取りあえず堪能いたしました(^-^)
久々のメビウスとの再会はまさに感無量…
既に過去記事のコメント欄とかで
いろいろご意見なんかはいただいておりますが、
私の感想も大体それらの皆さんと同様でしょうか。
作り込みの時間が短かったせいか、確かに粗はいろいろ目立ちます。
でも、それを補って余りあるのが
新生円谷プロスタッフの限りないチャレンジ魂!
ウルトラマンは型にはまったものではない。
もっと自由であるべきではないのか。
この作品から、そしてメイキングの岡部さんを始めとしたスタッフの言葉から
私はそんなスピリッツを感じ取ることが出来ました。
コメントにも書いたけど、
円谷プロは今後のウルトラを”ウルトラマンシリーズ”ではなく、
自由な発想で作られたQ・マン・セブンのころの
”空想特撮シリーズ”のつもりで作ろうとしているんではないでしょうか。
そんな事を感じさせるほど、新しい息吹を感じた作品でもあります(^-^)
以下、ネタバレも少し混ざりますが、再々鑑賞しながら思ったことを少しw
●オープニング
炎につつまれ、ちょっと迫力を増したロゴとともに鳴り響くメビウスのテーマ!
メビウスが帰ってきたんだ!!!
もうこの時点で感無量…目がちょっとウルウル(^-^)
●光の国
映画より一足先に見るができた光の国は
まさにクリスタルシティともいうべき美しさ。
本邦初公開!といいたいとこですが
考えてみれば、全編CGで描かれた光の国の光景はメビウス1話冒頭でももう描かれてるのでした。
あのころもそのビジュアルに感激したけど、まさかその数年後にこんな絵が見れるようになるとはねえ…
ウルトラファンってなんて幸せものなんだろう(^-^)
●ウルトラサイン
最初の「立て!打て!切れ!」(だっけ?)から妙に情報量が増えてますね。
音声データなんかも送れるようになっているみたいだし。
光の国でも地味に技術革新が行われているのでしょうかw
●マント姿の4兄弟
郷さんの声が渋すぎる…
ここでヒカリの救援に向かうのは、
当初の予定では、そのジャック&エースだったそうなのですが
映画でフィーチャーされるキャラクターはそちらで存分に活躍してもらおう
ということで、タロウ&エースに落ち着いたそうです。
ということは映画ではジャック兄さんの大活躍が見れる?
●飛び立つエース&タロウ
横山監督が一番やりたい!って仰ってたカットがここですね。
確かに1カットで飛び立っていくのは新鮮ですが、
飛びポーズがやや頼りないような(笑)
●ヒカリの救出に向かうメビウス
大宇宙を一人飛ぶメビウス。
宇宙警備隊員の日常を垣間見るようなシーンですが、
どっかなじみがあるなと思ったら内山ウルトラマンガの物語冒頭でした。
ザ・ウルトラマンにはこんなシーンがいっぱいありますよね!
こんな形で映像化されるなんて最高だなあ…と過去にこんな記事(↓)を書いた人としてはまたも感無量に(^-^)
▼出来たらいいな。『ウルトラウォーズ』[特撮ヒーロー作戦!]
●メビウス対グローザム
浮遊隕石を盾にしたメビウスの頭脳的攻撃が見どころ。
まさに今回の表現システムだから実現できたシーンです!
ただこの後もそうなのですが、
アクションが等身大っぽい軽さを感じるのはちょっと残念な点かな。
もっとパンチや倒れ込むアクションに効果音や地響き・地ぼこりなんかを足して
巨人同士が戦っているという迫力が欲しいとこではあります。
まあ、このへんは次回以降の課題なのでしょうね。
●ウルトラゾーンにつくタロウ&エース
単なるセットではなく、オールCGにすることによって
セット撮影では難しい遠景カットが可能に。
ゾーン内の広がりが感じられるのは進歩ですね。
デザインもなかなか異様な空間って感じでいい雰囲気。
●暗黒四天王(のうち3人)VSエース&タロウ
あっという間に見つかってしまうのがうかつといえばうかつなんですが(笑)
それをものともしないのが今回の四天王。
あの仲が悪かった4人とは思えないノリのよさとチームワークで
エース&タロウを圧倒!
●メビウスVSインペライザー
宙返りしながらインペライザーに斬りかかるメビウスかっこよす!!
このへんのワイヤーアクションは
通常すごく手間がかかるらしいのですが、
坂本&横山さんのチームでは、それをかなりのスピードで
あっという間に処理できてしまうんだそうです。
このへんのスピード重視ということを横山監督は力説してらっしゃいましたが、
もしかしてこのチーム編成って”テレビシリーズ”を意識したものでもあるのかな…とかメイキングを見ててちょっと思いました。
●メカザム!
絶体絶命のメビウスの前に現れる謎の戦士メカザム。
メビウスに代わってインペライザーを倒すシーンの
アングルと奥行きは本編の名シーンの一つなんで必見です!
仲間を思うメビウスの心に興味を示すのも
ザムシャーそっくりのメカザムですが、
頭にインペライザーそっくりの再生装置があるのが気になるんですよね…
その出生にはもしかしてエンペラ軍が関係しているのでは…
●大切な仲間
インペライザーとの戦いで傷を負ったメビウスは
それでも無理をして、ヒカリに元へ向かおうとします。
それを不思議がるメカザムにミライくん…
ミライ「仲間が危機に瀕しているから…」
「数々の戦いを共にした大切な仲間だ!」
そして高鳴る例の音楽w
このシーンが実は前編で一番好きなシーンです(^-^)
たとえ月日は遙かに経ってしまっても
ミライ=メビウスの心には、
地球で見つけた”かけがえのないもの”が未だに熱く輝いているのですねー(涙)
▼医療特撮部LOG ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース STAGE1 暗黒の墓場
映画の前日談ってことは少なくともメビウスの劇中からは 数十年から数百年が経過してるんだよなぁ…
てことはメビウス=ミライにとっては
地球でともにたたかった仲間たちはもう全員がいないわけで…
優咲さんの仰るとおりで、この時のメビウスには
あの懐かしい地球で共に戦った仲間はもうヒカリしかいない
わけなんですよね。
そんな事を念頭に入れて、このシーンを見ると
またメビウス=ミライの心中が痛いようにわかってまた泣けてくるわけなんですが(^-^)
つーことで、ここまでで全体の約半分くらいです。
あんまり内容をバラすのもなんなので、展開書くのはこのへんにして、
あとは興味のある方はぜひ本編をごらんになってください(レンタルも始まってます!)
ウルトラファン・そしてメビウスのファンなら見て絶対後悔はしませんので!
そして本編の後はメイキング。
ラストの五十嵐君の言葉からにじみでるメビウス愛はもうたまんないです(涙)
ぜひごらんあれ!
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Comments [4]
No.1ウルトラLOVEさん
こんばんは、ツバサさん
丁寧な説明ありがとうございます。
たしかに、各セクションで色々なテーマがあるのがわかります。
それと、メイキングの説明でひとつわかったことが仮面ライダーの映画が短期間で作られる秘密がわかったような気がします。
最近のライダーは、CGの多様してるのがよくわかります。とくに、電ライナーのCGはよくできています。
円谷プロの合成映像で私なりに気になってた点があります。
それは、さかのぼってウルトラマンティガからゴーストリバースまでいっしょなんですが、
キャラと背景の明るさが微妙に違ってキャラが浮いているように見える点です。
これは、円谷で使っているソフトの特性なのかもしれませんね。
こんかいのコーストリバースの画面切り替えはスターウォーズ風のようでした。
今後は、キャラと背景の刷り込みがうまくいけばいいですけどね。
そして、私の提案として「猿の惑星の猿人」のように、怪獣をつくるときに顔だけメイキャップSFXでつくれないですかね。
リアリティーが出ていいと思いますが!
とにかく今後どんな進歩なされるか楽しみです。
No.2シャプレーさん
ナインティナイン岡村さん扮するプレッシャー星人が映画に出演するらしいです
話題作りのためとはいえこれはちょっと…
http://www.oricon.co.jp/news/movie/71098/full/
No.3葛やさん
ツバサ様、皆様、こんにちは!
葛やです(^-^)
先日は随分と長い感想を書き込んでしまい、失礼致しましたm(__)m
メビウス関連の話題には、ついつい書き込みも長くなってしまい。
“愛”ゆえに、でしょうか(笑)
>ゴーストリバース
私個人としては、全編CGの割にはそれ程粗は目立ってなかったように思います。
ただ、場面の切り替えには引っ掛りを覚えました。
単純な場面の切り替えといった感じで、もう少し俯瞰を使う等のひねりがあっても良かった気がします。
また、ツバサ様がご指摘になった『軽さ』は意図的な表現のようです。
今回のOVと映画では、ウルトラマンを“巨大ヒーロー”ではなく“光の超人”として描きたいという制作側の言葉が過去にありました。
恐らく、ウルトラマンの宇宙を自在に駆け巡る超人としての姿を描写する為に、あえて巨大感をカットしたのではないでしょうか。
どちらにせよ、昨日発売された“てれびくん”付録DVDで後編がさらに楽しみになってしまいました。
もう少し、発売日が早かったらなぁ(^^;)
>プレッシャー星人出演
私個人は、あまり気にならなかったですね。
声優陣に小泉元首相を起用した時点で、『とにかく今回の映画は何が何でも売るぞ!』という制作側の姿勢を感じました。
私はそれで良いと思います。
1回位徹底的に売り込んで、それで売れなければ以後ウルトラシリーズは固定ファンで持つ作品として制作されるでしょう。
今回の映画は、色々な意味で今後のウルトラシリーズの行く末を決める作品になるのだと思います。
・・・それに、既に何度か行われた試写会感想ではそういったネタばれが聞こえてきません。
巧くやっているのではないでしょうか(*^_^*)b
No.4ツバサさん
>ウルトラLOVEさん
>シャプレーさん
>葛やさん
コメントありがとうございますー。
●ウルトラLOVEさん
>キャラと背景の刷り込み
このへんはソフトというより
画面の作り込みの時間の関係では?
そのへん、映画はかなり綿密に作り込まれているようで
記事で指摘した、重量感の描写も、キャラクターの影も
しっかり合成されて絵作りされているようなので安心していいかと(^-^)
●シャプレーさん
>岡村さん扮するプレッシャー星人
しっかり記事にさせてもらいました。
ありがとうございます!
●葛やさん
>“てれびくん”付録DVD
いいなあ…
私はまだ買ってなくて、これから買いに行こうと
思ってた矢先にさっき友達からの誘いの電話が…
見るのは夜になりそうです(^-^)
>『とにかく今回の映画は何が何でも売るぞ!』という制作側の姿勢
これは仰るとおりですね。私も賛成です!
今度の映画には作品的にも経済的にも
絶対結果を出してもらわなければいけません。
ウルトラの新しい未来を支える礎になってもらわなければいけないのですから!
そのためには葛やさんが仰るような制作側の姿勢は
その本気度が感じられて大変好ましいと思います!
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