今朝報道されたばかりのニュース。
ちょっとショックかも。
▼円谷プロ、映像制作大手TYOの傘下に(日経)
▼ティー・ワイ・オー、円谷エンタープライズの第三者割当増資を引受け子会社化(日経)
やはり自力ではやっていけないくらいに経営は悪化していたのですね…(T T)
メディアで報道されていたネタはほんとうだったんだ。
なんか悲しい現実を突きつけられたみたいで、最初はやっぱショックでした。
でも…プレスリリースとかよく読んでいるとちょっと考えが変わってきたり。
当社はTV?CM、WEBコンテンツ、CG、アニメーション、映画、ゲームソフト等多岐にわたる映像コンテンツを制作してまいりましたが、当社の映像コンテンツ制作において培ってきたノウハウを、「ウルトラマンシリーズ」という人気キャラクターと掛け合わせることで、更に多角的なビジネスが展開でき、この両社グループの融合は、名実ともに業界を代表するトップブランドになるものと確信しております。
この映像コンテンツで「ウルトラマン」をトップブランドにしていく!
というコンセプトにちょっと惚れました(^-^)
TYOさんという会社。
私は全然知らなかったんですが、すっごい規模の大きなグループみたいなんですよね。
グループ会社でビルドアップとかスティングとかいった会社もかかえているし。
手がけた作品もNHKの「どーもくん」や「怪盗ワリオ ザ セブン」とか…
映画も士郎正宗さんのアニメとかいろいろやられているみたいですね。
でもHPをパッと見ただけだと、誰でも知っているヒット作はないな…という印象。
で、おそらく今回の円谷プロへの関与の目的は、
日本人なら誰でも知っているウルトラマンをグループのメインキャラにしたい
ということなんじゃないかと想像します。
ウルトラマンの知名度で本体のTYOの認知も進めば、他のビジネスにも良い影響が出てくるでしょうし。
ウルトラキャラを使ったいろんな企画も提案できるでしょうしね。
こういう点から類推すると、たぶんウルトラというコンテンツは大事にメインコンテンツとして扱われるんじゃないかと思います。
円谷プロが買収される場合、相手はバンダイだとは誰しも思っていたでしょうが、バンダイだと結局ライダー・戦隊も含めた特撮コンテンツの中の一つということになってしまう…
それよりか、ウルトラをメインに扱ってくれそうなとこと組んだほうがいいというのが円谷プロ経営陣の判断だったんじゃないでしょうか。
それはそれでいいことのような気がします(ちょっとさびしい気もするけどね(苦笑))
この新体制で、ウルトラの新作が続々と世に出されること、それを大期待しちゃいますんでよろしくー!!>新経営陣の方々
Comments [6]
No.1SOUさん
TYOって良くしらいないけど、ウルトラマンをメインコンテンツにする
という意気込みあるということは経営陣以外は従来のスタッフを
重宝してくれる、のじゃないかなと思えますね。
テイストはあまり変わらないと思います。
逆に予算のやりくりが上手くなって、もっといいものが
作れるようになるのじゃないかとか。
実際に、過去の業績見てると悪くはないと思います。
チャイヨーとの問題もこれで片付く、のかな?
その辺わからないけど。
No.2金城 誠さん
お久しぶりです。久しぶりにカキコさせていただきます。
このニュースはニコニコ動画の<ニワニュース情報局>で知りました。
円谷プロって経営悪化してたんですね・・・。
セブンX、大怪獣バトル、劇場版メビウス2とグッドニュースが続いていたあとに、自社の身売りというバットニュース・・・。
まあ、円谷プロが消滅するわけではないので大丈夫でしょうが、これをきっかけにチャイヨープロとの事件の二の舞を起こさないよう願ってます。
P.S
せっかく大資本の傘下に入ったのだから、チャイヨーのウルトラ関連の権利(ハヌマーンやミレニアムなど)を買い取ってくれたりしませんかね?
・・・しないか。
No.3tさん
TYOは大資本というより下請けの寄せ集め集団です、
資本側より労働側の寄り合い所帯グループとでもいいますか。
一族による放慢経営のツケが貯まった円谷は、会社を身売りしてまで、
「円谷」というブランドを守る手段を取るのですね。
根本的な体質は変わらないというか・・・、
大事なのは「ウルトラ」というブランドなのに。
でも、これが円谷再生の契機になると嬉しいのですが。
幾許かの危惧も残ります。
もしTYOが傾いたら、価値のあるものから売られることになります。
巡り廻ってチャイヨー傘下・・・ありえない話でもないです。
これが円谷変転の端緒とならないことを祈ります。
No.4ガンホーHGさん
前略、いつも楽しく凄い記事を有り難うございます。
今回の転機ですが、私はB.B.大和の若い士官の発言とされる「破れて目覚める。」と同じく、閉塞的なウルトラマンの脱皮を推し進める機会になるのではと期待しております。
私個人の主観として、近年のウルトラは見ていて可哀想になってくる物がありました。
メビウスの失速振りは、ボクシングで言う所のタオルを投げたくなるような、疲弊振りを感じた物です。
しかし一方で、先日こちら様で紹介されたゲーム映像で構成され熱い歌詞の乗せられたMADPVや、カードバトル等の、本流以外でのウルトラ怪獣や戦士を活かし弾けさせる元気さが、ウルトラはまだ幾らでも面白くなれると言う、ウルトラの底力と潜在能力が実証されていると思います。
ウルトラを知らない日本人は居ないと言う事は、ウルトラという「作り物」にしてみれば非常に有力な事実の筈です。しかし昨今の映像作品の低調振りは、新媒体でのウルトラの活力を本家が活かしきれない状況である事を示しているのではないでしょうか。
中国では危機にはチャンスという意味が込められている、と言う台詞がシンプソンズにありましたが、それは「危機の機が機会の機」と言う意味です。
正に危機こそチャンス。先行きは不透明ですが、一概にバッドニュースだとは思えません。
ネクサスの様な意欲作や、ファイティングエボリューションのキャラを活かして弾けさせる活力、これらが新体制で取り込まれ、ネオウルトラが花開くことを期待しています。
No.5patchさん
今回の出来事がプラスに働いてくれるといいですけどね・・・。
話を変えて。
「ULTRASEVEN X」の15秒PVが公開されました。
初の本編映像です!
http://sevenx.jp/information/070914/index.htm
凄い面白そう!
こちらでは見れないのが残念ですが・・・
もっと放送局が増えてほしいところです・・・。
No.6SOUさん
ウルトラというより、円谷の失速は現在のコンテンツビジネスの
根幹に問題がある、ってのもでてきてるんでしょうね。
ドラマや映画などは、必ず採算をとれるような企画で、
お茶を濁すってのがあるようですし。
ウルトラ関係に関して言えば、投資した資金の回収が行なえないまま
次を作らないといけない状況が続いたってのが、結構痛手に
なってると思います。
それだけじゃないでしょうけれど、制作する側、人などに
ちゃんと対価が払われるような、そんな環境ができないと
いつまでたっても、同じことの繰り返しじゃないかな、と
思わないでもないです。
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