ついに始まりましたね!「ウルトラマンX」!
久々にTVの前に張り付いて、リアルタイムで見てしまいましたが、
その期待を更に上回る面白さに大満足!
迫力とスケールの大きさはまさにウルトラの原点である
"TVで見る怪獣映画"って感じでした(^^)/
あまりにヒートアップしたので、久々に感想レビューなどを綴ってみたいと思います。
方向性として"王道かつ斬新"を唱うエックスですが、
今回の第1話は、そのうちの"王道"をかなり意識した作りであるように思いました。
それも私が思うに"2つの異なる王道"を同時に目指しているような...
以下、配信待ちの方のために、できるだけネタバレに配慮しつつ、続きで(^^)/
●怪獣映画としての王道
僕は今回の「X」では思いっきり「王道」で作品を作ろうとしています。
登場する怪獣一匹一匹の個性を描き、
その怪獣を防衛隊とウルトラマンがどうやって倒すのか、の物語を描いていきたいんです。
というのは発売中の「特撮ゼロ VOL03」ウルトラマンX特集の中での田口清隆監督のお言葉。
▼【特撮ゼロ】『ウルトラマンX特集』内容ちら見せ(^^)/ - 特撮ヒーロー作戦!
第1話は、ほぼこのお言葉通りの内容になっています。
話の骨格としてもすごくシンプル。
怪獣出現→防衛隊出動→ヒーローの出現→対決→勝利
と、ウルトラ1話の基本フォーマットに則した展開って感じですが、
その演出とディテール描写がとにかく圧巻。
具体的な描写は見てのお楽しみですが、
圧倒的な巨大感、
逃げ惑う人々などのパニック描写、
日常に入ってきた脅威(怪獣)との対比感、
などなど、怪獣映画好きには「これこれ!」という演出カットが随所に登場します。
脚本担当の小林さんのこんな呟きにまさに同感(^^)/
冒頭からして、世界的展開!
というスケールの大きさを感じるのもまたイイんですよね(^^)
そしてイイといえば、今回登場の新怪獣デマーガ。
こいつが実に怪獣らしい怪獣で、生き生きとしていて実に魅力的!
平成ウルトラでの1話登場新怪獣としては、
ティガのゴルザ、そしてマックスのラゴラス以来、
久々の本格的二足怪獣ですが、
"溶鉄怪獣"という通り名どおり、口から炎を吐いて暴れまくり!
その都市破壊描写はまぢTVの枠を越えた大迫力!(^^)/
その出自についても、伝説風に語られるところがまた良くて、
実に印象的な新怪獣になってます。
こういう、演出・世界観・そして怪獣キャラの魅力などの各要素が、
ウルトラというよりも、
"怪獣映画"とはなんたるか!?
というポイントを元に構成されてるように思えます。
まさに怪獣映画としての王道ポイント!
これをつぶさに感じる事が出来るのが、エックス第1話のまず素晴らしい所かと。
「こういうウルトラを待っていたんだ!」
とご覧になった多くのウルトラ(&怪獣)ファンがお思いになることでしょう。
1話全編に、
「俺が思う怪獣映画のポイントは絶対外さない!」
という監督の意気込みを感じる出来で、
怪獣ファンはもう感動ものかと思いますよ(^^)/
●平成ウルトラとしての王道
そして私が第1話に感じるもう一つの王道。
それは"平成ウルトラ"シリーズとしてのそれであります。
前述の特撮ゼロ特集でもちらと書いてますけど、
今回初めて、完成した第1話の映像を通して見て、改めて思ったのは、
「結構平成ウルトラ路線を踏襲してきてるなあ...」
ってこと。
メビウスっぽいというか、あのへんを匂わせる描写があちこちに散りばめられているように感じました。
ネタバレにならないように、例をあげると、
冒頭の実験シーンとか、
ヒロインの危機を救うエックスとか、
クライマックスのバトルとか。
特に、
エックスの活躍に声援を送る人々
というシーンは、昭和ではあまり見られない、
平成ウルトラならではの描写のように思います。
まさに人間とウルトラマンの関係性をテーマとしてずっと扱ってきた
"平成ウルトラの王道シーン"の一つと言えるかと(^^)
なぜ、怪獣路線としての王道回帰を目指すエックスに、
こういうシーンが用意されているかという事を考えるとですね、
エックスのテーマは
「つながる心、つながる力」。
すなわち、
怪獣、防衛チームといったウルトラの昭和原点的要素と共に、
人間とウルトラマンがいかに絆を繋いでいくのか
という平成的要素も大きなテーマの一つであるから。
だと思われます。
再びシリーズ構成&脚本の小林さんのtweetを引用させていただくと、
『ウルトラマンX』のテーマは、「つながる心、つながる力」。人間とウルトラマン、ウルトラマンと防衛チーム、防衛チームと怪獣、怪獣と人間、そして人間と人間......異なる方向のもの同士、あらゆる可能性がX(クロス)するコミュニケーション・ストーリー。未知なるドラマにご期待くださいませ。
— 小林雄次 (@kobayuji) 2015, 7月 13
実に、平成ウルトラっぽい、意欲的なテーマじゃないですか!(^^)/
これは私の勝手な妄想ですけど、
メビウスっぽいところも、
平成ウルトラの総決算であるメビウスをオマージュし、それを更に越えよう!
みたいな意図があるんじゃないかと(^^)
正直、ただの怪獣王道路線に回帰しただけの作品だったら、
ここまで、手放しに喜べないと思うんです。
平成ウルトラ信奉者としては、
ティガ〜メビウスでほぼ語りきったと思われる
"ウルトラマンと人間"
というテーマにまた新たな切り口をもたらしてくれるような...
そんな期待感を感じる!
ってところが一番ワクワクする点ですね。
1話では、そのへんは「今後に期待!」って感じで、
まだ全面には出ていませんが、
次の2話では、早くもそんな展開になっていく模様。
▼ 『ウルトラマンX』第2話 「可能性のかたまり」次回予告 (新ウルトラマン列伝 第107話 次回予告) - YouTube
地球の○○○○○○がエックスの力となる時がやってきた!
こちらも実にメビウスっぽい!
最終回のアレを更に一歩前に進めたような。
そんな感慨さえいたします。
これがスタート地点というのが凄いなあ...
「ウルトラマンX」その着地点には、
いかなる形の人間とウルトラマンの"絆"が存在するのでしょうか?
それをこの目で確認するまでは、もう絶対に死ねない!(笑)
ということで来週も大期待っす!(^^)/
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Comments [6]
No.1すいぎんさん
ツバサ様
「ウルトラマンX」の第一話、満足です!ウルトラファンなら誰もが思い描く「ウルトラマンシリーズ」の
第一話ですよね。王道過ぎて、ホントに有難く拝見させてもらいましたよ。(笑)
意外だったのが、「エックス」ですよ。お喋りで気さくで明るいキャラクターですよね。
何か、ウルトラマンシリーズが帰ってきたぁ?って感じで嬉しかったです。
アボラスVSバニラ、中東らしき国でのペスター出現、ペギラ襲来等、一瞬ではありましたが、その辺の
怪獣出現にもテンションが上がりました!!(笑)
ツバサさんから すいぎんさんへの返信
●すいぎんさん
コメントありがとうございます!
>>誰もが思い描く「ウルトラマンシリーズ」の
第一話ですよね
まさしくそんな感じ。
記事にも書いたように、
完全に既存パターンのストーリーではありますけど、
あえてそれで押し切ったところが
『あくまで王道で行く!』というスタッフの確信犯的意図を感じましたw
>>ペスター出現、ペギラ襲来等、一瞬ではありましたが、その辺の
怪獣出現にもテンションが上がりました!
あれも豪華ですよねー。
田口監督が特ゼロのインタビューで
めちゃ嬉しそうに一押しされてたのが印象的で、
多分ファンサービスというより、
ご本人がやりたかったんではないかとww
No.2ユエグさん
もう金曜日ですので、ある程度のことなら言及させていただいても問題ないかということでコメントさせていただきます。
仰られている通り、王道さの中にも様々な斬新さが巧みに盛り込まれた素晴らしいインパクトでしたね。50年近く続いているシリーズにもかかわらず、まだまだ進化の余地はこんなに残っているんだ!という熱い志を感じました。
一本のエピソードとして十分満足のいく出来であったことはもちろんですが、これからどういう風に物語が展開し、どういったドラマを見せてくれるのか、そのような期待も膨らむまさに第1話のあるべき姿勢を見せられた気がいたします。久々の新怪獣・デマーガもとてつもない存在感でした。
観終わった後に気付いたのですが、TVシリーズにおいて主人公が新米隊員ではない設定って、実にハヤタ、ダイゴ以来なんですね。この辺りも、懐かしさと新鮮味を同時に感じさせてくれる一要因となっているのでしょうか。
ツバサさんから ユエグさんへの返信
●ユエグさん
コメントありがとうございます!
>50年近く続いているシリーズにもかかわらず、
>まだまだ進化の余地はこんなに残っているんだ!という熱い志を感じました。
確かにそうですよね。
原点を意識したこのXといい、
昨日の『n/a』といい、
50年経ってもこんな様々なウルトラマンの姿を見続けられる
というのは本当に素晴らしいことと思います。
>TVシリーズにおいて主人公が新米隊員ではない設定って、実にハヤタ、ダイゴ以来なんですね。
おおー。このご指摘まで気づきませんでした!
そのへんも初代マン、
そして平成初代のティガ
といった原点を意識しているのかもですね(^^)/
No.3ガオさん
ツバサさん
期待に違わぬ出来でしたね! まさに王道!
友人とも話しましたが、共通した感想が「久しぶりに”ウルトラマン”を見た」、これに尽きますね。
ウルトラマンメビウス大好きな私にとって、年末までの楽しみが増えて嬉しいです!
ツバサさんから ガオさんへの返信
●ガオさん
コメントありがとうございます!
>>共通した感想が「久しぶりに”ウルトラマン”を見た」、これに尽きますね。
やはり徹底したミニチュア描写に、
怪獣らしい怪獣、
そして防衛チーム
といったウルトラの王道を意識している
ところがそんなご感想になったのでしょうか。
メビウスみたいに終盤まで盛り上がる展開になるといいですね!(^^)/
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