浅尾典彦(夢人塔代表・作家・治療家)
宇宙ではあなたの悲鳴は誰にも聞こえない!
逃げ場のない宇宙で繰り広げられる究極のサバイバル・スリラー。
大ヒットSF映画『エイリアン』シリーズの最新作、
『エイリアン:ロムルス』がいよいよ公開される。
●キャスト&スタッフ
監督はリブート版『死霊のはらわた』や『ドント・ブリーズ』のフェデ・アルバレス。
製作は『エイリアン』の生みの親・リドリー・スコット。
出演は『プリシラ』『シビル・ウォー アメリカ最後の日』のケイリー・スピーニー。
『ライ・レーン』のデヴィッド・ジョンソン。
『アップグレード:どん底女子の幸せ探し』のアーチー・ルノー。
『マダム・ウェブ』のイザベラ・メルセード。
アイリーン・ウー、ほか。
日本版吹替声優は戸松遥, 内田雄馬, 石川界人, 内田真礼, 畠中祐 , ファイルーズあいほか。
●あらすじ
西暦2142年、地球から遠く離れたシャクリロ星団の採掘コロニーでは過酷な労働条件のもとで人間が働かされていた。
レイン・キャラダインと、タイラー、ケイ、ビヨン、ナヴァロ、そしてレインの義兄弟アンディの6人の若者たちは、すべてを会社に搾取されてゆくシステムの中で生きることに絶望していたが、理想の星スヴァーカーというものの存在を知り、それに強く憧れていた。
そして、監獄のようなこの環境から脱出するため、調査から戻ったばかりの「ウェイランド湯谷社」の小型宇宙船を奪い取って、仲間だけで理想郷を目指して宇宙に飛び出した。
だが、目的の星へは遠く到着するにはバッテリーが足らない。
そこで、メンバーはエネルギー供給のために旅の途中、廃墟と化した”コマ型”宇宙ステーション「ロムルス」に立ち寄ることにした。
苦労の末、何とかステーションの中に入り目当てのバッテリーを発見したのだが、そこは20年前に事故にあった「宇宙船ノストロモ号」からあるものを回収していた。それは……
●レビュー
『エイリアン』と『エイリアン2』の間に起こった事件という時代設定。
『エイリアン』シリーズのみならず『プロメテウス』も含めて、シリーズの「ファンが観たい部分」の見せ場を集め全てが入った“オールインワン”な作品。
もちろん今の時代に合わせた表現も入っている。
ゲーム世代にも受け入れられる展開の速さやバトルシーンなど観客に伝わりやすい新たな戦略も良かった。
そして、”あれ”が出て来た時には、おもわず「おおっ!」と声を出してしまった。
初心者も、往年のファンも観て十分に楽しめる密度の高い作品に仕上がっている。
(②につづく)
『エイリアン:ロムルス』 9月6日(金)より劇場公開
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