経済専門誌にこんな興味深いレポが。
▼迷走からの脱却果たす”ウルトラマン” 新生円谷プロの再出発(1) | 企業戦略 | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン
・円谷プロがなぜ買収されなければならなかったのか
・そして買収後どう改革されたのか
ということについて詳細に記載されています。
仕事で以前の円谷プロと付き合いのあった方にお会いすることがあるのですが、
そういう方々が口をそろえて仰るのは、
「実にいいかげんだった」
ということ。
これはいい意味も悪い意味も含んでいて、
・版権チェックはゆるくて、ないも同然 とか
・知り合いには着ぐるみもただで貸し出しちゃう とか
仲のよい人には、ホント付き合いやすい”いい会社”だったそうなんです。
でも、悪い意味では、いわゆる”どんぶり勘定”というやつ?
記事に書いてある通り、
新作ウルトラ1つ作る度に、数億円の赤字
なんて普通の会社じゃちょっと考えられませんよね(^-^)
これはウルトラQのころからの伝統だったようで、
円谷英二監督は
金はいくらかかってもいいから、いいモノを作れ。
ということを口をすっぱくして仰っていたそうです。
その映画黄金期からの伝統は現在では通用しないということなのでしょうね。
当たり前のようですが、ちょっと寂しく感じられる所も。
そして過去を切り捨て、ようやく黒字経営となった円谷プロ。
ようやくマトモな体制が整ったにすぎない。真の巻き返しはむしろこれからだ
ということですが、あまりに利益追求ばかりというのもなんだかね…
コスト意識も大事ですが、「子供たちに愛と夢を」という精神も同じように大切にしていってほしいものですね(^-^)
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Comments [7]
No.1特警ウインスペクターさん
ついにヤッターマンの予告編が公開しましたね。絶対見に行きたいです。
No.2ミライさん
こんばんわ。
この記事の内容は分かります。
円谷プロはなぜ身売りされてしまったのか。
昔の円谷は経営がなっていなかったことなど・・・。
でも分からないんです。
この記事を見ていると、
なんだかいままでの円谷作品や、
それにかけてきた人たちの想いが無駄だったといわれているような気がします。
記事の書き方のせいかもしれませんし、
それが相手の顔の見えない”メディア”と言うものなのかもしれませんけど・・・。
とりあえず、ツバサさんの言うとおり、
『子供たちに愛と希望を』
と言うメッセージだけは忘れずにこれからの作品を作って言ってほしいなと思うしだいです。
超・長文&駄文失礼しました。
今週土曜日のチャットも楽しみにしてます
No.3ウルトラLOVEさん
円谷の一歩進んだ未来感を描く作品のファンでしたが、最近の作品は予算の関係なのか、ストーリーも特撮も昔の迫力に比べたらショボイ感じがします。最近スカパーで、ゴジラ作品全放送を見ました。すごい迫力でした。怪獣の出現に迫力があります。海・山・空から現れるのがリアル感があってすごくよかったし、怪獣の身長のあらわし方がビルの大きさとマッチしているのがすばらしかった。最近のウルトラ作品は、怪獣の動きの迫力不足と怪獣の登場のしかたや大きさの表現の仕方が特撮不足の感じがします。合成表現やプールを使ったシーンが無くなってきましたね。大決戦の映画のゲスラは、やっぱり海からの登場のほうが迫力あったような気がします。なので、大怪獣バトルの映画化があるのであればゴジラ映画に負けない作品を作ってほしいです。
No.4集積屋さん
おそらくこの記事で書かれていることへの疑問(違和感?)はこの記事が「経済状況に関して」のみであることによるのではないかと。
今までの円谷がファンを獲得できたのは、ツバサさんの仰っているような「古臭い」円谷英二氏の製作方針によるものが大きかったと思います。
ただし、それは今の経済から考えれば言語道断。
この記事では「そんな甘っちょろい事でこの資本主義社会生きていけるかぼけぇ!」と切り捨られてしまってますから。
逆に言えばそんな「時代遅れ」なやり方をしていても、40年以上なんとか経営を続けて来れたあたりに円谷プロの特異性がありますよね。
ウルトラって本当に強力なコンテンツなんだなあ…
今のところ、以前までの作品の製作(≠経営)体制に対しての批判が出てないことに希望を見出してみようかなと思ったり。
しかしまあ、「実は非常にカネがかかっているのだ」って言われましても
僕らにとっちゃそりゃ当たり前だろと思ってたんですが…(^^;
一般の人から見ればそんなもんなんでしょうかね
No.5通りすがりさん
新生円谷プロの第一作、ウルトラギャラクシーNEOはCG部分がかなり進歩していて今後への期待が膨らむ内容でした。
TYOの人もウルトラに関しては力を入れていく方針みたいなので、
今後の展開に期待します。
しかしTBS系列も頑固ですねぇ。
今のゴールデン枠でさえ視聴率は5、6%しかとってないくせに
No.6Gunbba2さん
こんばんは。
違和感というか、視線が全然違うので仕方ないですよね。企業戦略・経済という立場から行けば、「潰れかけていた会社の再生」といっても、プロジェクトX的な人間ドラマじゃなくて、「数字」の話をしないといけないところですからね。
円谷プロの再生とひとくちにいっても、会社としての再生と創造する場としての再生方法が、かならずしも一致するとは限らない…そこが難しいところだろうし、それこそ新体制の手腕が問われるところだと思います。
No.7テラマンさん
まさかこんなに経営難だったとは思いませんでした。経営難自体は知ってたんですけど、ここまでひどかったとは・・・。でもツバサさんの言うとうりいい会社だったんでしょうね。同じようにかつて何度も経営難に見舞われ、それを克服してきた円谷プロですから、また完全に復活してくれればいいですね。
それと愚痴っぽくなりますが、ウルトラLOVEさんのいうとうり、なんか特撮のいわゆる重量感がなくなってきている気がするんですね。平成三部作のときのような、まるで怪獣が生きているような感じが。経営と特撮を両立させることって本当に難しいんですね^^;;
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