特撮作品に投影された日本人の意識を読む
ウルトラマン生誕40周年 光の国から僕らに送るメッセージ (慶應塾生新聞)
『ウルトラマン研究序説』の執筆者の一人、慶応大学・萩原教授のウルトラ40周年に関する談話です。
「序説」では触れられていなかった、昭和・平成、2つのウルトラマンの比較が興味深いですね。
作品中で、倒れたウルトラマンに地球の人々、特に子供たちの意志が乗り移って復活するというシーンがあるんだけど、凄く良い話だよね。
これは、たぶんウルトラマンティガ最終回「輝けるものたちへ」のことですよね。
あの話は、見返す度に涙してしまいます…
確かにあれが平成ウルトラの原点なんだろうな。
ウルトラマンに頼るのではなくて、皆の意志で道を切り開いていくというメッセージがあると思う。
そう!ここなんですよね。
ウルトラマン主体ではなく、あくまで人間主体。
人々の”あきらめない”意思が道を作る…
というのは、ティガからメビウスまで、平成作品すべてにつながるメッセージのように思います。
テクニカルな面はさておき、コンセプトの面では日本の特撮作品は世界でも十分通用する。
ここまでおっしゃっていただけると、なんかうれしくなっちゃいますね。
まったく私も同感です(^-^)
彼らは大人の心にこそ訴えかける深いメッセージをも発しているのである。
よく存じております(笑)
そのメッセージに思いっきりやられてしまったからこそ、こーゆうブログをやってるわけですからね(^-^)
ウルトラファンはぜひ御一読を!
PS、でも『ガメラ2邪神覚醒』は残念…(爆)
ウルトラマン誕生 | |
実相寺 昭雄 筑摩書房 2006-06 売り上げランキング : 5601 おすすめ平均 読みやすく、謎が解けた 縫いぐるみにも想像を超える苦労が 神々の時代 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
Comment [1]
No.1SOUさん
テクニカルな面でも、世界レベルなんですけどね。
問題は予算らしい。
特撮物というと予算を少なくする傾向が強いらしいし。
で、テクニカルな面は、いま与えられている予算では、
アメリカのスタッフじゃ、出来ないこと、やってる、
つまりは、予算以上の技術があるってことらしいすね。
戦隊や、ウルトラが海外で受けるのは、同予算、同規模の
作品は、日本のにやっぱり見劣りしてるからだというのもある、とか。
コメントする
※ コメントは認証されるまで公開されません。ご了承くださいませ。