そういえば、今日12日(金)は上映最終日だそうで。
やっぱり見にいけそうになくて、DVD鑑賞になりそうな新作『シルバー假面』です(T T)
こうなったら、発売&レンタル開始まで、想像を巡らせるしかないかあ…
ということで、ネットをチェックしてたら、こんな記事を発見。
脚本家・中野貴雄さんへのロングインタビューです。
実相寺監督の演出ノートには「シルバー仮面は、自由な精神に則った、また自由な変幻自在を身につけた、類まれなるヒーローなのである」とあったという。
みたいな、今回の企画のコンセプト・製作の内幕なんかがたっぷりと語られていて、実に興味深い記事です!
鬼才、実相寺昭雄監督の渾身の遺作『シルバー假面』の脚本家、中野貴雄ロングインタビュー(cinema topics online)
中野「企画の当初から言われていたことなんですが、『シルバー仮面』というものは各時代ごとにいるんです。たとえば平安時代にだっているし、古代ローマにだっている。ひとつの時代のヒーローなのではなく、時空を超えてさすらうヒーローなんだと。
”シルバー仮面はさすらい仮面”
オリジナルシルバー主題歌のすごく印象的な歌詞。
シルバー仮面(前半)の雰囲気&コンセプトを一言で言い表した文句とも言えます。
このスピリットを新作もしっかり受けついでいるんですね。
しかも時空・性別・場所、あらゆるものから”さすらいつづける”ヒーロー。
というとこまで概念を飛躍してしまうところはさすがクリエイターならではの凄い発想だと思います。
あの甲冑さえあれば、あとは『シルバー仮面』という概念があるだけ。
そして各時代にシルバー仮面はいる…
このコンセプトって、まさしく『シルバー仮面サーガ』?
自由度があって、世界観がすごく広がりそう。
中野さんもそういうイメージを持たれているみたいです。
―最初から大河ドラマ的なスケール感だったわけですか?
中野「そうですね。もっと先も考えていたみたいです。この先、満州に行っちゃうと
か。『シルバー假面』の裏には、日本の近現代史をやりたかったみたいですよ。
それくらいのスケールはあったみたいですよ。ゆくゆくは広がっていくんじゃないですかね。僕としては、終戦直後のとりあえず春日兄弟が生まれるところまでいくといいかなと思っていたわけなんですよね。そしたら、1970年代のシルバー仮面につなげられるじゃないですか。
なるほど。
オリジナルへのつなげ方はこういうイメージなんですね。
面白そう?。
今回の映画でそのへんは多少匂わされてはいるのかな?
それとも続編で…ということなのでしょうか。
―今回、映画館や劇場が舞台になっているというのは非常に象徴的ですね。
中野「実相寺さんというのは、ウルトラマンの光の国を作ってきた人ですよね。 その反対に怪獣墓場というのも作りましたよね。
だから今回お亡くなりになって、『ひかりの国に行ったんだよ』『いや、怪獣墓場に行ったんだよ』といろいろと言われているわけですが、僕はどっちにもいると思うんです。光でも影でもあるわけなんですよ。そして光と影がすごい速度でフリッカーを起こすところに実相寺さんの眼差しがあって。
それは要するに映画ということなんですよ。
さすが間近におられて、最後まで一緒に仕事をされてきた方だけあって、実相寺さんの事を見事に的確に表現されてますね。
実相寺監督が常に表現しようとしてやまなかった”光と影”。
それがこの『シルバー假面』には見事に焼きこまれている…ということなんでしょうね。
うう。早く見たいであります!
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