仮面ライダークウガ/オダギリジョー最新インタビュー。

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フィギュア王最新号と一緒に、CUTという雑誌を買いました。
オダギリジョー、反逆の人生を語る。決定版20000字インタビュー”という記事がのっていたので(^^)

Cut (カット) 2006年 07月号 [雑誌]

クウガ関係の発言がお目当てだったのですが…
他の部分も面白くて、ついつい全部読みふけってしまうことに。

実に面白いというか興味深い方ですね!>オダギリさん


基本的にはすごく頑固というか、自分の考えをすごくハッキリと持ってらっしゃる方で。
別にそれが理由で人に嫌われてもかまわない!という感じ。
そのへんが、いろいろ誤解される原因なのかもしれないですね。

噂では、ホントは”特撮”が大嫌いで、「仮面ライダークウガ」に出演していた経歴は封印しているとかなんとか言われてますが、このインタビューを読む限り、全然そんなことはないです。
むしろ自らクウガ時代のことを、思いっきり語ってらっしゃいます。

そこで一番強く言われているのは、

メジャーなことが大嫌い”ってこと。

この点を頭に入れて、以下のオダギリさんの言葉をお読みください。
いやいやながらクウガのオーディションに行かれた時のお話です。

オダギリ「大暴れしてやろうと思ったら、そこにいたプロデューサーがすごく面白い人だったんですよ。
現場で会う人の中で、初めて、この人はセンスがあると思って。
暴れてやろうと思ったんだけど、僕も楽しくなっちゃって。
(中略)
結局オーディションに受かってしまうんですね。
そこでまた死ぬほど悩んで。
昔から思っていたカッコ悪い立ち位置に受かってしまった。
(中略)
役者を思いきって辞めようかみたいなとこまでいって」

聞き手「カッコ悪いというのは、ヒーローものうんぬんということ以上に、要するにメジャーなものだったということですよね」

オダギリ「ええ」

聞き手「それはオダギリさんの根幹に関わる部分ですからね」

オダギリ「そのプロデューサーから、『僕がオダギリくんを選ぶのは、この番組をめちゃくちゃにしてほしいからだ。仮面ライダーを全部壊してほしい』と言われて初めて自分にやる意味があるかもって思ったんですよね。それで結局足を踏み入れてしまったんですよ。
メジャーなものに。
そこからは、ただ一生懸命やってたら、いつの間にかこういうふうになってましたね」

ついつい長々と引用してしまいましたが、ここでオダギリさんがおっしゃってる”メジャーなモノはカッコ悪い”というのは、

”他の人たちが作り上げた人気のラインにただ乗っかるのはカッコ悪い”
=”自分たちのオリジナルを一から作り上げたい”

ということのように、私には思えました。

こういう点は、人気や商売はさておいて、まずはオリジナリティを優先する(ように私には思えます)高寺プロデューサーとすごく似ているような。

お二人が仲がよくて、今だに交流があるというのは、すごくうなづける
話ですね。

で、オダギリさんは、やはり”モノ作り”大好き人間らしく、ただ役者としてだけではなくて、作品の中身のほうにもいろいろ関わってらっしゃったみたいです。
そのへんをまた引用。

オダギリ「いまから考えるとクウガの時から本直しに参加してたんですよ。『ここのセリフはこう変えた方がいい』とか。新人にあるまじき行為ですよね(笑)
(中略)
自分としては、それを一生懸命楽しもうとしていたし、一生懸命いいものにしようと、あの当時からしていたんですよ。
やっぱりメジャーなものはカッコ悪いという想いがあるからこそ、自分が参加する『仮面ライダー』は今までと違う面白いものにしたい、胸の張れる仕事にしたいと思ってやってたんですよね

本直しまで参加していらっしゃったとは。
まるで『響鬼』での細川さんのようではないですか(^^)
クウガへのオダギリさんの”本気度”がうかがえるエピソードです。
もしそれが隠ぺいしたい過去なのだとしたら、”胸の張れる仕事”とはおっしゃらないですよね(^^)
クウガファンとしてはこの発言にすごくウレシク思いました。

と、クウガに関するとこだけ優先的にピックアップしましたが、他にも興味深いエピソードがいっぱいあります。

オダギリジョーという人の中身がすごくよくわかる優れたインタビュー記事だと思うので、ファンの方はぜひご一読をオススメします。

ちなみに私が個人的に共感したのは、つぎの発言だったりします。

オダギリ「普通の仕事をしている人はちゃんと社会に貢献しているじゃないですか。
サラリーマンをしている人はちゃんと社会と繋がっているし、そういった人たちを見ると、みんながみんな意味があるように思えますけど、僕は社会と繋がっていないし貢献できていないから、なにかしら自分でモノを作らないと、自分の意味がない気がずっとしていたんですよね」

すっごく感じわかる!
ゲーム関係とかそういうお仕事についてらっしゃる方々とか…
わかりますよねっ!この感じ。

任天堂の山内さんが

”ゲームは、別に世の中にとって、あってもなくてもいい。
その程度のものなんだよ”

とかおっしゃってましたが、それに通じる感じ。

”娯楽”って、農家とか鍛冶屋さんとか生きてくのに絶対必要なものでもなんでもないんですよね。
なくてもなんにも困んないもの。

そういうものを仕事に選んでしまったことの気恥ずかしさ。
まっとうな仕事に対するコンプレックス。

そんな感覚が、オダギリさんの言葉から感じられます。
それにすごく共感するのです。

なかなか芸能人の人でこんなネガティブな本音をおっしゃる人っていませんよね。
そのへんが、信用できそう…と思いました。
”仲間”って気もちょっとしたりして(^^)


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Comments [11]

No.1

トゥナイト2や、スタパのときよりより明確に語ってる感じですねえ。

やっぱ、社会に意識して貢献しないと意味の無い職業と
なるとなんとなく似た考え、意識を持つのかなと。

わたしはデザイン関係がメインの仕事ですけど、正直、
無くていい仕事だし。
無くたってみんな必要なものは取り揃えるもんですもん。

そういうことでは、ファンに誤解を受ける、というか、
自分の根幹を作品(もしくはジャンル)に投影つうか
依存してしまった人には粘着されちゃう人だとは思います。>ジョー

でも、そういう何か既存のそれまでの形骸を壊して、
新しいものを作ろうとする人が集まるから後々まで
必要とされるものになるんだ、ということですね。

No.2

去年の夏休みにクウガのDVD全巻まとめ買いという
暴挙にでた自分ですが、こういう話を聞くとオダギリさんの
撮影中の心情や信条がわかってまた見返したくなりますね^^

クウガは自分も気に入っている作品で、いろいろ調べたりしましたが
ことあるごとに「オダギリさんはクウガに出ていたことを封印している」と
耳にしていて結構ショックだったことがあります^^;
最も最近はこういう本などのインタビューなどから
そういうのが誤解だとわかってきてよかったですけどw
(ていうかそうでなかったらオダギリさんの役者としての姿が
あそこまで五代雄介にハマってないと思う)

ツバサさんのおっしゃる
>”他の人たちが作り上げた人気のラインにただ乗っかるのはカッコ悪い”
=”自分たちのオリジナルを一から作り上げたい”

というのは、自分も文面からそのように感じとれました。
また最後のほうでもツバサさんが共感された気持ちと言うのは
俺も少なからずわかる気がします。
だからこそ今の道に行こうと決めたわけですが^^;

こうした文面で実に実直に自分の気持ちを
吐露していくオダギリさんって、すごいですね。
また1つ魅力が増えてしまいましたw

No.3

オダジョーさんはやはりいいですね……クウガ封印疑惑も晴れて、とってもいい気持ちです。

僕もメジャーなのは大嫌いなので、人が歩かなさそうな道を好んで探してます(笑


あと、ツバサさんの紹介記事は、いつも暖かいコメントに溢れているので、これからも楽しみにしてます。

No.4

たぶん、以前のオダジョーさんのコメントを悪いほうに捉えた人たちの多くは、本当は自分がネガティブな意見をもっているんだと思います。
例えば特撮というジャンルを、他のドラマや映画から一段低く見ていたり、気鋭の俳優は、特撮に出ていたことなど隠したがっているものだと思っていたり。
でも、自分がそう考えているのを認めたくなくって、オダジョーさんのようにとんがったコメントを残す方を見ると、鬼の首を取ったみたいに騒いで見たり。

しかし、オダジョーさんは良い役者さんですね。ドラマ「時効警察」のような天然キャラから「新撰組」の斉藤一のような内省的な役やサイコパスまで、様々に演じ分けていらっしゃる。五代を演じたのは誇りであっても、五代のキャラに固執しないことで、同世代の役者さんの中でも頭一つ飛びぬけられたのだと思います。

No.5

感動しました(^?^

先日の高寺さん記事でオダギリさんのネタに
触れた責任もあって、これを読ませていただいて
少しホッとしています。

私はオダギリさんのような表現者の
気持ちが少しは解る職業なので私が想像
していた通りの人だと更に確信出来たのが
喜ばしいですねぇ。

私も後でCUTを買ってこようと思っています。

No.6

拝見させていただきました。
私も平成仮面ライダーシリーズでは
クウガ・アギトが一番好きです。
一時期クウガの時の事を嫌ってあまり
オダギリさんが語りたがらないと言う
噂が立ちましたがツバサさんのコメントや
他の方々の言うとおり前々根も葉もない
噂だったんですね。
私が思うにオダギリさんは生粋の役者さん
なのではないでしょうか。
つまり自分からクウガ出演時の事を
色々な所で喋る事で自分がクウガを
作ったと思われたくないのでしょう。
クウガと言えば平成シリーズの原点です。
高寺プロデューサーはじめとするたくさんの
スタッフや役者さんが試行錯誤しながら
作っていった作品です。
みんなで作っていった作品という大切な思いがオダギリさんにはあるでしょう。
また自分がその事を口にすれば今、がんば
っているシリーズのスタッフや役者さんにも
少なからず影響が出ると思います。
今のシリーズをメジャーにしてしまっていますし、だから黙して語らずを貫いているのでは
ないでしょうか。

No.7

なるほど?。私はスタジオパークの件はそれこそ噂の範疇でしか知らなかったのですが、それはNHKの番組に出演しているという建前もあってのことだったのでしょうね。
まぁ、あまりにも辛辣すぎた表現だったので誤解も余計に招いたのでしょうが。
とはいえ、私もその「スタジオパーク事件」の一件以来、黒歴史にしているものだと思っていたので、そうではなかったことが分かって嬉しいです。サトラレや時効警察、好きだったんで余計に嬉しいです。

No.8

みなさん、熱いコメントありがとうございます!
後でじっくりお返事させていただきますが、その前に(^^)

この記事書いてから見たくてたまらなくなって、『仮面ライダークウガ』1巻借りてきました。

久々に見たクウガは、

もうメチャメチャ面白すぎですっ!!!!

あっという間に4話まで見終わりました。
これからまたチャリ飛ばして2巻借りてきますーっ!!

No.9

クウガ出演を黒歴史にしたがっているのは、オダジョー氏本人ではなくて所属している事務所ではないかという噂もあります。以前、スタジオパークで高野八誠氏が出演した時、歴代のライダー主演者をパネルで何人か紹介していたんですが賀集、細川といった人達は、出ていたのにクウガの人だけが欠けていました。(苦笑)こういった周囲の配慮が誤解を生むんでしょうね。
話は、変わりますがアギト役の賀集さんがパーソナリティをしている「らじかる」という朝の情報番組で最近、細川茂樹さんがゲスト出演されたそうです。私は見ていなかったのですが見た人の話によるとアギトと響鬼のフィギアが用意されていてそのフィギアで二人でライダーバトルを少しやったとか>子供かよ(@_@)

No.10

初めまして、OKOと申します。いつも拝見させて頂いております。

オゴポコさんの話とは違うのですが、やはり「らじかる」に555役の半田建人氏がゲスト出演された事があり、用意されていたアギトと555のフィギュアで遊んでいたのを見ましたよ。

話が変わりますが黒歴史つながりで・・・今日発売された写真週刊誌の増刊「フラッシュ・エキサイティング」に昭和仮面ライダー大全と言う特集記事が有るのですが、やはりライダーに関しては語らずだった村上弘明氏が珍しくスカイライダー当時のエピソードをコメントされています。要チェックです!!

No.11

>やはりライダーに関しては語らずだった村上弘明氏
ここ数年、目立たないけど村上さんも語っていたり。
昔のバカにするような大御所スタッフがいなくなって、
普通に子供時代に見てた人が喜んでくれるから、
安心して語れるようになった、という話もあるみたいです。

ライダー、ウルトラに限らず子供向けヒーロー番組
出身の人は、スタッフが低く見る人がいて苦労した
とか聞きますから。
でも大御所俳優が、自分の子供に役者として
認めてもらえないからライダーに出たいとかっていう
話もなんかでよんだけど。
ギャラの問題で頓挫らしい。

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tubasa_profeel.png 管理人のツバサです。
ウルトラマンネクサスの大ファンです。
現在はウルトラマンギンガを応援しつつ、鎧武・トッキュウジャー・牙狼、その他BSCS特撮にVFX映画とあいかわらず見るモノためまくって消化が追いつかない毎日(苦笑)
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