twitterでこんな平成ライダー特集本が出ると聞き、どんな中身か調べてみました。
ユリイカ2012年9月臨時増刊号 総特集=平成仮面ライダー 『仮面ライダークウガ』から『仮面ライダーフォーゼ』、そして『仮面ライダーウィザード』へ・・・ヒーローの超克という挑戦
『ユリイカ2012年9月臨時増刊号 総特集=平成仮面ライダー 『仮面ライダークウガ』から『仮面ライダーフォーゼ』、そして『仮面ライダーウィザード』へ…ヒーローの超克という挑戦』
長いタイトル…(^^)
楽天ブックスの方には本の詳しい中身が書いてありますね。
日本の特撮ヒーローを代表する「仮面ライダー」は二〇一一年に四〇周年を迎え、今年さらなる躍進を遂げている。
「平成仮面ライダー」とした新生を遂げた彼らの物語に発現する表象と表徴を丹念に読み解き、
怪人と呼ばれる敵対者に仮託される悪意と力の根源、
正義が胚胎する志向性、
場所という時代性、
キャラクターの身体と感情の揺らぎから生じる物語の効用、
子どもと大人の欲望が入り混じる〈世界〉の行く末を論じる。
?????
難しすぎて、どんな内容なのか私にはちんぷんかんぶんでふ(T_T)
似たような評論系のライダー本というとこんなのがありましたが…
私はまだ未読なんですが、アギトのころ、白倉P自ら書かれたヒーロー論。
“正義”を口にすることは、人を殺し、“正義”を口にしないことは、自分自身が殺されてしまうことだ―
「正義とは何か」という問題が形而上学的な抽象論ではなく、わたしたち自身の死活問題になってしまった現代。
わたしたちは、わたしたち自身の問題として“正義”を見つめなおしていかなければならない。
特撮番組の制作を手がけ、正義の具現としてのヒーローを創造しつづけてきたカリスマ・プロデューサーが、
ヒーローを素材に、現代社会の問題を深く鋭く切りとり、ラディカルに論じる究極かつ実践的な“正義”論。
なんか能書きが似てるなあ…
これを今回のユリイカ本はこれを平成仮面ライダー全体に広げたコンセプトなのでしょうか。
ちなみに目次はこんな感じらしいです。
目次予定*
【対談】白倉伸一郎+國分功一郎/井上敏樹+宇野常寛
【インタビュー】高岩成二/小林靖子
【キャスト・インタビュー】福士蒼汰/井上正大/綾野剛/桜田通
【平成仮面ライダーの12年】海老原豊/藤田直哉/村上裕一/堺三保/真実一郎/東雅夫/樋口康一郎/入江哲朗/石岡良治/小野俊太郎/水無田気流/飯田一史・・・他多数
しっかり白倉さんも対談で登場されてますね。
本屋さんで見かけたら、取りあえずそこと靖子にゃんのページからチェックかな。
さっきの自著で思いっきりクウガを批判されていたという白倉さんが、
今改めてあの作品をどうとらえられているか…という事にはすごく興味あります(^^)/
あと響鬼さんや電王のページ見て、私でも理解できるようだったらゲットするかも。
(とりあえず読み応えはありそうだしw)
でも論ずるったって、思いっきり直球王道のフォーゼなんてどうすんのかなあ。
あんなのを下手に論じるというのは野暮って気もするんですが(苦笑)
ユリイカ2012年9月臨時増刊号 総特集=平成仮面ライダー 『仮面ライダークウガ』から『仮面ライダーフォーゼ』、そして『仮面ライダーウィザード』へ・・・ヒーローの超克という挑戦 青土社 2012-08-08 by G-Tools |
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Comments [2]
No.1RAVENさん
なんか、記事、読む限り哲学書じゃないですかね、これ…。
見た限り、東映ヒーローMAXやウルトラマンAGE、ホビージャパン、宇宙船でおなじみのライターさんが一人もいないし…。
小野俊太郎さんだけは大魔神の新書で知ってますが、この人もちょっとクセのある文章書きますよ。
(多分、響鬼を担当されるんだと思います。)
てか、いくら東映のお墨付きがないと無理とはいえ、対談は白倉Pだけですか?
日笠Pや高寺Pも出さないとフェアじゃない気がしますけど…。
(まだ、東映にいる日笠Pを無視していいのだろうか…?)
No.2はろーすみすさん
>なんか、記事、読む限り哲学書じゃないですかね、これ…。
ユリイカは前に買ったことがありますが、どちらかというと論文集に近いと思います。
なのでシリーズに縁のあるプロデューサーさんのインタビューを貰うというよりも、その手の専門家が書いた“多角的な考察”を読む感じでしょうか。
一般の目線ではあくまでも子ども番組として扱われてきた平成ライダーが、こうして論じられる対象となり、1冊ぶん特集を組めるまでになったというのは、名実共にひとつのジャンルとして成熟したのだなぁと感慨深いものがあります。
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