最初に見たときは…がっかりしました。
いつのまにかあっさりと終わってしまっていた。
そんな印象。
でもこんなはずじゃない。
あのメビウススタッフの用意したラストがそんな失望するようなものであるはずがない!
そう信じて、もう一度1話から見直してみよう。
というのがこの間のお知らせ記事を書いたときの正直な心境です。
そして見返してみて…驚きました。
最終話のラスト、TVの前には号泣して画面がろくに見れない。
そんな自分がいました…
今ならはっきり言えます。
ウルトラマンメビウスのラスト。
それはまちがいなくウルトラの歴史に残る大傑作だと!
■最初の失望のわけ
私のように最終回を見てガッカリされた方。
ぜひだまされたと思って、もう一度1話から見直してみてください。
私が見た話は
◎第1話 『運命の出逢い』
◎第2話 『俺達の翼』
○第7話 『ファントンの落し物』
○第16話『宇宙の剣豪』
◎第18話『ウルトラマンの重圧』
◎第29話『別れの日』
◎第30話『約束の炎』
○第36話『ミライの妹』
◎第42話『旧友の来訪』
◎第48話 最終三部作?『皇帝の降臨』
◎第49話 最終三部作?『絶望の暗雲』
◎第50話 最終三部作?『心からの言葉』
の順です。
特に◎をつけた1話→2話→18話→29話→30話→42話→最終三部作
の9本は見事に同じテーマが貫かれていて素晴らしいです。
続けて見るとホントにそのまま1本の長編映画といってもいいくらい。
ホント最終回の印象が180度一変しますよ!
ちなみに、私が最初に見たときはこんなこと考えていました。
カタルシスのなさ
あっさりしすぎ
このあっさり感は意図的?
ネクサスの時の”すべてを出しつくす!”という気概がやや感じられない
不完全燃焼というか何かに遠慮しているような…
メビウス・ヒカリ消滅→フェニックスブレイブ誕生への流れに引っかかる
ネクサスでは闇に落ちた凪を必死に救おうとするコモン
マックスでは囚われたマックスを救う復活大作戦
こういう人間の頑張りがあったからこそ、その後の大逆転勝利に凄くカタルシスがあった
それが今ひとつ感じられない
心情的にはすごく納得したし、ある意味感動もしました。
でもメビウススタッフの力はこんなものじゃない!と訴えたい気持ちも正直ある。
初見の時の走り書きメモです。
かなりの酷評でしょう?
これでいったんレビュー書こうとしたんだけど…
やっぱりスタッフを信じたい!という気持ちが強くて止めちゃった。
うん。それは大正解でした(^-^)
なぜ最初の印象が悪かったのかというのを今から思うとですね。
ずっと熱狂していたウルトラ兄弟客演回。
それの影響でいつのまにか、最終回を兄弟が大活躍するオールスターエンターテインメントとして想像していた…というのがあったんじゃないかと思うのです。
その思い込みと違った展開であったのが、あっさりしすぎという印象になった要因ではないかと。
1話から見返したおかげで、その間違った印象がすっぽりとれて、本当の意味で最終回を捉えることができた。
だから評価が180度変わったんじゃないかと思います。
そう。ウルトラマンメビウスは、ずーっと
メビウスとGUYSとの友情=絆
のお話だったんですよね!
■メビウスとGUYSの絆
そのことは頭ではわかっているつもりだったんですけれど(^-^)
通して再見してみるとその積み重ねというものが、ホントに念入りに緻密に描かれているのがよく分かりました。
たとえば、第30話『約束の炎』のラスト。
GUYSメンバーに正体がばれてしまったミライが、みんなの声援を受けながらメビウスに変身するシーン。
リュウ「絶対に生きて帰って来い!」
ミライ「GIG!」
ミライ「メビウーーーース!」
ここでは送りだされるのはミライ=メビウス。
GUYSのメンバーは声援を送るだけなんですよね。
それが、最終話では、同じようなシチュエーションで
サコミズ「GUYS サリーゴー!」
全員「GIG!」
全員「メビウーーーース!」
メビウスとGUYSが全員で変身!
30話でのシーンをさらに1歩進めた形で描かれています。
初見の時に”引っかかる”と書いた部分です。
通しで見るとこれがまったく違和感がないのです。
ホントびっくりするくらい。
それどころか、物凄いカタルシスと感動を感じました。
もう変身の前のみんなが決意をしゃべるシーンあたりから、もう頭の中にそれまでの思い出がどんどん沸いてきて、たまんなくなって…
いつのまにか、ベッドに突っ伏して号泣していました。
物語を見て、ここまで泣いたのは、もしかしてはじめてかもしれません。
ティガの時もネクサスの時も…ここまでは泣かなかったなあ。
それくらい感動しました。
1話からずっと描かれてきたメビウスとGUYSの間の絆。
まさに”ぶつかりあい、励ましあい”築いてきた絆が、こういう形で結実するなんて…
それまでの過程が鮮明に頭にあるからこそ、激しく心を動かされたんじゃないかと思います。
■ウルトラマンと人間の絆
そして相対する暗黒の支配者エンペラ星人とメビウス・フェニックスブレイブ。
普通ならここで一気にラストへといった感じの流れになるとこでしょうが、メビウススタッフはさらにここに物語のテーマを補完する仕掛けを用意していました。
サコミズとゾフィーの間の絆。
ひいては、ウルトラマンと人類の間の関係性をさらに突っ込もうと。
俺は彼らの心に答えたい。
ただ守られているだけじゃない。
同じ場所に立って…同じ痛みを、苦しみを、同じ喜びを。
そう訴えたサコミズ総監自らが、ゾフィーと一体化して、メビウスともに戦う。
そして”人類の思い”ともいうべきファイナルメテオール。
この3者が一丸となって、エンペラ星人に立ち向かうクライマックス。
それは、まさしく『ウルトラマンメビウス』のテーマを体現した1シーンといえるでしょう。
M78ウルトラ世界ではじめて描かれた、ウルトラマンと人間が共に一体となって戦う姿…
本当に素晴らしいシーンだったと思います。
●ウルトラマンの見つけたもの
そしてラスト。
第1話で語られた”自分にとってかけがえのないもの”。
それを見つけることができたとミライは語って去っていきます。
それがGUYSとの絆であることは明らかですが、それはメビウス=ミライだけが見つけたものではなく、他の歴代のウルトラマンたちも見つけたものなのでしょうね。
決して望んだわけでなく、力を持ってしまったウルトラ一族。
彼らの心は、実は孤独なのではないでしょうか。
その孤独を埋めるために、ウルトラマンは自分たちを必要としてくれる存在を求めている。
「地球の人々はウルトラマンメビウスを必要としてくれました。 その思いに答えたい!
「人間がいてくれたからこそ。どんな強敵とも戦えた。
ミライとダンの残したこの二つの言葉は、それを示唆しているように思えます。
人間がウルトラマンを必要としているように、ウルトラマンもまた人間を必要としている。
人間が住む星・地球はウルトラマンにとって、まさに”かけがえのない星”なのですね。
そうやってウルトラマンと人間は40年もの長き間、手と手をつなぎあってきた。
そのつなぐ絆は過去から未来へえんえんと続く。
あたかも無限のメビウスの輪のように…
『ウルトラマンメビウス』というタイトルにはそういう意味もこめられているんだと思います。
ちょっと感動(T T)
●エンペラ星人もまた…
そして最後に、エンペラ星人についても語りたいことが。
メビウスの最後の一撃で倒れるエンペラ星人の体から破片のようなものが飛び出ます。
それは、暗黒の黒ではなく、キラキラ輝く”光”色でした。
これは何を意味しているのでしょう?
思うに、エンペラ星人は、もう一つのウルトラ族。
それも”人間と出会わなかった”ウルトラ族なのではないでしょうか。
いわばウルトラマンと人間が紡ぐ輪の中に入れなかった存在。
他者との信頼の絆を作れなかった孤独な彼はいつしか、闇に囚われ、人間とウルトラマンを激しく妬み、憎悪するようになった…
こう解釈すれば、地球のみを狙ったわけがよく理解できますね。
闇の支配者・暗黒の帝王、エンペラ星人。
でもその恐ろしい彼も、その本質はウルトラマンや人間と同じ存在。
ツルギと同じようにうまれ変わることができる。
エンペラ星人の最後はそれを象徴しているように思えました。
絆の力を知った彼は、もしかして昇天し、新たにウルトラマンとして生まれ変わるのかも。
そう思わせるラストは、すごく優しさを感じさせる終わり方。
さすがコスモスを作った渋谷プロデューサーの作品です(^-^)
●そして最後に
って…なかなか書けなかった分、なんかずいぶん長いレビューになっちゃいました(^-^)
今後もメビウスの記事はどんどん書いていくつもりですが、一応けじめとして、私の「心からの言葉」を伝えて終わりにしようと思います。
****************************************
ウルトラマンメビウススタッフおよびキャストのみなさんへ。
この1年間、あっという間でした。
本当に楽しかったです。
この素晴らしい作品を紡いでくれたみなさんには本当に感謝しています。
信じていてよかったと心から思います。
本当に本当に『ありがとうございました!』
****************************************
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Comments [19]
No.1giants-55さん
トラックバック有難うございました。
ツバサ様の書かれている事、その通りだと思います。”昭和ウルトラマン”で育った自分は、中盤以降の彼等の降臨に胸弾ませていましたので、その意味では最終回のウルトラ兄弟総出演が添え物の様に感じてしまった面は少なからず在りました。でも、メビウスという作品全体を振り返った時、1話からスタッフの”強い意思”が貫き通されていた事に気付かされます。(自ブログをしばしば覗いて下さっている方も、同様の事を書かれていたので嬉しく思ったのですが^^。)
「仲間との絆」や「正義」、「他者への愛」、「慈しみの心」等、ともすると「そんなのダサいよ!」と一笑に付されてしまいそうなテーマを、頑なな迄に描き続けたメビウス。頂戴した情報によると、スタッフには「奇麗事を徹底的に描こうじゃないか!」という強い意思が在ったとか。こういう時代だからこそ、愚直だと言われようが何だろうが、人として大事な事柄を描いている事に魅せられましたし、本来ヒーロー物ってそう在って欲しいものなんですよね^^。
エンペラ星人の最期が、自らが最も憎んでいた筈の”光”への転化というのは実に皮肉では在りましたが、彼が「人間と出遭わなかったウルトラ族」という喩えには納得です。心根では愛するが故に、その思いが強ければ強い程憎悪に転化してしまったという所なのかもしれませんね。
メビウスを見続けて行く中でこちらのブログを知りました。毎日毎日、こちらでアップされる情報が楽しみでした。メビウスは終わってしまいましたが、今後もこちらのアップを楽しみにしております。
No.2ツバサ>giants-55さんさん
こんな遅くにコメントありがとうございます>giants-55さん
>スタッフには「奇麗事を徹底的に描こうじゃないか!」という強い意思が在ったとか
シリーズ構成・脚本の赤星さんの言葉ですね。
スタッフの方々の述べられている言葉はそのうち一度まとめて記事にしようかなあとか思ってます。
>愚直だと言われようが何だろうが、人として大事な事柄を描いている事に魅せられました
全く同感です(^-^)
マーケティングだとか世間での評判だとかを気にせず、自分たちの思うことを貫く…
簡単なようでなかなかできないと思うのです。
最終回なんかもウルトラ兄弟メインにしたほうが一般的には受けが良かったかもしれないんですが…
でもそれをやらずに自分たちの初心を貫くのがメビウス=ネクサススタッフだったんだ…と今にして分かりました。
ずっと前からファンだったはずなのに(笑)
>メビウスは終わってしまいましたが、今後もこちらのアップを楽しみにしております。
ありがとうございます。
そういっていただけると励みになります(^-^)
TVは終わってしまいましたけど、今後もメビウス世界は続くらしいので、引き続きひつこく話題にしていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いしますね!
No.3ボロボロ絵の具さん
ツバサさんこんばんわ、あまり時間がないので、簡単に感想を書きたいと思います。
正直に言うと特撮やストーリーに物足りなさを感じました。これは全話を通して感じた事でもありますが・・・
でも・・ミライの涙には素直に感動しました。
私がウルトラマンを観続ける理由は、不満も多いけど、その中に心の底から感動出来るものを観る事が出来るからです。
そして、それを観終わった後に心が少しきれいになるからです。
No.4あららあさん
ツバサさん、深夜まで熱いレビューありがとうございました。鉄は熱い内に打てではありますが、石橋を叩いて渡ることも大事なことだと思っています。思うといえば、
?>思うに、エンペラ星人は、もう一つのウルトラ族。
それも”人間と出会わなかった”ウルトラ族なのではないでしょうか。
いわばウルトラマンと人間が紡ぐ輪の中に入れなかった存在。>
最終話レビュー心待ちにしておりました。最後にご指摘のエンペラ星人の件、ウルトラの父のセリフにもありましたが、光と闇は対であり光があれば影がある。80が研究していたマイナスエネルギーも闇の波動であり人間というのは光も闇も内包する存在。ヒルカワであり、ジングウジ・アヤであるのでしょう。
ヒルカワの改心について触れられなかったこと
、サコミズの放送を忸怩(じくじ)しながら内心恥ずかしく思っていたのではないでしょうか。ヒルカワの心にゾフィーの言葉はいつか届くのかも知れませんね。
>光”への転化というのは実に皮肉では在りましたが、彼が「人間と出遭わなかったウルトラ族」という喩えには納得です。心根では愛するが故に、その思いが強ければ強い程憎悪に転化してしまったという所なのかもしれませんね。
それだけ、光と闇というのは「閉じた眼に深い淵」というように、ヒルカワにも心が開かれなくては光は灯らないのでしょう。シリーズを通しでみると、スタッフ文芸陣の間で様々なディスカッションがなされ、いくつかの提案を討議の末、メビウスが作られてきたのだと思います。まさに、サコっちの言う積み上げてきたものなのでしょう。
ウルトラ兄弟客演の最後がゾフィーだったこと、妙に納得して見てしまいました。
作品中、何度もミライのセリフにもありましたが
新たなウルトラマンに伝えたいこと。∞は次に繋がる「君にも見えるウルトラの星、友情の星地球」であると語りついでいくのでしょう。
本当に楽しい一年でした。
No.5達也さん
第一話「運命の出会い」から一年が立ち、
ミライをはじめGUYSのメンバーは成長したと思います。
ヒカリとなったリュウ。
セリザワ隊長の意志を継ぎとても勇敢でした。
そして、大事な人が敗れそうになったとき、
無理を押してでも変身するミライ・・・。
「最後まで諦めず、不可能を可能にする。」
それが未来のモットーでした。
(不可能を可能にする)は劇場版で、兄弟が変身する時の言葉
星司「信じる心の強さ、それが不可能を可能にする。」
ハヤタ「それがウルトラマンだ!!」と・・・
で話を戻します。
トリヤマ補佐官も人が変わりました。
いつも宇宙人差別思想だった人なのに、
最終話では
「誰一人犠牲者を出さぬといった。すぐに救助」
そしてマルさんも
「ここは私たちの思い出の場所でもあるんだ!」
そしてミライの死?を悔やむリュウ。
その時・・・
エースからマリナ:『仲間』
帰マンからジョージ:『地球の未来』
セブンからコノミ:『私たちなら』
初代マンからテッペイ:『弟を助けてくれ』
そしてゾフィーからサコミズ:『今君の力が必要だ』
で、ナイトブレスの奇跡の力を導き出す。
そこで確信。
GUYSにできることがまだある!
そして変身
サコミズ「GUYS サリー・ゴー」
GUYS「GIG メビウース」
名言[僕はもう一人じゃない!!]
ゾフィーと隊長の同化。
GUYSとウルトラマンが一体化しました!
ツバサさんのいうようにエンペラ星人は
ウルトラ一族なのかもしれませんね。
ウルトラマンメビウス最終話は
「ヒカリサーガ」・「劇場版」とも関わり深い話だったと思います。
メビウスがあったために僕はこのサイトを見つけました。
メビウスは終わってしまったけど、
このサイトは終わらないと思うので、
しばらくこのサイトでお世話になろうと思います。
メビウススタッフの皆様、1年間本当にありがとうございました。
PS:こんな長くなってしまったのをお詫びします。
No.6SOUさん
自分のブログでも書いたのですが、GUYSの面々は、1話にて
昭和だったらみんなウルトラマンに融合できる人たちなんですよね。
だから、その人たちが生き残って人として戦う姿をみせながら、
新人、ある意味歴代もっとも頼りないウルトラマンのメビウスと
ともに成長していく、というのを見るのが楽しかったですね。
最終回に、みんながレベルアップしてのメビウスへの転身なんて
その最骨頂ではないかな、と。
全体の創りが、ネクサスの大河ドラマ性と、マックスの1話完結の
爽快感をうまく取り入れてるのではないかと思います。
おそらく今の子供たちに受け入れられやすい、RPGのような
形式になっているのではないでしょうか。
クールの終わりにボスキャラ的存在がでる、という創りはそれ
だと思います。
逆に、大人の先入観では最終回のカタルシスはあまり
感じられないかもしれません。
私も、2回連続で見たし、一回目は?でしたから。
ただ、あれ?と思ってすぐ見直したくなる話でした。
するめのような、かみ締めるほどに味がでるっていうか。
何はともあれ、スタッフお疲れ様でした。
ちなみに、エンペラ星人は設定ではウルトラの星同様
太陽が死に、星全体が暗黒に包まれただ一人生き残り
暗黒の力を吸収したのだそうです。
設定からしてウルトラマンと逆の孤独になってしまった存在
太陽を作り出さなかった存在なのだろうと。
光が希望の暗喩だとすると暗黒は絶望の暗喩なわけですから
的確な配置で、デザインもウルトラマンを感じさせる部分
額のビームランプ?、とかがあったのではないか、
と思ってます。
No.7giants-55さん
御返事有難うございました。
メビウスが有終の美を飾った事も在り、個人的にはツバサ様のベスト10(乃至はベスト3)の作品を別記事の形で伺ってみたい気が^^。(他のウルトラ・シリーズ・ファンの方々の御意見も気になりますが。)勿論どの話も素晴らしいのですが、特撮物に対して深い愛情&見識を持っておられるツバサ様の御意見は非常に参考になりますので。
因みに自分のベスト10は次の通りです。
1位: 「エースの願い」(第44話)
2位: 「絶望の暗雲」(第49話)
3位: 「虚空の呼び声」(第21話)
4位: 「日々の未来」(第22話)
5位: 「心からの言葉」(第50話)
6位: 「怪獣使いの遺産」(第32話)
7位: 「故郷のない男」(第34話)
8位: 「皇帝の降臨」(第48話)
9位: 「運命の出会い」(第1話)
10位: 「思い出の先生」(第41話)
No.8ズタボロパン屋さん
ツバサさん。私もそうでしたw昭和ウルトラシリーズでは、よく兄弟全員が助けにきて、敵VS六兄弟みたいな、強い敵にはそういう構図が私の頭の中ではできあがってたんです。もちろんそういうのが好きだったし、今回の最終回も、初マン?80まで全員出る!敵はウルトラ族の最大の敵!なんてことまで聞かされたら、そのようなラストを期待していました。
が、思っていたのとは全く違い、かなり驚きました。正直、最初に見て思ったような事は下のような感じです
・初マン?80がかなりのサブ的扱い。あななたち一緒に戦うんじゃなかったの?
・アストラ出番一瞬かよ!
・キングも一瞬言葉で触れただけ!?
・六人変身!?
・ファイナルメテオールはミライ以外の隊員達が乗る最強戦闘機かと思ってたのに!
などなど。。。子供のグチのようなことをあれこれとほざいているわけでw
で、自分で見て、なんか納得いかなかったんでリアルタイムで見てから、もう5回くらい見たんです。そしたらなんとなくこの最終回、いや、ウルトラマンメビウスという作品についてこんなバカな私でも自分なりに解釈することができました。
まず、これはウルトラマンと人間との絆の物語。
また、地球はウルトラマンの力だけに頼ってはいけない。人間自身がどうするかが、鍵。
ぶつかりあい、励ましあい、いろいろな壁をのりこえてきた、ミライら隊員達の変身、絆の力が彼らを強く、最後の困難を乗り越えるための力として「ウルトラマン」という形になったんだと思います。それはサコミズ隊長も同じ。
そして兄弟たちの登場は、あの形でよかったんだと思いました。まぁ確かにあの状況の場合は兄弟たちは太陽を治さなければなりませんでしたが。。。そうでなくてもこれは人間の世界が舞台。人間がどうにかしなくてはならない。だからこの状況の場合の人間=メビウス、ゾフィーがエンペラ星人と戦っていたんだと思いました。そしてファイナルメテオール。劇中でも言っていたように人間とウルトラマンの絆を形にしたようなシステム!見直してこれには圧巻!ここまでやるかメビウススタッフw自分が想像していた戦闘機なんかよりも、よっぽど素晴しく、物語にあっているw感動しました。これが自分なりにウルトラマンメビウス&最終回を解釈した結果です。長文&まとめ方が下手で読みづらくてすみませんでした。
No.9集積屋さん
最初に見たときにがっかりした…ツバサさん、僕も同じでした。
そりゃ、僕が勝手に思い描いていた物と違っていたからがっかりするなんつーことは身勝手だとは思うんですが、板野サーカスでビュンビュン飛び回るフェニックスブレイブとゾフィー兄さん、それに一歩もひかず応戦するエンペラ星人…という最終回を予想してたんで、物足りなかったなあ…というのが最初の感想でした。
とくにゾフィー兄さんがなあ…登場と同時に光線発射、であまりにあっさりしすぎていたのがちょっと…
その思いは、ちょっとは和らぎましたが、今もほとんど同じなんです。通しで見返すってことが時間の関係上ほぼ無理なもので…やりたいんですけどね。
でも、5回近く見返してみて、毎回どうしても泣きそうになってしまうシーンがひとつだけ。
エンペラ星人が光になっていくシーンです。
ツバサさんが書かれた、
>”人間と出会わなかった”ウルトラ族
これって、ほぼ公式設定なんですよ。詳しくは公式サイトのエンペラ星人の項を見ていただければわかると思いますが、出生がほぼウルトラ族と同じ…ただ一点、「プラズマスパークを作れなかった」ということを除いて。
つまり、光になれなかった、闇の中でしか生きてこれなかったウルトラマンが彼だったわけです。
だからこそあんなに、太陽を憎み、闇の世界を作ろうとした。でもそれは、光の一族がいる限りかなう夢ではなくて。
そんな彼が、人間とウルトラマンの絆に触れて、最後に人間の希望に触れる事で、光になれた。
…自分の貧困な言葉じゃあ上手く言えないんですけど、とにかくあのシーンは感動物でした。
だから一言、メビウススタッフに言いたい事。
あんなにエコーかけたら聞き取れないがな!
録画で見て初めて意味がわかったよチクショウ!
…これ以外にも書きたい事(不満も、よかったところも)はたくさんあるんですが、今回はこの辺で。
現在ブログを製作中ですんで、気が向いたらそっちに書くかもしれません。
それでは。
No.10ぶりゅーわー@ソレイタだ木田さん
こんばんは、そしてはじめまして、ツバサ様。giants-55様のブログを経由してやってまいりました。
私もgiants-55様同様、昭和のウルトラマンシリーズを見て育ちました。そのため、いわゆるダンディー4の方々の登場やウルトラ兄弟の登場に見事につられてウルトラマンメビウスを見ておりました。また、映画「ULTLAMAN」がきっかけでウルトラマンネクサスをレンタルDVDで見てはまっておりました。そして、ネクサスとメビウスの製作スタッフが同じだということがわかると、気が付いたのです。そう、描きたかったことは「光と闇」「絆」であると。メビウスもネクサスも同じなのではないかと。ただ、メビウスは楷書で、ネクサスは行書という違いはありますが。
はじめて来たのに、駄文を連ねてしまいましたこと、お詫びします。ツバサ様からするとあまりにわかりきっていることだとは思いますが、ウルトラマンシリーズの良さを改めて認識させてくれたメビウスやネクサスに感謝しているものですから。
今後とも貴ブログのエントリー、期待しております。
No.11破壊王子さん
TBありがとうございました。
第29話「別れの日」で、ミライがリュウの目前で変身する際にも「今まで、ありがとうございました」と語るシーンがありましたね。
一話と50話の中間点、しかも正体バレという普段のウルトラなら最終回イベントだっただけに、今思うと「なるほどなあ」ですよね。
さて、自分は「帰ってきたウルトラマンメビウス」に期待しちゃってるんですが、しばらくは自分の脳内で楽しみます
No.12よしさん
メビウス単体として観たら及第点の最終回でした。
ですが「ウルトラマンシリーズ40周年記念番組」としてみたら残念な最終回でしたね。
私的にダメだったところを上げると、
1.隊員全員変身
これは違うと思いましたね。所謂地球産ウルトラマンなら構わないんですが、M78シリーズでやられると・・
それに最終決戦最中の隊員たちの主張も「自己啓発セミナー」みたいで白けました。
あそこは台詞無しで各自の回想のみで充分だった気がします。
2.強いんだか弱いんだかのエンペラ
「絶望の暗雲」で見せたザムシャ&ヒカリを歯牙にも掛けない能力は、皇帝の片鱗を見せましたが、最終回ではファイナルメテオールをボーっと見て、光線受けまくるだけ。
しまいには一番聞きたくなかった「人間との絆に負けた」という台詞。自分が抱いていたエンペラのイメージが崩れてしまいました。
3.取って付けたようなゾフィーの登場
何のために出てきたか不明な登場でしたね。
なまじサコミズの謎をギリギリまで引っ張ってしまった弊害なんでしょうけど。
いっそのことサコミズはゾフィーの変身した姿である方が良かったのではないかとおもいました。
色々不満を言ってしまいましたが、「宇宙警備隊」、「エンペラ星人」、「ウルトラ兄弟」等々、
物凄く大きな器を用意した割にはこぢんまりとした最終回でした。
ドーム球場で将棋をするような感じでしょうか。
No.13通りすがりの初投稿さん
メビウス最終回、ドラマとして感動しました。
M87星雲シリーズに平成ウルトラマンシリーズの良いところを取り入れたことは、それもありかなと思います。
特撮ものはその時代の影響を受けるので、この作品は今の人間に絆の大切さを問いかけているように思えます。
フェニックスブレイブになったらエンペラ星人を瞬殺するのかと思っていました。子供にとってはその方が喜ぶから……
ただ怒涛の展開というよりも打ち切りみたいな急ぎ足に近かった気がします。ダイナやガイアにあった最終回3部作にカットされたシーンを追加したDVDが出ることを期待しています。
最後に第一話の冒頭で飛んでくる二人のウルトラマンは一体何だったのか?グレートやセブン21とも言われていますが…………
No.14葛やさん
ツバサ様、皆様、こんにちは!
葛やです。
>メビウス最終回
確かに、初見では“あっさりした最終回”という印象は拭えませんでした。
“ウルトラマンメビウス”というシリーズの中だけで見ても、かなり“あっさり”した印象の回だったのではないかと思います。
カタルシスの度合い、友情モノとしての完成度等様々な観点で見ても、(今までの話の出来が良過ぎたという事もありますが)最終回前に既に絶頂を極めた感があります。
でも何故か・・・涙が出てくるんです。
メテオールの真の意味。
補佐官やマルさんの台詞。
皆が一緒に“ウルトラマン”になる場面。
そして、最後の別れのシーン。
今までも、メビウスには何度か『すわ、最終回か』と思われる回がありました。
それは一年という長丁場の放送で、我々視聴者を飽きさせない為のストーリー構成かと思っていたのですが、もう一つ意味があったのではないでしょうか。
メビウスは、(40周年記念作という事もあり)多くの要素を積み込んだ作品です。
最終回では、その要素の全てに決着をつけるにはとても足りません。
だから何回かに分けて“最終回”をやった。
正体バレは、第29、30話で。
ウルトラ兄弟達の客演や仲間と共に戦う等のカタルシスは、度々劇中で散発的に繰り返し。
そして最後に1つだけ、最終回に持ってきたテーマが“友情”、つまりはCREW GUYSを始めとする人々とミライ君=メビウスとの絆の結末だったのではないでしょうか。
その為に、今まで以上のカタルシスはそれ程感じられず、ウルトラ兄弟もあくまで顔見世レベル。
話は物語当初の登場人物達だけの中で繰り広げられ、どうにも“あっさり”した感が拭えない。
ですから、おそらくツバサ様が実際にお遣りになった視聴方法が最もこの回を観るのには適しているのかもしれません。
つまりは“ウルトラマンメビウス”シリーズ通しての最終回、という見方です。
勿論、『こんな最終回、最終回としてどうなのか』というご意見もあるでしょう。
しかし、“ウルトラマンメビウス”という作品はこの最終回1話だけではありません。
1年間通してみせて貰った、その全てが“ウルトラマンメビウス”です。
私個人としては、本当に最高の最終回でした。
今まで、本当に色々と素敵なものをみせてくれたCREW GUYSの皆(勿論、ミサキさんや補佐官、マルさんも(^-^))が一緒になって掴み取ったラストだったから。
だから、最終回は勿論の事、1年間の全部を纏めて!
ウルトラマンメビウスのスタッフ&キャストの皆様、本当にお疲れ様でした!
そして、ありがとうございました!!
もう本当に・・・愛してます!!!
No.15まさおさん
『心からの言葉』に送るメビウス声優陣の共通点。
玄田哲章?加藤精三
『超電磁マシーンボルテスV(ファイブ)』の玄田氏(剛大次郎)・加藤氏(浜口博士)
加藤精三ー内海賢二
『超電磁マシーンボルテスV(ファイブ)』の加藤氏(ドイル将軍)・内海氏(ズ・ザンバジル将軍)
石丸博也ー内海賢二
『マジンガーZ対暗黒大将軍』の石丸氏(兜甲児)・内海氏(獣魔将軍)
『闘将ダイモス』の石丸氏(ガーニィ・ハレック)・内海氏(バラントーク)
ついでに玄田氏(鬼頭隊長)
田中秀幸ー玄田哲章
『ハイスクール!! 奇面組』の田中氏(事代作吾)・玄田氏(冷越豪)
田中秀幸ー郷里大輔
『キン肉マン』の田中氏(テリーマン)・郷里氏(ロビンマスク)
という関係です。お解りいただけたでしょうか
全てDVD化されています。
No.16まさおさん
訂正
加藤精三ー内海賢二
(誤)『超電磁マシーンボルテスV(ファイブ)』 の加藤氏(ドイル将軍)・内海氏(ズ・ザン バジル将軍)
(正)『超電磁マシーンボルテスV(ファイブ)』 の加藤氏(ドイル将軍)・内海氏(ド・ベル ガン将軍)
心からお詫び申し上げます。共にボアザン星人です。
No.17まさおさん
私のエンペラ星人ー暗黒四天王声優陣
?『超電磁マシーンボルテスV(ファイブ)』路 線
内海賢二(エンペラ星人)→ド・ベルガン将軍
加藤精三(メフィラス星人)→浜口博士・ドイル 将軍
大木民夫→グローザム→左近寺公三博士・ザ キ公爵
二瓶秀雄→デスレム→剛健太郎(ラ・ゴール)
or市川 治→プリンス・ハイネル
玄田哲章(ヤプール)→剛大次郎
?『闘将ダイモス』路線
内海賢二(エンペラ星人)→バラントーク 勝田 久→メフィラス星人→和泉振一郎博士・ オルバン大元帥
大木民夫→グローザム→三輪防人・リオン大 元帥
井上真樹夫→デスレム→アイザム
or市川 治→リヒテル提督
玄田哲章(ヤプール)→鬼頭隊長
このメンバーは凄い! 特に?は石丸博也(タロウ)→ガーニィ・ハレックの?絡みがあります両方ともDVDがあるので二つ買って研究してみたらどうでしょうか?
No.18まさおさん
追記
メフィラス星人は藤本譲も可
藤本譲→ヤホバ大僧正
デスレムは伊武雅刀も可。
伊武雅刀→メルビ補佐官
No.19まさおさん
『マジンガーZ対暗黒大将軍』は1974年夏に上映された映画です。さて獣魔将軍とは一体何でしょうか?
獣魔将軍は暗黒大将軍の臣下であり、上半身が人間、昆虫、悪霊、下半身は猛獣、爬虫類、鳥類、魚類という七つの種類を併せた半人半獣型のキャラクターであります。
獣魔将軍がミケーネ帝国第二波攻撃で連れてきた戦闘獣は9体です。
猛獣型戦闘獣マモスドン(ブレストファイヤー)
人間型戦闘獣アルソス(ドリルミサイル)
昆虫型戦闘獣ワーダム●(アトミックパンチ)
鳥類型戦闘獣オルピィ●(サンダーブレイク)
人間型戦闘獣バルマン●(ネーブルミサイル)
爬虫類型戦闘獣グロステン●(グレードブーメ ラン
猛獣型戦闘獣ブルンガ●(マジンガーブレー ト)
魚類型戦闘獣アルギモン●(サンダーブレイ ク)
悪霊型戦闘獣ダンテ(ボスボロットの体当た り)
●:グレートマジンガーの武器で倒されたもの
特に獣魔将軍の右腕でマジンガーZの右腕をもぎ取られてしまいます。
マジンガーZが右腕なしのぼろぼろ状態でアルソルの槍に突き刺され、獣魔将軍が「たわいの無い奴! 止めの一撃だ!」と言ってから
柄の長い斧を投げつげるとグレートマジンガーが翼を広げたまま立っています。次にグレートマジンガーが殲滅した順番を追ってみると以下の通りです。
アルギモン(サンダーブレイクで一掃)
オルピィ(地面に突き刺してサンダーブレイク)
ブルンガ(「マジンガーZ!これを使え!」と右 脚からマジンガーブレートを出して頭に刺す)
バルマン(上昇し額目掛けてネーブルミサイ ル)
ワーダム(アトミックパンチで一掃)
グロステン(グロステンの光線を走りながら交 わしグレートブーメランで縦に切 裂)
獣魔将軍は下半身からの炎をグレートタイフーンを受けて逆に獣魔将軍自身が浴びてしまい
マジンガーZに貸したマジンガーブレートに刺され、ブレストバーン・ブレストファイヤーで倒されます。
映画のみのキャラという立場上影の薄い存在でした。もしエンペラ星人が獣魔将軍と戦闘獣を蘇生したらメビウスは戦闘獣にぼっこぼこにやられて、獣魔将軍の斧で首を切ったかもしませんね。ちなみに獣魔将軍の声は内海賢二さんです。
「マジンガーZ対暗黒大将軍」は東映アニメ系映画の中で不朽の名作です。DVDがあるのでお薦めします。
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