さっきちらっと書いた通り「スーパーヒーロー大戦Z」見てきましたよ〜!(^^)/
▼仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z
ということで早速そのレビューというか感想をば(^^)/
(多少ネタバレ混じりますので、未見の方はご注意くださいね)
まず結論から言いますと…
前作より断然まとまりがあって、
思ってたよりも面白い映画になってるじゃん!
って感じです(^^)/
最高傑作とまでは行きませんが…
個人的に点数付けるなら75〜80点。
十分及第点な作品かと思います(^^)
●シンプルなストーリー構成に納得
まず成功していると思う点は、今回中心キャラをかなり絞り込んだ点ですね。
物語の主役はほとんど”宇宙刑事ギャバン=十文字撃”。
そこに仮面ライダー側のメインとして”ウィザード=操真晴人”
スーパー戦隊側のメインとして”イエローバスター=ヨーコ”
その仲介役として”ゴーカイシルバー=伊狩鎧”が絡むという構成で、メインはこの4名。
その周辺でビースト=仁藤くんや、シャリバン=日向快、
ヒロム・リュウジといったゴーバス組、キョウリュウジャーたちがちょくちょく登場といった感じで
その他のヒーローは基本人間顔出し一切無し。
完全に戦闘時のゲスト出演って感じでばっさり斬っちゃってます。
この割り切りが意外と成功していて、
前作に比べてお話がずいぶんすっきりしたように感じられます。
宇宙で暴走する"魔法”の脅威を軸に
・任務と私情で悩む撃
・撃と晴人の対立と和解
・ヨーコとサイコロンの友情
というキャラパートが入るという構成が、シンプルでわかりやすく、
それぞれのキャラ立ちもうまくいってて、
この構成変更が個人的には一番前作と比べて納得できた点でした(^^)/
●成長した"撃ギャバン”が魅力的!
特に今回は石垣佑磨さん演じる”十文字撃”のキャラがすごく印象的で良い感じ(^^)
▼石垣佑磨「自分は幸せ者です」と誇らしげ 「スーパーヒーロー大戦Z」封切り : 映画ニュース - 映画.com
(画像引用先:eiga.com)
前の「ギャバン THE MOVIE」の時は
無鉄砲で尖りすぎというイメージがあったのですが、
今回の撃は、一本気で熱い所はそのまま、
”自分の誤りは素直に認めて、頭を下げることができる”
そんな素直で真っ直ぐなキャラに描かれていて、すごく好感が持てました。
パンフレットの石垣さんインタビューによると
今回の作品が決まる前から「ギャバン会」という形で、
(スタッフと)月に1回は会って交流を深めていました
というほど、この役を大事に思われているようで、
撃の精神的な成長も表現したつもりです
とのこと。
その意図はずばり当たっていて、
ホント”いいキャラ”に成長したなあ〜って感じ(^^)/
特に、ウィザード=晴人との間に芽生えるほのかな友情の描写は、
この映画で個人的に一番好きな所です。
晴人の争いの間に撃が呟く
「地球を護るヒーロー同士が戦って何になる…!」(セリフうろ覚えですが…)
みたいなセリフには、
「これこれ!」って感じで思わず見てて賛同してしまったりしてw
あと、今回ギャバンは、とある理由で序盤で蒸着を禁じられてしまうのですが、
そのせいで、石垣さんの生身でのアクションシーンがかなり多くなってます。
鎧役池田純矢さん共々”一切吹き替え無し”でやったというアクションが
これがまた素晴らしくて見応え十分なんですよ(^^)
冒頭のウィザードVSギャバンの殺陣も結構迫力あったし、
ホント、中盤までは、ストーリーにアクションに、
良い感じでお話が進んでいくのですが…
んで、ここからはちょっとマイナスだった点。
●”いつもの展開"的クライマックスがちと惜しい…?
個人的に残念だと思う所は、後半の”クライマックスシーン”に集中しています。
感じるポイントは2つあって、
まず一番大きいのは、
それまでほとんどお話にかんでなかったキョウリュウジャーが
クライマックスでいきなりメインに躍り出て、ウィザード=晴人と絡んじゃう点ですね。
絡むこと自体はまあアリだと思うんですけど、
序盤から中盤で見せた、
晴人と撃の良い関係性が後半まったく忘れられちゃってる
(という風に私には見えました)のはいかがなものかと。
やっぱラストシーンは撃と晴人の熱い握手で締めてほしかった…(T_T)
そしてもう一つは、クライマックスが、
これまでの東映さんのヒーロー集結映画で繰り返されてきた
”いつものパターン”をほぼ踏襲していて、
ほぼ予想通りの展開で終わっちゃったこと。
サイコロンの件とかもほぼストーリーが想像できちゃうのと、
えんえんバトルが続くので、
クライマックスなのに多少中だるみを感じてしまった所もあったりして(>_<)
決してつまんなかったわけじゃないのですが、
ここにもうちょっとサプライズというか、
何らかのストーリー的な工夫があれば、
そのへんの不満が解消されて、結構な名作になった気がするんですけどね…
そこが惜しい!という気が強くしてます。
でも最初に書いた通り、
スケール的にはやや小じんまりとはなってますが、
まとまってるし、アクションは結構見応えあるしって感じで、
決してつまらない映画ではないですよ。
特に今回は撃主役ということもあって
宇宙刑事=メタルヒーローがかなり優遇されてます。
ドル・グランドバース・バビロスの合体攻撃という夢の共演もあるので、
”宇宙刑事ファン”には特にオススメの映画かと(^^)/
(先代ギャバン=大葉さんの立ち位置はちょっと?
って思われる方もいるかもしれませんけどね…
アレは個人的には今回のストーリーでは仕方ないかなーって感じ。
撃と一緒に止めに回ったら、撃つ人がいなくなっちゃうしねw
コム長官がおられたらまた違ってたんでしょうけど…(T_T))
取りあえずそれでも不安な方は5/1の映画の日に見に行くのはどうでしょう?
1000円だったら取りあえず「損した」とは絶対ならないと思うけどなー(^^)/
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ps。
最後に、その他小ネタ感想ー。
・ギャバン蒸着復活!の際に活躍するのが超意外なキャラでワロタwww
知ってみれば「なるほど」なんですけどね。
(どうやってドルに潜入したんだろwww)
・スペースイカデビルの声が関智さんだったので、
一瞬思わずアキバレンジャーを見てるような錯覚に陥ったゲソw
・フォーゼの声はもちろん弦ちゃんこと福士さんですが、
メテオの声は流星くんじゃなくて、他のヒーローが当ててます。
さて誰でしょう?
(正直パンフで知るまで本人が当てたのかと思ってた…さすが声優レギュ持ってるだけの事あるわwww)
・そしていつものパターンでラストの後にもいろいろサプライズが。
あのキャラ復活で「スーパーヒーロー大戦3」確定か?
そして夏映画バレも気になる〜(^^)/
Comments [3]
No.1mahorobaさん
観てきました。感想としてはツバサさんの仰るとおりですが、パンフにもあるように、キョウリュウ組は本編撮影がスタートしたばかりの頃の同時進行での撮影なので、まぁ仕方ないのかな、と。
それよりもあのヒーローの復活ですね。ギャバンの復活からある程度は予測出来てましたが、ついにですね。まずはギャバンのように秋に単独作品(ジロー役は伴さんでなく、著名な俳優が演じるのかな?)もしくはMOVIE大戦か戦隊の対バンでのお披露目をして、来春のスーパーヒーロー大戦の三作目でとなるんでしょうか?
ますます東映のアベンジャーズ路線化が進みそう。嬉しくもありこの先の不安でもありますが。
No.2ツバサ さん
>>mahorobaさん
コメントありがとうございます。
>それよりもあのヒーローの復活ですね
確かに気になりますね。
まあ登場するなら十中八九伴さんではなく、新しい役者さんだと思いますが…
どの映画に登場するかは?ですが、
出来ればキョーダインやアクマイザーみたいな扱いではなく
正義側で出てほしいなーと。
悪役なら○カイダーがいますしね(^^)/
No.3FOREVER HEROSさん
久しぶりに最初のヒーロー大戦を視聴しました。初めて観たときは夢の共演ならではの面白さや俺様キャラとして成長した士そしてお互いの存在を認め合うことの大切さを描いていてよかったなと思いましたが、大切な人を守る為に戦う同士の戦争のような作品だったのでヒーロー好きな人には苦しい映画だったんだなと思いました。 Zは僕が初めて一人で映画館で観た作品でした。ラストバトルのシーンは例え目の前が暗闇になっているとしても光を信じて戦い続けるという描写に感じたので僕はいいなと思いました。 ちなみに僕が考えるZのイメージソングはDo As Infinityの君がいない未来 AMOYAMOのLets Go Outです。君がいない未来はギャバン ウィザード イエローバスター ゴーカイシルバーLets Go Outはメインの四人と地球の危機に再び駆けつけたヒーロー達の心情を表している感じなので興味があれば検索してみてください。
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