今日はお休みだったので、午前中見に行ってきました。
批評ではあれこれ書かれておりましたけれど、私的にはけっこう面白かったです。
この記事なんかでは
時代劇に仮面ライダー風の特撮SFヒーローのテイストを持ち込んだ破天荒な作風が痛快
と書かれていますが、これはまさに正解。
もっと詳しく言うとノリは東映ノリなんですが、『仮面の忍者赤影』とかあの感じですね。
明るく、奇想天外で、チープ(笑)
あのノリを好きな特撮ファンにはなかなか楽しめる作品だと思います!
さらにもっと詳しく書くと、
『赤影』に石川賢マンガのエッセンスをふりかけたような感じ
がして、けっこう私好み(^-^)
もう主人公”万源九郎”の初登場シーンとか、かなりスプラッター。
隣の席で見ていた年配の女性は思わず目をそむけてらっしゃいましたし(^-^)
冒頭の生態感あふれる宇宙船のシーンは、”ゲッターエンペラー”みたい。
そしてワイルドな源九郎には、流竜馬のイメージがだぶります。
ゲッターサーガか、虚無戦記を映像化したらこんな感じになるのかなあ…
とか夢想しながら見ていました。
・宇宙船のシーンは序盤だけ
・舞台もけっこう子じんまり
・宮藤官九郎さんと阿部さんの息が今ひとつ(期待していたんですけど…(T T))
・メイク使いすぎで、竹内力さんの怪演がたんのうできない(力さんにはメイクいらなかったと思う(怒))
などなど不満点もいっぱいあるんですが、堤監督の
怪獣や戦隊モノが大好きな子どもから『昔はこういう活劇がたくさんあった』とおっしゃるご年配の方まで老若男女、楽しめる作品
にしたいという狙いはまあまあ成功しているかなと思います。
普通の映画評論家の方々の不評は、おそらくこの映画を真面目なSFX大作!として見てらしたからかもしれませんね。そう思ってみると確かに失望します(苦笑
江守徹さんのナレーションや堤監督の演出もとてもコミカルで、全体にすごく軽い感じですし、大作という重みはまったく感じられません(笑)
それが堤作品の味だと思いますし、私なんかが好きなとこでもあるんですけど、日本では真面目路線の方がとかくウケがちですからね。
評判悪いのはしょうがないか…って感じですか(^-^)
ともあれ
まぢっつ!って感じの終盤の展開
とか、なかなか面白い作品ではありますよ。
けっして大絶賛!100点満点とは行きませんが、そういうノリが好きな特撮ファンはぜひ。
で、最後に、GLAYのエンディングはいい曲だけど、作品の内容にはそぐわないと思いましたので、テーマソングを作詞してみました(^-^)
仮面の忍者赤影OPの曲に合わせてお歌いください(一部ネタバレ入りですが(^-^))
ではでは?!
でかい背丈の謎の人?
どんな素性か 知らないが?
キラリと光る? 涼しい目?
不死身の男だ 源九郎?
大剣ビュッビュッビュッビュッビュッ!
源九郎は行く?
(参考リンク)
▼【単独インタビュー】
巨大男×もののけ×エイリアンが入り乱れの大バトルを展開!
ハチャメチャ痛快活劇「大帝の剣」を堤幸彦監督がPR(ムービーウォーカー)
↑堤監督の狙いがよくわかる単独インタービュー記事。
映画が気に入った方は必読(^-^)
大帝の剣 (堤幸彦監督 出演 阿部寛 、長谷川京子 、宮藤官九郎) | |
売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
Comment [1]
No.1石田豊武さん
私も日曜日に早速見てまいりました。
よかったところも残念だったところも沢山ありましたが、とりあえず阿部寛さんの源九朗?は原作そのままってカンジでした。
ツバサさんの挙げられた初登場時の殺陣とか、見事に夢枕獏氏の作品を映像化していたと思います。
残念だったのは、ラストバトルがほぼCGだったことと牡丹が絡みきれなかったことです。
ラストバトルに関しては、SFX物の映画には多いことなので、まぁ、納得してます。牡丹に関しては、原作読んでるものとしてはもっと深く描いて欲しいところでしたが、そうなると彼を追っている宮本武蔵まで出さなければならないし、どんどん魔界転生になってしまうのでこれも仕方ないところでしょうか。
冒頭の宇宙戦は、やっぱりゲッターですよねぇ。
監督はどの作品も続編が作れるように撮るそうで、大帝の剣も「OKが出れば明日からでも作ります」とか映画雑誌に答えていますので、ここは是非続編を見たいです。出して欲しいキャラとか、まだまだいっぱいいるんですよねぇ。
コメントする
※ コメントは認証されるまで公開されません。ご了承くださいませ。