ウルトラマンメビウス#14『ひとつの道』

●スポンサーリンク


キッズステーションの『ULTRAMAN』。
見事にビデオ取り損ねたツバサです(爆)
次回放映は月末(30日)ということで、ずいぶん間があいちゃいます…
DVD借りてこようかしら(^^)

でも、メビウスの方はしっかりチェックしましたよ。
久しぶりに14話『ひとつの道』レビューアップしちゃいます!


今回の脚本は、太田愛さん!
太田さん初めてのメビウス登板ということで期待して見たのですが…
その期待にたがわず、すごく後味の良い”イイ話”になってました。
大好きなんです。こーゆうお話!

●ウィンダム初勝利!

まずアバンタイトルでの、マケット怪獣”ウィンダム”の大活躍に心踊りましたね!
なんとなんと、甲殻怪獣インセクタス(メス)を撃破!

マケット(カプセル)怪獣が、単体で敵に勝つって…
映画で『ウルトラマンゼアス2』でミラクロンがダークラーに勝利した例がありますが、TV本編では初の快挙じゃないでしょうか?

まさにウィンダムは歴史に残る怪獣となったわけです。
GUYS総本部にも「ウィンダムは使える!」と高評価されたはずだし、これからの登場頻度も多くなりそうですね。

でもその分ミクラスがみそっかす扱いされそう…
コノミがすねちゃうんじゃないかと心配です(^^)

●甲殻怪獣インセクタス

で、そのウィンダムに敗れた新怪獣インセクタスですけど、そんなに弱いってわけじゃなくて。

高周波を使って、甲虫たちを意のままに操る能力は結構脅威。
ウルトラマンメビウスをピンチに陥れます。

あの大傑作『ガメラ2 レギオン襲来』で、ガメラが小型レギオンの群れに襲われ大ピンチになった…あのシーンを思い浮かべました。

そういえば、インセクタスのフォルムも鋭角的なデザインが、どことなく巨大レギオンに似てるし、高周波で群れを誘導する…ってとこも展開同じですね。偶然の一致だとは思うけど(^^)

どーせ似ているなら、レギオンみたいに、何を食べ、何を目的に繁殖するとか生態をもっと突っ込んで描いてくれると面白かったんですが…テッペイという解説役もいることだし。
でも30分枠じゃそこまではちょっと欲張りすぎですね(^^)

それに残念ながら今回の話の主役はインセクタスじゃないし…

そう、このお話の本題は、普段は地味なクゼ・テッペイ
その彼の”自立”と、それを取り巻く仲間たちの姿を描くということなんですね。

●テッペイと仲間の”絆”

GUYSに入隊していることを母親に知られたくないテッペイ。
なんとかそういう彼を助力しようとする仲間たちの中で一人。
イカルガ・ジョージだけは、テッペイを助けようとはしません。

そのジョージの本心は…
”隠しとおす”ということが、彼には”逃げ”に見えたのでしょう。
なぜ正面から説明して理解を求めようとしないのか。

彼が『今回のテーマは、テッペイの自立だ』というように、この時点でのテッペイは、まだ自立できていない、困難から逃げるだけの”子供”なんですよね。

それが、ラストシーン。
自らの知恵と勇気でインセクタスを撃破し、病院を守りぬいたテッペイ。

彼はGUYS隊員として、母親にこう宣言します。

「僕は横道にそれたんじゃない。
 変わらぬ1本の道を歩いているんだと思う」

その道とは、”人を助ける”という道。
医者もGUYSも人助けということでは同じ道なんだ。
僕はその道を進む。

そう勇気を持って母親に宣言するテッペイの顔は、真摯でひたむきで…
すごく輝いてみえました。

この瞬間、彼は”自立”という”ひとつの道”を歩みだしたのだと思います。

それを温かく受け入れる、父・母の笑顔。
そして駆けてくるテッペイを迎えるGUYSの仲間たち。
さりげないけど、至福に満ちたラストカットです。

「僕はいつか必ず医者になる。でも今は…」

という最後のテッペイのセリフの後ろには、

「仲間たちと一緒にいたい」

こう来るんでしょうね!

家族の絆から仲間との絆へ。そう成長していく少年像…いいなあ(^^)
最初にも書いたけど、こういう成長話って大好きなんです。

そして、少年の”自立”を描かせるとやはり太田さん…
うまいっ!(^^)
次回の太田脚本が早くも楽しみです!


●スポンサーリンク

関連コンテンツ

ウルトラマンメビウス / 最新5件のエントリー

Comments [3]

No.1

ですね。レギオン思い出しました。第二のレギオンか?と思いましたし、あの神経のところを撃てば触手が何本も出てメビウスを串刺し・・・って、んな事子供に見せちゃいけませんね!

No.2

甲虫の大群が襲い掛かる!って確かに
レギオン思い出しましたね。
今回のインセクタスって他のドビシやビーセクタに
比べても結構小型でしたよね。本当にただの虫っぽいというか…
あとは、ウィンダム勝ちました!
望んでいたとおりになって嬉しい!あれは間違いなく完全勝利!!
いやー、生きててよかった。

次回予告でコンドル1号やスカイハイヤーがチラッと。
それに携わってきた整備士のお話なのですね。
リュウの「だから墜落ばっかしてたんだろ!」
というセリフがかなり頭に残っています。
でも、あんだけ墜落しといてそれによる殉職者ゼロっていう
脱出装置の素晴らしさを褒めてあげてください…

No.3

こんにちわ?>ka-byiさん

>触手が何本も出てメビウスを串刺し

で、そのあとは
ボロボロにやられたメビウスのおなかが
パックリ空いて”元気玉”でしょうか?

な?んて、ガメラ見た人しかわかんない会話ですみません(笑)

コメントする

※ コメントは認証されるまで公開されません。ご了承くださいませ。

公開されません

(いくつかのHTMLタグ(a, strong, ul, ol, liなど)が使えます)


画像の中に見える文字を入力してください。

Track Backs [8]

Track Back URL

「ウルトラマンメビウス」第14話「ひとつの道」

昆虫型甲殻怪獣インセクタス マケット怪獣ウィンダム登場 続きを読む

ウルトラマンメビウス第14話「ひとつの道」

今回は太田愛さんの脚本だったようですが、今までのイメージとは全然違う雰囲気に仕上がっているようですね。 ウルトラマンマックスの「クリスマスのエリー」や「遙かなる友人」「怪獣漂流」などとは全然違うタイプの作品だと感じました。 ちょっと慌てて見ま... 続きを読む

「ウルトラマンメビウス」レビュー

「ウルトラマンメビウス」についてのレビューをトラックバックで募集しています。 *出演:五十嵐隼士/ウルトラマンメビウス、仁科克基、渡辺大輔、斉川あい、平田弥里、内野謙太、田中実、他 感想・評価・批評 等、レビューを含む記事からのトラックバックをお待ちしてい... 続きを読む

ウルトラマンメビウス 第14話 ひとつの道

テッペイがメインとなった今回のお話。 歴代の昆虫怪獣とは一味違った造形のインセクタスが意外とよかった。 オスもメスも両方描かれた怪獣って、結構久しぶりかな?(アダムとイブはわからないけどw) マックスに登場したバグダラスと名前がカブりますが^^;... 続きを読む

今日のメビウス(2006.7.8)

第14話 ひとつの道 ここ数回のGUYSメンバー1人、1人に焦点をあてるお話ですが、今回はテッペイ君の番でした。前回のマリナも成長を見せる話しでしたが、今回のテッペイ君も母親からの自立を始めるという成... 続きを読む

ウルトラマンメビウス「ひとつの道」

うお〜!いきなりインセクタス、キター!! ウインダムもキター!! すげぇ〜、ウインダム勝ったーー!! と、いきなりハイテンションに侵された私のレビューが始まりましたよ。 ウインダム、裏拳とかショルダーアタックとかなんかフラストレー... 続きを読む

メビウス 14話 ひとつの道

今回はテッペイが一段成長する話でした。親にはGUYSに入隊していることはだまっていたんですね。親と一緒に自宅に住んでいるのであれば、ばれそうなものですが、ばれなかったようです。いや、実はひとり暮しをしているのか。 テッペイは親離れし、親(母親だけか?)は子... 続きを読む

ウルトラマンメビウス インセクタス雌・雄登場 祝ウィンダム初勝利☆☆ 

今日はテッペイがメーンの回。今までガイズにいることを隠してましたが、今回ついにその秘密がばれてしまいます!!僕自身も、映画をやりたいということは、母の有名大学進学(しかも国公立のみ(笑))の希望もあり、言えないでいました。まあ基本的にテッペイの母ほどザ... 続きを読む

このページの上部へ

管理人プロフィール

tubasa_profeel.png 管理人のツバサです。
ウルトラマンネクサスの大ファンです。
現在はウルトラマンギンガを応援しつつ、鎧武・トッキュウジャー・牙狼、その他BSCS特撮にVFX映画とあいかわらず見るモノためまくって消化が追いつかない毎日(苦笑)
期待の新作はもちろん夏公開の新ハリウッド『ゴジラ』だー!

ツバサの詳しいプロフィール

moegamecom内検索(google)

スポンサーリンク

カテゴリ

月別アーカイブ

  1. 2017年5月 [25]
  2. 2017年4月 [29]
  3. 2017年3月 [21]
  4. 2017年2月 [21]
  5. 2017年1月 [26]
  6. 2016年12月 [34]
  7. 2016年11月 [37]
  8. 2016年10月 [42]
  9. 2016年9月 [25]
  10. 2016年8月 [29]
  11. 2016年7月 [33]
  12. 2016年6月 [31]
  13. 2016年5月 [27]
  14. 2016年4月 [35]
  15. 2016年3月 [37]
  16. 2016年2月 [31]
  17. 2016年1月 [34]
  18. 2015年12月 [50]
  19. 2015年11月 [28]
  20. 2015年10月 [28]
  21. 2015年9月 [33]
  22. 2015年8月 [34]
  23. 2015年7月 [35]
  24. 2015年6月 [34]
  25. 2015年5月 [35]
  26. 2015年4月 [31]
  27. 2015年3月 [42]
  28. 2015年2月 [30]
  29. 2015年1月 [43]
  30. 2014年12月 [44]
  31. 2014年11月 [37]
  32. 2014年10月 [28]
  33. 2014年9月 [24]
  34. 2014年8月 [29]
  35. 2014年7月 [35]
  36. 2014年6月 [39]
  37. 2014年5月 [37]
  38. 2014年4月 [30]
  39. 2014年3月 [30]
  40. 2014年2月 [35]
  41. 2014年1月 [35]
  42. 2013年12月 [33]
  43. 2013年11月 [32]
  44. 2013年10月 [35]
  45. 2013年9月 [34]
  46. 2013年8月 [40]
  47. 2013年7月 [53]
  48. 2013年6月 [40]
  49. 2013年5月 [35]
  50. 2013年4月 [47]
  51. 2013年3月 [43]
  52. 2013年2月 [41]
  53. 2013年1月 [43]
  54. 2012年12月 [42]
  55. 2012年11月 [33]
  56. 2012年10月 [31]
  57. 2012年9月 [44]
  58. 2012年8月 [24]
  59. 2012年7月 [44]
  60. 2012年6月 [51]
  61. 2012年5月 [29]
  62. 2012年4月 [17]
  63. 2012年3月 [15]
  64. 2012年2月 [20]
  65. 2012年1月 [22]
  66. 2011年12月 [24]
  67. 2011年11月 [26]
  68. 2011年10月 [24]
  69. 2011年9月 [25]
  70. 2011年8月 [34]
  71. 2011年7月 [33]
  72. 2011年6月 [25]
  73. 2011年5月 [26]
  74. 2011年4月 [23]
  75. 2011年3月 [22]
  76. 2011年2月 [18]
  77. 2011年1月 [14]
  78. 2010年12月 [23]
  79. 2010年11月 [21]
  80. 2010年10月 [13]
  81. 2010年9月 [21]
  82. 2010年8月 [17]
  83. 2010年7月 [14]
  84. 2010年6月 [20]
  85. 2010年5月 [17]
  86. 2010年4月 [23]
  87. 2010年3月 [25]
  88. 2010年2月 [23]
  89. 2010年1月 [31]
  90. 2009年12月 [24]
  91. 2009年11月 [24]
  92. 2009年10月 [30]
  93. 2009年9月 [30]
  94. 2009年8月 [32]
  95. 2009年7月 [32]
  96. 2009年6月 [30]
  97. 2009年5月 [27]
  98. 2009年4月 [36]
  99. 2009年3月 [35]
  100. 2009年2月 [31]
  101. 2009年1月 [35]
  102. 2008年12月 [44]
  103. 2008年11月 [30]
  104. 2008年10月 [38]
  105. 2008年9月 [29]
  106. 2008年8月 [27]
  107. 2008年7月 [33]
  108. 2008年6月 [36]
  109. 2008年5月 [39]
  110. 2008年4月 [31]
  111. 2008年3月 [38]
  112. 2008年2月 [35]
  113. 2008年1月 [41]
  114. 2007年12月 [33]
  115. 2007年11月 [31]
  116. 2007年10月 [31]
  117. 2007年9月 [32]
  118. 2007年8月 [31]
  119. 2007年7月 [26]
  120. 2007年6月 [31]
  121. 2007年5月 [45]
  122. 2007年4月 [40]
  123. 2007年3月 [46]
  124. 2007年2月 [42]
  125. 2007年1月 [39]
  126. 2006年12月 [47]
  127. 2006年11月 [42]
  128. 2006年10月 [37]
  129. 2006年9月 [37]
  130. 2006年8月 [48]
  131. 2006年7月 [40]
  132. 2006年6月 [36]
  133. 2006年5月 [40]
  134. 2006年4月 [47]
  135. 2006年3月 [46]
  136. 2006年2月 [33]
  137. 2006年1月 [37]
  138. 2005年12月 [42]
  139. 2005年11月 [39]
  140. 2005年10月 [41]
  141. 2005年9月 [56]
  142. 2005年8月 [38]
  143. 2005年7月 [15]
  144. 2005年6月 [7]
  145. 2005年5月 [7]
  146. 2005年4月 [1]
  147. 2005年3月 [2]
  148. 2005年2月 [3]
  149. 2005年1月 [8]

Powered by Movable Type 5.2.3