ウルトラチャンネル@youtube内のブースカチャンネルでずっと無料配信されていた
『快獣ブースカ』がついに最終回を迎えてました。
特撮リボルテック SERIES No.003 快獣ブースカ(かいじゅう ぶーすか)
ずーっと昔になんかの再放送で見て以来久々で記憶もすっかり薄れてましたが、
こんなイイお話だったんですねえ…
ブースカ&チャメゴンの屈託のなさがたまらなく可愛い!
それゆえ、別れのシーンにはかなり感動…(T_T)
▼「快獣ブースカ」無料配信 最終話『さようならブースカ』 - YouTube
脚本は市川森一さん+上原正三さんという強力タッグ。
特に先日惜しくもお亡くなりになった市川さんはこのブースカがデビュー作ということで、
最終回にも並々ならぬ思い入れがあったようです。
その市川さんの最終回についてのコメントを記事にしてくださってるブログ様を見つけました。
ちょっと長いですが、あまりに素晴らしい内容なので全文引用させてもらいます。
できれば、↑の最終回ムービーを見てから読んでほしいですm(_ _)m
最終回でブースカを宇宙の彼方へ行かせたんですけど、
あそこでは視聴者の子供達に大作少年が大人になったときにブースカが帰ってくると約束をしたわけです。
ブースカが去って行くということは、大作が大人になるということです。
大作の心にブースカ的なものがあるということは、少年が少年の心をもって生きていくということです。
しかし、世間に乗り出していくときに、丁度 僕が父から漫画を取り上げられたように、何かを失っていくんです。
失ってくものは童心だったりメルヘンチックな思いだったり、無限な夢だったりするわけです。
多分この世に存在していないもの、
でも皆が夢に見ているものとの決別が、ブースカとの決別なんですよ。
僕自身、小学生の時分に憧れていた「ピノキオ」や「白雪姫」の世界が
「ブースカ」を書くことによって心の中にもう一度蘇ってきたということがあります。
少年期、少女期は人生の神話的な時期です。
その頃に夢見ていたことを忘れずに時々思い出すというのは 人生においてそう無意味なことではありません。
去って行く夢の側からの、いつかもう一回戻ってくるというメッセージは、
大人になったときに失ったものの大事さが解る、
あるいは大人になったときにもう一度思い出してくれということでもあるんですよね。
思い出すことが 戻ってくるということなんですから。
それは、少し前に大人になった者からの、当時のテレビを観ている少年への呼びかけだったんです。
あのメッセージに関しては後悔していませんよ。(1993)
やはりブースカたちとの別れは“少年の日々との決別”だったんですね。
でも20年後の再会という形でいつか童心を思い出してくれと語るその暖かな目線が(T_T)
あの切通理作さんの名著『怪獣使いと少年』の中での上原正三さんの
『大人になっても、闇を恐れる心を持ち続けてほしい』
という言葉にも通じるものがあると思います。
そんな、市川さんや上原さん、当時の円谷脚本チームの人達の仕事の素晴らしさを改めて感じとれる、このブースカ最終回。
配信は今週いっぱい(10月4日(金)19:00まで)なので、見たい方はぜひお早めに!(^^)/
快獣ブースカ COMPLETE DVD-BOX | ||||
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