先日の特撮博物館の記事内でご紹介した
昨夜のNHK「ディープピープル」”特撮映画”、ご覧になりましたか?
めずらしくリアルタイムで鑑賞しちゃいましたw
いやー、予想にたがわずというかそれ以上の濃い内容!
ゴジラ・ガメラ…次々に登場する懐かしい怪獣達に
大爆発!大迫力!の特撮映像を紹介しながら語られる
”特撮のスゴイ人たち”の超面白エピソードの数々。
正直30分では足りない!
出来れば2時間枠でたっぷり語ってもらいたい〜!
って感じの番組でした(^^)/
その詳しい内容は最後に紹介するまとめページを参照してもらうとして、
未見の方にもう一つぜひとも見てもらいたいものが!
番組中で流れた映像の全長版なんですが…
のどかな田園。走る列車の後ろに迫る巨大な何か…
地底から現れ、列車を吹き飛ばすそれは…
巨大な地底怪獣の襲来だった!
バンガローに迫る地底怪獣。
そして大破壊!!!
出演者のお一人、桜井景一さん作の
怪獣特撮ムービー『地底怪獣大襲来ー特報ー』をご覧下さい!
▼Underground monsters Trailer地底怪獣大襲来 -特報- - YouTube
スゴイ迫力…
ちなみにこのムービー、桜井さんのなんと”趣味”で作られたものとか。
当然家庭内特撮なので使われているのも
Nゲージにソフビ人形、土砂は植木鉢用の砂など
一般の家庭で用意に手に入るものばかり…
これでこんなスゴイ映像が出来てしまうのですから、
本物のプロのセンスと技量には感動してしまいます(^^)/
(動画のコメントには更にどう作られたかの記述があって読むとなかなか興味深いですよ)
そういえば、番組内で同じく桜井さんが語られた中でとても印象深い言葉がありました。
桜井「ある程度ミニチュアがあって、
部分的に本物なりCGなどが入って、
三位一体になるとすごくいい感じになるよね」
”三位一体”これですよこれ!
と番組を見ながら、思わず拍手してしまったわたくし(^^)/
ミニチュア特撮を愛しながらも、けっしてそれだけに拘泥することなく、
CGや実写、最新技術も使いこなして、
あくまで目指すのは”本物以上にスゴイ映像”。
そんな作り手の心意気が感じられるお言葉で、
見ててすごく共感というか嬉しくなってしまったんですけど(^^)
そして、更に「地底怪獣大襲来」を見て思ったのは”特撮の未来”です。
番組本編でも最後らへんで
「特撮の現場が少なくなった」
みたいな話が出てきます。
それには予算、人材、CGの台頭など…いろんな理由があるでしょう。
でも「地底怪獣大襲来」を見て分かることは、
これまでの特撮技術を生かすことで、
今や、個人でもこれだけの映像を作り出すことが出来る
ということ。
それに”三位一体”を生かして、過去にご紹介したこんなCG技術、
▼【動画】平成VSシリーズ風ファンムービー『ゴジラVSキングコング』 - 特撮ヒーロー作戦!
これらを組み合わせていけば”デスクトップ”特撮でも
商業作品にかなり迫る迫力のある作品ができる可能性があるのでは?
個人ないし少人数であれば、少なくとも”大予算”という問題はかなり解決できるはずです。
やる気さえあれば、大手会社に頼らなくても、
巨大ヒーローや怪獣を復活することは可能なのでは…
そんな将来像を妄想するとすっごくワクワクしてきますー。
もしかしたら”特撮の未来”…結構明るいんじゃないでしょうか?(^^)/
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ps。
最初に書いた「ディープピープル」内容まとめはこちらです。
未見の方はこちらもぜひチェックをば!
Comments [2]
No.1ひろうすさん
この動画は前にユーチューブで見て、高速度撮影がすごく
よく出来ていたので驚いたんですが、まさかそんなすごい方の
作品だったとは(^-^;)ミニチェアがとても小さいのがわかるのに
迫力があるんですよね。これでもっと大きなセットや着ぐるみが
あればどんなにすごいだろう?
バラゴン二匹の登場というのも意表を突かれますね
デスクトップでの特撮映画製作は夢がありますよね。また何か
作ってみたくなってきました
No.2スカイウォーカーさん
樋口監督はもちろん、関山さんも水攻めのシーンで関わってる「のぼうの城」は特撮映画として傑作!
こういう大掛かりな特撮のある映画に客が入れば、資金出す側もその価値を認めるはず。
特撮作品によりお金をかけてくれるかもしれません。
なにより東宝提供作品だから、ゴジラ復活に近づく!?
なので、特撮ファンはぜひ観に行きましょうw
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