実写巨大ロボット映画大特集!に引かれて「映画秘宝」4月号を購入。
そしたらインタビュー記事で三池崇史監督が現在角川映画で進行中のリメイク版『大魔神』について熱く語ってらっしゃいました。
現状、かなーり大変なようです…(T T)
三池『(現在)「大魔神」は改稿作業の段階で、皆さんの意見を取り入れて、方向性を定めているんですが、そこでやはり原点に返っちゃうんですよ。組織(角川)としては
「なぜいま大魔神なのか?」
と(笑)
いまだ制作は脚本いじりの最中なんですね。
で、制作元が「おいおい今更そんなこと言うなよ」的なことを言い出してやや錯綜中と。
ひじょーによくある話のような(苦笑
でも練られている企画自体はかなり凄そう。
三池さんいわく「破壊覚悟でやらないと作れない企画」だそうで、そのへんの語りをさらに引用します。
三池『超大作になりますから。
どうオレが計算してやっても40億はかかりますよ(笑)
そりゃイコール無理ってことになるんで、知恵で何とかやって想定20億。
しかも舞台が縄文時代と現代で、現代の世界に大魔神を持ってきてる
制作費20億?40億!
それは確かに日本映画としては超大作ですねー。
同じ角川でも春樹さんの話題作「蒼き狼 地はて海つきるまで」が構想27年、総制作費30億だそうですから、特撮映画としては異例の大企画。
角川側が及び腰になるのもわかるような気がします。
現代に大魔神が出現する
という設定は非常に興味をかきたてられますが…
でも予算がかさむ原因がどうやらこの構想にあるようで。
大魔神の体長は約5メートル。
これに合わせて。セットを考えると
・ミニチュアが1/4スケールになって建てられるセットがない。
・スケールが大きすぎてこれまでのノウハウが使えないので、材質など新規に開発しなければいけない→試算のしようがない
という解決できない大問題があると。
で、そのへん制作側としてはどうにもならず、
向こう(角川)がどうするのかを待っている状態
でもあるようです。
うーん、このまま立ち消えの可能性もなんだか高いような…
でも企画自体はかなり斬新そうだし、何より三池さん自身も「やるなら気合入れてやりたい」という意気込みみたいですから、なんとか一部妥協してもいいから実現してほしいですね。
いっそのこと大魔神をトトサイズまで大きくしちゃえばいいのに…(^-^)
それか、1/4スケールでセットをマジで作ってですね。
「男たちの大和」みたく、映画で使用した後、そこを観光スポットにしちゃうとか。
実物の1/4スケールで作られた東京のビル街とかさぞ凄い光景と思われますが。
ウルトラQ「1/8計画」ならぬ「1/4計画」を体感(笑)
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Comments [2]
No.1オゴポゴさん
どうせなら春樹事務所でやればよかったのにw
No.2ツバサ>オゴポゴさんさん
>春樹事務所
確かに、春樹さんなら、予算20億円も問題なさそう…
でも、重要なシーンは
「俺が監督やる!」
とか言い出して、三池さんと大喧嘩しそうでもあります(爆)
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