もうなんと書きだしたらいいのか、とまどってしまうのですが…
すごいです。
ほとんど最終回を思わせる展開。
いつもと違う緊迫感あふれるメビウスの危機。
そしてタロウの活躍!
ラスト近くのリュウのセリフ
「弱いくせに無理ばっかして…」
あの下りにはもう思わず感涙(T T)
いったい来週は、どうなってしまうんでしょう??
展開はある程度わかっているつもりなんですが、それでも激しく気になってしまうテンションがありますよね(^-^)
見た直後は興奮で頭がグルングルン(笑)
うまく書きだせなかったのですが、ようやくまとまってきたので、以下軽く感想書いてみることにします。
●1話と対をなす?
監督が同じ方だったせいか、随所で1話を思わせる演出がなされてましたね。
ラストのウルトラマンを弾劾するリュウのシーンなんかはまんま引用されていたし(^-^)
逃げまどう群衆の中、誰かが離したのか、赤い風船が宙を舞う… それを見て、変身を決意するミライ。
このシーンなんかは、1話冒頭と完全にリンクしていてナイス演出!
ウルトラマンの再来で再びつながれた希望、それがまた失われようとしている…そんな意味が赤い風船には込められているのでは?
たとえ命をかけようとも、それを許すわけにはいかない!
そんなミライの強い、そして悲壮な覚悟が伝わってきます。
その思いは後の特撮シーンでも強く感じられるのです。
●ウルトラマンマスクに感じる”感情”
今回の特撮は、とりわけ力が入っていたように思います。
このために27、28話と予算を節約したんでは?という話も耳にするくらいで(苦笑
久々に登場した逃げまどう群衆エキストラも前述のように効果的でしたし、おそらくオープン撮影?のせいか、巨大感と迫力もいつもより3割増しな感じ。
倒れるメビウスを道路からみたアオリショットなんかは、思わずおおっ!と声をあげちゃうくらいの迫力でしたヨ!
これに、佐橋さんの新(?)BGMがさらに緊迫感をあおりまくり。
メビウスの決死の攻撃もまったく受け付けない強敵・インペライザー。
それはまさしく”鉄の城”。
ウルトラマンメビウス最大の危機!!
もう手に汗握りまくりです。
この大ピンチの演出がうまくいってるからこそ、ウルトラマンタロウの出現がメチャ盛り上がるんですねー。
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その活躍については、いろんなブログさんが書かれていると思うので、ここではあえて細かくは言及しませんが、一つだけ。
タロウの、そしてメビウスのマスクに、いつもより”表情”を感じませんでしたか?
私は感じました。
「地球に残りたい!」と訴えるメビウスの必死な思い。
そしてそれを受け止めるタロウの、経験者だからこその、当惑した、複雑な思い。
それらが、マスクを通じて、伝わってきて…
ただの強化プラスチックの固まりにしかすぎない仮面に、すっごく表情というか、”感情”を感じたんですよね。
そこで思い出したのが、私が大好きな”平成ガメラ”シリーズです。
「G2」飛行場のシーン。
「G3」ラストシーン。
この二つのシーンでも、私は”ガメラ”の姿に、強いエモーションを感じたのでした。
飛行場のシーンでは、レギオンの侵攻を必死で食い止め、ヘリコプターに「早く逃げろ!」と訴えんばかりの芝居を。
G3のラストでは、絶体絶命の状況のなか、死を覚悟しながらも、あえて戦いに挑もうとする、悲壮な、そして強烈な意思を。
ただのゴムの固まりであるガメラ・スーツが、あたかも感情を持つ本物のように見えたんです。
これこそが”特撮”の醍醐味の一つだと思うんですよね。
無機物に命(アニマ)が吹き込まれた瞬間。
それは、計算しつくされたストーリー展開と演出なしでは、決して生まれない瞬間でもあります。
今回のメビウスでは、上のG2・G3ほどの興奮…とまではいきませんけど、かなり近いモノを感じました。
戦っているメビウスにどんどん感情移入してきて…
最後にはマスクにミライくんの顔がなんかダブって見えてきましたもの(^-^)
そのわけは、
「今回のストーリーが、決してただの思いつきではないから」
なんでしょうね。
1話からこの29話まで、えんえんくどいくらいに描かれてきた
メビウス=ミライとGUYSの仲間たちの絆。
この物語の凄まじいハイテンションは、それらの描写がバックボーンにあるからこそ!と私は思います。
つくづくメビウススタッフの長期的視野と軸のぶれない作品作りには頭が下がります。
そして、それらは確実に成功しつつあるように思えますもの…
あー、なんだかだらだらと固い文章になっちゃいました。
とりあえずハイテンションな人のたわごとと思って読み飛ばしてくださいませ(^-^)
まあ、とりあえず来週も大期待ということで。
見るまでは絶対死ねないですね(笑)
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Comments [6]
No.1ユエグさん
駄目だ。来週までに死んだら、きっと永遠に成仏できない…
何ですか、あのタロウのかっこよさは!
あれがテンペラー星人にボッコボコにされていたあのタロウですか!
そしてなんて心痛む展開なんでしょう!
ミライの心の痛みみたいなものがもうヒシヒシと伝わってきます。
言っても今までの平成のウルトラシリーズと言うのは先に人間ありき。
その人である彼らがウルトラマンとして頑張ってたわけです。
でもメビウスはウルトラマンなんです!
ウルトラマンであるから正体を明かすことは=生涯の別れを意味します。
正直ミライが正体を明かすその心情は、今までのウルトラマン達の
比ではなかったと思います。
立ってくれ、メビウス!君は弱くなんかない!
君の精神はもう遥かに他のウルトラ戦士の強靭さに匹敵するか
それ以上なのだから…
No.2てれすどん2号さん
このレビューはすばらしいですね。ただただ呆然としてた僕とはえらい差です(笑)まさに、表情のないスーツに魂がやどっていた感じですね。第一話の風船も印象的でしたね。来週はどういったかたちで昇華させてくれるんですかね。
No.3SOUさん
去年あたりか、サイトの方の日記でウルトラマンのマスクなんかに
おける考察をしたことがあるんですが、あれの手法って
日本独特と思われる、能や狂言の手法に近いんですよね。
うつむくとか見上げる、など顔の動きの細かな動作に加えて
光の当て方によって変わる表情みたいなものが
つけられている、と思うんですよ。
ゴジラやガメラなんかもそうですけど、鼻も無いウルトラマンの
マスクだと、余計そういう演技を入れてるのではないかな、と
非常に感じたりします。
ネクサスなんかもそうでしたけど、顔の動きと光の当て方で
悲壮な決意があるように見える表情に感じたり、
怒りに満ちているように見えたり。
結構、そんな感じの演出の集大成だったような感じがします。
No.4けいじさん
いままでメビウスで空中回転キックとか、
昭和ウルトラでの演出が無く、さびしいなと
感じていたんですが、タロウがやってくれま
したね!
新マンとかもう必ず一回は宙返りしていた
ので、この演出に涙涙…。
何回も見直してしまったんですが、インペラ
イザーのチョップにバック転でさけ、力まかせ
に投げて、体制が崩れた所を、ストリウム光線
。(「ストリウム光線!」っていったよ!泣)
完全に昭和ウルトラの戦いで、きちっと描かれ
ているなあっと。
あと、最後に不気味に消えた後のタロウの
表情もとってもよかったです。
(つばささんの言われることがよくわかりました)
東光太郎が出ていればなあ…、唯一の残念
なことなんですが…。
No.5くせ者さん
ツバサさん>先日は返信ありがとうございました♪
今回のメビウスも最高でしたね♪
特に感動したのはタロウのスワローキックでした(^-^)
まさかまた見れるとは思いませんでした。
この調子で他のウルトラマンの客演にも期待します♪
No.6葛やさん
数日振りの書き込みとなります(笑)、葛やです。
>第29話『別れの日』
(前回の書き込み通り)1時間前から何も手につかなくなった癖に、当日はアバン観ただけで撃沈してしまった根性無しです。
でも本当に泣ける・・・というか胸が熱くなる話でした!
やはり数十年ぶりのタロウ客演に注目が集まっていますが、それは既に他の皆様が素敵な感想を寄せられているので、私はメビウス一本で行きたいと思います(笑)
ミライ君ーーーっつ!
と、思わず叫びたくなる展開でした。
個人的に、今まで最高のウルトラ泣き場面はティガの『もっと高く!』での告白シーンだったのですが、それに文句なしに並びました!
あの台詞は反則だよ、リュウ(大泣)
今の段階で正体バレは確かに珍しい事ですが、それだけメビウスには、“別れ”を題材にして話が1本出来てしまう程、メビウス=ミライとGUYSの皆との間に確かな絆が既に出来あがっているって事ですよね。
でも、あの仲間ならメビウス=ミライ君という事実を受け止めて、今まで以上に仲間としてやっていけるんだろうし、そういう光景を観てみたいと視聴者に思わせてくれる仲間な気がします。
何か語りだすと切りがない今話なんですが、それだけ素晴らしい話だったという事で(笑)
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