フリーTVディレクター・吉村文庫さんのtweet経由で。
2016年の地震で多くの被害を受けた熊本城と熊本県。
その"元気だったころ"を特撮ミニチュアで再現し、復興へのシンボルにしよう!
という素晴らしいプロジェクトが始まってます。
▼熊本城×特撮美術 天守再現プロジェクト
(画像引用先:http://www.kab.co.jp/)
その名も『熊本城×特撮美術 天守再現プロジェクト』。
リーダーは『シン・ゴジラ』や『平成ガメラ』『ウルトラマン』でおなじみ特撮美術監督の三池敏夫さん。
その完成公開までの一部始終が収められた密着メイキングがまぢ感動ものなのでぜひ見てほしい!(T_T)
動画リンクはこちら。
(上2つは同じ動画のリンク。youtube版は内容は同じみたいですが、BGMが一部差し替え)
▼熊本城×特撮美術 完全密着メイキング - じもテレ -「ふるさと発」の動画コンテンツ
お騒がせしました!ではもう一度。熊本で開催中「熊本城✕特撮美術」完全密着メイキングを正式に公開。ウルトラやシンゴジの三池敏夫特撮美術監督とマーブリングファインアーツと熊本市民の濃密な記録29分。
— 吉村文庫 (@yoshimurabunko) 2018年2月16日
38曲の特撮BGMだけでも楽しめますhttps://t.co/PRNT8wMMol
▼熊本城×特撮美術 完全密着メイキング29分ネット版(BGM差し替え)【限定公開】D:吉村文庫 - YouTube
ディレクターの吉村文庫さんは、以前福岡で『ドォーモ』という深夜番組を手がけてられた方ですね。
なぜかウルトラやガメラの特集をよくやってて、手持ちのG2LD BOXの特典にも収められていたようなw
そんなベテラン&特撮好きの方の製作なので、ドキュメンタリーとしても、また特撮好きが見ても、実に見応えがあるムービーとなってます。
まず特撮ミニチュアファン的なポイントとしては、三池敏夫さん&マーブリング・ファインアーツの匠の技がとことん堪能できる点!
特にミニチュア製作会社としてよく名前を見かけるマーブリングですが、そのスタッフの方々の生の声をこんだけ集めた動画は、個人的にも初めてでかなり貴重かと。
ミニチュアの設計・製作を担当されたこの伊原弘さんのお話とか、
インタビュワーさんも思わず「えっ!」と思わず絶句してしまう逸話続出!
いつも特撮作品では漫然と見ているミニチュアワークですけど、
その製作って、
とんでもなく大変で凄まじい匠の作業なんだなあ...
と改めて痛感させられました。まぢ凄い!
そして、この動画の見所はもう一つ。
このプロジェクトが、三池さんたちプロだけじゃなく、
地元の、実際に被害にあわれた市民のみなさんと一緒に作る
というものである点です。
約100名以上の市民ボランティアの方々が、三池監督らの指導のもと、
実際に自らの手を動かして、
熊本城と在りし日の熊本市を再現しよう!
という。
その光景が素晴らしいです!
ボランティアの方一人一人に、丁寧にインタビューされていくんですけど、
みなさんの"故郷への思い"みたいなものが強く伝わってきて...
そんな思いを込めて作られたミニチュアが完成、初披露される姿を見ていて、感動とともに思ったのは、"特撮の力"って素晴らしい!ってこと。
特撮やミニチュアってあくまでフィクションです。
でもこのプロジェクトを見た人の脳裏には、きっと"本物の熊本城"が鮮やかに再現されたはず。
それは復興への強いモチベーションになるような気がします。
私が特撮作品を好きな理由の一つは、
(現実に立ち向かう)勇気をもらえる
という点があるのですが、
映像と展示の違いはあっても、
このプロジェクトは、そういった意味で、
ウルトラなんかと同じ"特撮"なのだ!
と思いました(^o^)
30分くらいある長めのムービーですが、ぜひご覧になってください。
改めて"特撮の素晴らしさ"を感じれますよ(^o^)
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