また怪獣ネタになりますが、
『シン・ゴジラ』を見た方にぜひチェックしてほしいインタビュー記事を見つけました。
それも2つも。
やはり予想通り、いろんな圧力があったみたいですねえ...
そのへんの内幕がちょっと分かって、どっちもかなり興味深い記事です。
ネタバレ満載なので、未見の人にはおすすめしませんが、それ以外の方におすすめ!(^o^)
以下、それぞれの記事で気になったとこを引用しながら感想。
まずは制作の市川南さんのインタビュー記事から。
▼東宝はなぜ『#シン・ゴジラ』を庵野秀明氏に託したか?東宝 取締役映画調整部長・市川南氏インタビュー?(境治) - 個人 - Yahoo!ニュース
84年の『ゴジラ』は今度のとすごく似てるんです。
小林桂樹さんが総理大臣で、アメリカとの関係とか、比べるとすごく似てます。
だけど最大の違いは、ゴジラが過去に来た世界なんです。
なるほど!
それは気づきませんでした...
確かにゴジラが既知の存在なら、今回のプロットは成り立ちませんよね。
我々としては恋人がいたほうがいい、長谷川博己さんと石原さとみさんは元恋人にしましょうとか言ったんですけど、庵野さんはそういうのどんどん排除していって、人物たちのバックボーンは描かない脚本になりました。
やはり『恋愛要素を入れろ』とかそういう意見はあったんですね。
それを頑固はねつけた庵野さんは凄いなあ...
そして、それを受け入れた東宝さんも英断だったとまぢ思います。
いわゆる邦画のヒット路線の作りとは真逆の内容ですもんね。
制作側としては、すごい冒険だったと思うけど...
ヒットして何よりですよ?(^o^)/
あと超キモいゴジラの造形に関してもこんな証言が。
社内も、世代も変わってるんでそれに対する異論はほとんどなかったですね。
十年作ってないから、過去のゴジラの呪縛が解けた時期だったんでしょう。
こんだけブランクが空いたのがかえって良かったという結論みたいです(^_^;)
そして最後にこんな興味深い意見も!
『庵野さんの『シン・ゴジラ』の次は、別のクリエイターの『続・シン・ゴジラ』とかもあるかもしれないですね。
『いや、考えたりしてますよ(笑
何、この意味深な終わり方!w
いったい誰が考えてるんだーーー!
そのへんはまだまだ?ですが、どうやら早くも続編の構想が動き出しているらしい
というのは貴重な情報です!
そして続いてはエグゼクティブプロデューサー・山内章弘さんのインタビュー記事。
▼【スクリーン雑記帖・予告編つき】封印していた「シン・ゴジラ」の製作者インタビューを解禁! 「新作はポリティカルドラマです」 - 産経ニュース
「『これが見たいゴジラじゃない』と言う方もいるかもしれないけど、例えば人気シリーズの米映画『エイリアン』は、その時代のトップクリエーターが『自分だったらこの世界をこう切り取る』ということで生きながらえている。
今までのゴジラはそういうアプローチはしてこなかった。
プログラムピクチャーとして毎年正月に家族と楽しもうというタイプの映画だった。
今回のゴジラはそういう意味では切り口が違う」
なるほど、今回の斬新な作りは、制作側も"確信犯"だったわけですね。
今後も国産ゴジラが続くとして、その方向性を示すような貴重なお言葉のように感じます。
「『GODZILLA ゴジラ』はバトルの面白さや巨大生物の面白さもあって本当によくできた作品だった。今回はそれよりちょっと攻めている」
このコメントも、ハリウッド版との差別化を示すようなお言葉で興味ありますねー。
今後は
・ハリウッド版→従来のエンタメ路線(怪獣バトルなど)
・国産→クリエイター主導の斬新路線
みたいな感じで、住み分けていくのでは
という印象を受けました。
というのが管理人の個人的な感想ですが、他にも様々なネタが書いてある
どちらもかなり面白いインタビュー記事です。
ファンはぜひチェックしてみてください!?(^o^)/
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