【訃報】”ウルトラマンA”脚本家・市川森一さん逝去。

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脚本家の市川森一さん 死去 NHKニュース
(mahorobaさん情報感謝ですm(_ _)m)

特撮番組の「ウルトラマン」シリーズや、
大河ドラマ「黄金の日日」など多くの人気ドラマの脚本を手がけ、
コメンテーターとしても活躍した脚本家の市川森一さんが、
10日朝早く、肺がんのため亡くなりました。70歳でした。

内山まもるさん、タロウの脚本を書かれた石堂淑朗さん、
そして今度は市川さん…
ウルトラシリーズを支えた方がまた一人天に召されてしまいました。
 
市川さんといえば、デビュー作は「怪獣ブースカ」という生粋の円谷育ちな方。
そのお仕事としては、セブンの「盗まれたウルトラアイ」など数々の名作とともに、
『ウルトラマンA』の企画・設定を中心に手がけられた事で知られています。

ウルトラマンA(エース) Vol.13<最終巻> [DVD]
ウルトラマンA(エース) Vol.13<最終巻> [DVD]

北斗&南のキャラはもちろん、シリーズ内でも異色の”男女合体変身”は市川さんの考案です。
いわばAの産みの親と言ってもおかしくない方だと思います。

市川さんは長崎出身で敬虔なクリスチャンであられたそうです。

”悪魔”とも言える敵・ヤプールの設定も、
「やさしさを失わないでくれ。」という有名な最終回のあのセリフも、
そういうクリスチャンからの視点から生み出されたのでしょうね。

願わくば、信じる神の御許に召されしことを…
心からご冥福をお祈りします。

ps。
市川さんのお仕事については、私はこの本で詳しく知りました。

4796618384怪獣使いと少年―ウルトラマンの作家たち (宝島社文庫)
切通 理作
宝島社 2000-05

by G-Tools

ご本人にロングインタビューされたものですが、それが貴重な証言になるとは(T_T)


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円谷 / 最新5件のエントリー

Comments [4]

No.1

まだお若いのに・・・残念でなりません。

ただ、人の命は限りがありますけど ウルトラが続いていく限りエースの言葉も・・・それはきっと市川先生の心の声なのだと思っています・・・ずっとずっと残っていく。

誰に説教されるより、ヒーローの言葉は強く心に残りました。

エースに限らず、市川先生の作品は大好きでした。
「ありがとう」の感謝の気持ちでお送りしたいです。

No.2

これは驚いた。まさか市川森一まで今年召されるとは。つい先日、新刊小説「幻日」を発表し、東京のラジオ局文化放送の「大竹まことゴールデンラジオ」に御出演されたのを聴いたばかりでした。島原の乱に材を取り、キリシタンの一揆を薩摩の役人の奔走と、中央の幕府の役人の対応の温度差を描いた作品とのことで、拝読したいと思っていたところでした。先週NHKでは市川さん原作ドラマ「蝶蝶さん」も放送されたばかり。

30年前のドラマ「淋しいのはお前だけじゃない」ご覧になった方もあるかと思いますが、人間の本性は皆さみしく、笑顔で笑って心で泣いている
。「傷だらけの天使」は最終話、オサムが風邪で死んだアキラをドラム缶風呂で温めてやるシーンが泣けてきます。

ドラマ「刑事くん」「コメットさん」円谷「ウルトラセブン」から「エース」まで
まさに子供番組は市川先生にとって楽しくてたまらない仕事の数々であったそうです。とくにセブンの仕事、円谷プロは当時の映像技術の梁山泊であったと、最後のラジオ出運で語られていました。

ツバサさんに、お勧めです。20年前の邦画ですが山田太一原作「異人たちとの夏」が市川森一の脚色で制作されています。

とても、感動した一遍であり円谷を過ごした市川先生ならではの作品だと思います。機会があれば是非ご覧ください。


出崎統、市川森一、内山まもる、まだみなさん御若い。2012年は困難を体験した年でしたが、それでも命数を使い果たした著名人も志半ばだったことでしょう。先週、私の知人の方が急逝され気落ちしていたのですが、市川先生の残された足跡、ウルトラだけでなく鋭く捉えた人間讃歌であったように思います。

返す返すも残念です。

No.3

ウルトラマンのイメージが強い市川さんですが、仮面ライダーも初期に脚本を執筆されていたのは知ってました。
でも、これは知らなかった・・・。
>市川さんが「仮面ライダー」オープニング考案

サンケイスポーツ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111211-00000002-sanspo-ent

No.4

ウルトラシリーズが息の長いシリーズである以上、
避けては通れない話題なのかもしれませんが。
内山先生に続き脚本家の市川さんも・・・本当に残念でなりません。

しかし、皆様も仰られるように、内山先生や市川さんが
作品として残された物は、これからも私達ファンの心の
中で生き続けます。
そのように考えると、クリエイターという仕事は、本当に
幸せな職業なのかもしれません。

本当に有難うございました。

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ウルトラマンネクサスの大ファンです。
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