぐっとくる。

 また、神木隆之介と野田健治役の吉岡秀隆は、大人気のドラマ『Dr.コトー診療所』シリーズで長年共演してきた2人。

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 吉岡は一貫して一見頼りないが、芯のしっかりとしたキャラづくりで今回も重要な役柄である。

 他には一生懸命な水島四郎役に山田裕貴

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 怒りを秘めた橘宗作役に青木崇高

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 太田澄子役の安藤サクラが味わい深い。

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 現実と向き合い続ける秋津淸治役の佐々木蔵之介もカッコイイ。

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 みんな体当たりの骨太の演技に期待していい。日本人らしい戦い方を繰り広げる。

 そんな”日本人の心”を描く大特撮歴史劇『ゴジラ-1.0』は11月3日公開。11月1日には第36回東京国際映画祭のクロージング作品としても上映される。

 一般公開の上映形態は一般館の上映の他「DolbyCinema」「IMAX」。三面スクリーンの「ScreenX」も決定した。できればデカイ画面で観ることをお勧めする。「MX4D」「4DX」はかなり揺れる事を想定したほうがいい。

 観た後は、感動を伝えるため、友達に電話したくなると思う。

 きっと泣けるハズだ!

『ゴジラ -1.0』公式サイト

(ネタバレ大解禁予定の第3回に続く!)

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この記事を書いた人

SF、ファンタジー、ホラー、アニメなど“サブカルチャー系”映像世界とその周辺をこよなく愛し、それらを”文化”として昇華するため”の活動を関西で続けるFantastic Messenger夢人塔(むじんとう)の代表。1970年代より活動を開始。映画コレクター、自主映画、同人誌を経てプロライターへ。新聞・雑誌への掲載、映画会社の宣伝企画、DVDなどの協力、テレビ・ラジオの出演・製作、イベント・講演、専門学校講師、各種企画などグローバルな活動を続けている。
著書は『アニメ・特撮・SF・映画メディア読本』『ライトノベル作家のつくりかた』シリーズ、『アリス・イン・クラシックス』、『幻想映画ヒロイン大図鑑』他、青心社のクトゥルー・アンソロジーシリーズで短編を書く。雑誌「ナイト・アンド・クォータリー」「トーキング・ヘッズ」に連載。映画は『龍宮之使』、『新釈神鳴』、『ぐるぐるゴー』、『おまじない』などを企画製作。最近は「もののけ狂言(類)」と題して、新作の”幻想狂言”を発表している。また、阪急豊中で約半世紀の歴史を持つ治療家でもある。
夢人塔サイト http://mujintou.jp/

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