現在発売中の「ダ・ヴィンチ」に小説家の朱川湊人さんのインタビュー記事が。
例の『怪獣使いと少年』の続編についての話も掲載されています!
さっそく買ってきましたので、内容の方をかいつまんでご紹介しますネ。
(某掲示板の方、情報ありがとうございました(^_^))
記事の内容は朱川さんの新刊「水銀虫」の紹介ですが、ラストの方で、”広がる朱川ワールド”という内容で、メビウスの話題が出ています。
以下、文章を一部引用。
朱川「11月に放映されるもののタイトルは「怪獣使いの遺産」といいますが、これは「帰って来たウルトラマン」の「怪獣使いと少年」の続編として書きました。
この作品は、ウルトラマンでこんなことをするのかって思うくらい重いテーマ、マイノリティへの差別を扱っているんですよ。
重苦しく、救いのない内容ですが、最高峰とも呼び声の高い作品です。」
『怪獣使いの遺産』…
とすると、メイツ星人の残した遺産。
地下に埋まったままの宇宙船が話の中心になるのでしょうか。
この他、朱川さんの作品の内容についての直接の言及はないのですが、記事の結びの文章にはこうあります。
怪獣使いと少年は」は痛々しいラストに胸がつまる、印象に残る作品だった。
初放映から35年の時を超えて、この悲しいストーリーに、朱川さんはどのような救いを用意したのだろうか。
記事の他の部分でも、この”救い”についての朱川さんの考えが書かれています。
朱川「僕は、罪とは”救い”と表裏一体のものだと思っています。
罪を犯したら、それで裁かれるだけではなく、いつか救いにたどりついてほしいな、という気持ちがどこかにあるんです。」
この発言が、なんとなく作品のテーマをそこはかとなく表しているような気がしますね。
「怪獣使いと少年」は、罪を背負った物語です。
金山を殺した群集も。
彼を救えなかったリョウも。
そして、ただ傍観することしかできなかった郷秀樹=ウルトラマンも、みんな罪を背負わざるをえなかった…
今回、朱川さんは、その罪を背負った物語に、救いという結末をつけようとしているのでしょうね。
それは単なるハッピーエンドではなくて、かなり重い物語になるような気がしますけど。果たしてどんなストーリーになるのか…
11月の放送がすっごく楽しみです!
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(その他の情報)
どうやら放送は33話らしいですが、ゲストで斎藤麻衣さんが出演されるみたい!
コスモス2のシャウマックスのリリカ以来、久々のウルトラ登場です?(^_^)
ソース:(株)成プロHP
Comments [4]
No.1SILVERさん
どちらかと言えば明るいイメージのメビウスに、この話がどのように絡んでくるのか…楽しみのような怖いような...
あ、ところで細かいツッコミなんですが…
斉藤麻衣さん、マックス第28話のリリカ役以来です?(^_^)
No.2T・Nさん
「怪獣使いの遺産」、第33話ですか。オリジナル版も33話です。メビウス、帰マン共に18話登場のベムスターと同様、かなり帰マンを意識した作りになっていますね。
No.3あららあさん
「怪獣使いと少年」はうちにカラーテレビが来てはじめて見た放送でした。今度は地デジで・・と行きたいのですが(泣)。
心無い言葉「どう見たってあの顔は宇宙人だよ。」一方で「だって、あたしパン屋だもん」
というさりげないやさしさ。
守るべき人間の内面に触れた郷の苦悩。
この事件の顛末を、どうメビウスで取り組むのか?ウルトラシリーズで度々描かれる問題作
。ハヤタの言葉ではありませんが、神ならぬ
者だからこそ悩むのでしょう。受け手の胸の内
に何かがきっと残る、そんな作品であって欲しいと思います。
No.4あららあさん
「怪獣使いと少年」はうちにカラーテレビが来てはじめて見た放送でした。今度は地デジで・・と行きたいのですが(泣)。
心無い言葉「どう見たってあの顔は宇宙人だよ。」一方で「だって、あたしパン屋だもん」
というさりげないやさしさ。
守るべき人間の内面に触れた郷の苦悩。
この事件の顛末を、どうメビウスで取り組むのか?ウルトラシリーズで度々描かれる問題作
。ハヤタの言葉ではありませんが、神ならぬ
者だからこそ悩むのでしょう。受け手の胸の内
に何かがきっと残る、そんな作品であって欲しいと思います。
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