こんにちわ。特撮ゼロ編集部 TKSです。
今回はおなじみの夢人塔・浅尾典彦さんと一緒に、大阪・新町で現在開催中の『1974年』展の会場におじゃましてきました。
『1974年』展とはなんぞや?とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
これが予想以上に、昭和特撮ファン必見!の超貴重資料満載な展示会だったのです!
『1974年』展、会場のイサオビルは、大阪メトロ・四つ橋線の四ツ橋駅または本町駅から歩いて5分ほど。
入口の立て看板が目印です。
展示会場は入口入ってすぐの階段を上がった2Fです。
展示会場のドアには『ノストラダムスの大予言』の縦ポスターが。
展示会場の中はこんな感じ。左右のテーブルや壁など一面に昭和特撮・アニメ・映画のポスター・写真・本などが展示されています。ちょうど当時のマニア部屋を12畳くらいのデカい部屋にして再現したような雰囲気です。
なんか居心地がいい…(笑)
壁一面には1974年公開の名作映画のポスターがずらり。
思わず見入ってしまいます。
当時の貴重な映画パンフレットや書籍も多数。
僕もそうでしたが、「あ!これ持ってた!」って人もいらっしゃるのでは。
アイドルコーナーなんかもありました。
面白いのは、スタッフの方が、当時、某女優さんと文通されていたそうで、その手紙の現物なども展示されていた事。
当時は芸能人の住所や連絡先が雑誌なんかで堂々と公開されていた時代でした。
時代の大らかさを感じます。
1974年といえば、「宇宙戦艦ヤマト」がスタートした年でもあるのですね。
それをちなんで、こんな企画も。
録画機械が存在しない時代、悩ましい選択といえるでしょう。
あなたなら、どの番組を選びますか?
そして1974年といえば『オカルトブーム』でもありました。
写真と同じ事をやった(当時の)子供たちも多いのでは(笑)
そしてこの『1974年』展、特に注目すべきは、あの幻の傑作あるいは怪作との呼び声も高い『ノストラダムスの大予言』の資料展示です。
ポスターや原作本はもちろん、当時の宣伝資料や本編スチールなど、超貴重な資料が多数展示されています。
『ノストラダムスの大予言』といえば、その中の”問題シーン”の存在により、現在まで再上映はおろか、DVDやブルーレイ等の商品化もほぼ皆無という、幻の東宝特撮映画として知られていますが、その後にカットとなった問題の”食人鬼”のシーンのスチールもしっかり展示されてます。
しかもデザイナーの井口昭彦さんのデザイン原画まで!
これらはネットでもほぼ見れない、超貴重な、このイベントでしか見れないコンテンツかと。
ぜひ『1972年展』会場で確かめてみてください。
ちなみに、この『1974年』展、なんと入場無料です!
そんな貴重なイベントを無料開催してくださっている太っ腹な方がこちら。主催者の井場宏さんです。
今回で7回目となる、この『1974年』展を通じて、当時に思いをはせるとともに、ただそれだけではなくて、当時と今を比べる事で、私たちが忘れていた何かが見えてくるのでは…?
そんな思いでこのイベントを開催しました。
と語っていただきました。
1974年という年は、特撮・アニメ・映画・漫画といったサブカル文化という点では、今でも生き続けている名作を多数生み出した、豊かな年でありましたが、一方で高度成長期が終わりをつげ、次の時代を迎える転換期でもあり、『オカルト・終末論』が大流行するなど、多くの人々が将来への不安を感じ始めた時代でもあるのですね。
その気分は2024年の今と重なる部分も多いかと思います。
ちょうど選挙で『ほんとに日本って変わるの?』と考える昨今。50年前に思いをはせる事で確かに見えてくる事があるのかも…そんな方々にぜひおすすめしたい展示会です!
~『1974年』展 ~
日程:2024年10月24日(木)~10月29日(火)
11:00~18:00(最終日10/29は17:00まで)
場所:新町アートギャラリーRegalo
〒550-0013 大阪市西区新町1丁目12-23 イサオビル
【協賛企画】
◆10月26日(土)14:00~16:30頃 ※予約制:定員30名
『燃えよダイヤモンド特撮1974』 by顔映画(参加費:1,500円)
1974年に制作放送された特撮を始め、ドラマ、バラエティ、映画、アニメなどを紹介するだけでなく違う方向から分析し突っ込んでいくイベントです。また、74年に流行った歌謡曲をガールズバンドがライブ演奏します。
出 演:尻プロ ランチほか
ゲスト:パンティーズ 横山健二
場所:イサオビル 2階ホールにて
〒550-0013 大阪市西区新町1丁目12-23
申込み&問い合わせ:090-3780-0606(イサオビル 井場)
E-mail : 1968isao@gmail.com
参加費:1,500円(予約制:定員30名)
コメント