仕事もあるし、昨日アップするとか書いといて、
まだ難渋してる「アキバレンジャー痛10話」のレビュー記事の宿題もあるというのに
こんな本がさっき届いてしまいました。
ウルトラマンが泣いている――円谷プロの失敗 (講談社現代新書 2215)
ぐぐ、読みたい…
そんな興味のある方のために、詳しい目次などちょっとだけ紹介(^^)
私も他があるので、まだパラパラとめくった程度なんですが、
噂通りかーなーりーずしんと重い本のようです。
取りあえず目次はこんな感じ。
はじめに −怪獣が身もだえしたわけ−
第1章 円谷プロの不幸
第2章 テレビから消えた理由
第3章 厚かった「海外進出」の壁
第4章 円谷プロ「最大の失敗」
第5章 難敵は「玩具優先主義」
第6章 円谷商法「破綻の恐怖」
第7章 ウルトラマンが泣いている
おわりに −祖父・円谷英二が残した日記−
特に後半6章あたりからの平成3部作以降に関する内容は
かなり興味深いけど、ちょっと読むのが怖いかも…
そのへんの小見出しもちょっとだけ引用。
第6章 円谷商法「破綻の恐怖」
・成功のはずが実は大赤字
・番組予算のからくり
・ハワイやラスベガスで豪遊
・ウルトラマンランドの不正
・中国進出
・ニセモノへの対抗策
・中国ビジネスの難しさ
・「made in china」構想
・成就しなかったコスト削減
・繰り返される「安かろう悪かろう」
・ビジネスモデル「破綻の恐怖」
・嵐の中の船出
・視聴ターゲットの誤算
・究極の使いまわし
・刀折れ、矢尽きて
例のTYOへの買収劇の真相もがっつり書かれてるみたいですね。
我慢できずにそこだけ読んじゃいましたが、これ完全に○っとりじゃん…(>_<)
あと最後の方には、ずいぶん前に紹介した謎の中国マンこと
”五龍奇剣士/メタルカイザー”プロジェクトにも触れてあるみたいで、これも非常に面白そうです。
▼【動画】謎の円谷”中国マン”=『メタルカイザー』? - 特撮ヒーロー作戦!
手が空き次第、じっくり読むつもりですが、
内容が内容だけに、感想&レビュー記事とか書くとしても時間かかるかもしれません。
でもあんまり間があいちゃうと何なので、一応入手報告でしたー。
既に読まれた方で、気がむいた方は
感想などコメントでいただけたらありがたいです(^^)/
ウルトラマンが泣いている――円谷プロの失敗 (講談社現代新書 2215) | ||||
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Comments [4]
No.1佐藤弘樹さん
ツバサさん、更新ありがとうございます。
私も昨日買って読みました。
痛々しいほどの内容で、読んでいて気が重くなりました。
「夢」を作る大変さを感じました。
大人の事情っていうのも痛感しています。
円谷プロであっても現状は昔の円谷でないことも。
でもウルトラシリーズは続けて欲しいと強く想いました。
No.2高瀬あつしさん
私も読みました。おかげで目から鱗が滝のように沢山落ちました。
No.3さばんなさん
買収される少し前の円谷プロは、クリエイターに対する扱いが酷く
昔の遺産にすがっているだけの会社運営であって
買収後からは、とてもまともな会社運営になっていると聞きました
ウルトラゾーン、ネオウルトラQ、ウルトラマン列伝など
再び盛り上がりを見せている、こらからの円谷プロに期待します
No.4快人タヌキ人間さん
ツバサさん、私も詠みました。
円谷皐・一夫親子のワンマン体制については、安藤健二さんの封印作品の憂鬱にもあり、それを裏打ちする結果でした。
しかし、ウルトラマンは絶望的なまでにお金がかかり、経営学で言うと投資臨界値の極めて高いビジネスで、それで回収できるお金も少なく、そもそも、ウルトラマンのテレビシリーズがビジネスとして成り立つのかという疑問すらありました。
さらに、今のテレビ番組は、テレビ局、広告代理店、おもちゃ会社が牛耳り、制作会社は蚊帳の外という状態も驚きました。昨年の暮れ、あるメディアを巡るイベントに参加して、今のテレビは視聴率しか番組を評価する物差しがないというお話を聞きました。そのため、今のゴールデンタイムには、視聴者におもねたくだらない番組が並ぶ結果になったのです。こんなことをしていたら、日本のテレビは滅びます。
今の円谷プロが、ウルトラマンギンガを制作できるのも、ある意味奇跡です。
私もサラリーマン時代、円谷のようなワンマン首脳陣と取り巻きのイエスマンで、不正経理のまかり通った部署にいたことがあり、円谷のことは、他人事ではありません。
円谷英明さんには、貴重な証言に感謝したいです。
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