昨晩もたらされた、円谷ファンにはとても悲しいニュース。
(画像引用先:http://jp.eastday.com)
『ウルトラセブン』
『帰ってきたウルトラマン』
『怪奇大作戦』
『ファイヤーマン』などの円谷作品や
『シルバー仮面』
『アイアンキング』等、数々の特撮で美術デザインを手がけられた池谷仙克さんが10/25にお亡くなりになられたそうです...
ソースはアンヌ隊員ことひし美ゆり子さんのブログ記事。
▼訃報・池谷仙克氏... - あれから50年・・アンヌのひとりごと
享年76才。
最近まで元気にお仕事されていたという事で、その早すぎる逝去は実に悲しいです。
池谷さんといえば、『ウルトラセブン』で成田亨さんの後任として、ウルトラシリーズの美術を担当された方。
道を切り開いた成田さんの後をしっかり引き継ぎ、ウルトラシリーズのデザインをさらに豊穣にされた方という印象がありますね。
特に怪獣デザインは
ガッツ星人、パンドン、グドン、ツインテールなど
いまでは定番となった素晴らしいものばかり。
個人的には『怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス』のデザインが大好きなんですよね。
怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス [東宝DVD名作セレクション]
人間の赤ちゃんを怪獣にしたような可愛らしさのダイゴロウ、
デフォルメした巨大な腕がいかにもいじめっ子という感じのゴリアス、
どちらも成田デザインとは明らかに違った、
親しみやすさとカッコよさが同居した素晴らしい怪獣たちかと。
盟友・実相寺昭雄監督の遺作となった『シルバー假面』以降は、
特撮ヒーロー作品には参加されていなかったと記憶していますが、
実は5年前にこんなニュースがあったんですね。
▼中国らしい特撮ヒーローを作りたい=日本アニメの巨匠の池谷仙克氏
中国で日本の『シルバー仮面』『アイアンキング』『レッドバロン』が復活!?
当時上海で100人以上のマスコミ関係者を集めた記者会見が開かれて、
池谷さんは製作総指揮、総監督、美術監督を担当される予定だったそうです。
その後、結局、続報は届かなかったので、プロジェクト中止か延期になってしまったのだと推測いたしますが...
実に惜しい。
幻の池谷総監督による中国版『シルバー仮面&アイアンキング&レッドバロン』観たかったなあ...
心からご冥福をお祈りいたします。
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