【GARO?牙狼?】第15話『偶像』

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なんかすごい周回遅れ的ですが、牙狼(ガロ)15話『偶像』 のレビューなどを。

この回は、深夜枠ならでは”猟奇”な展開でした。
最近のヒーローチックな展開からガロをごらんになった方には、 結構インパクトあったのではないでしょうか?

でも、これがガロのある意味”味”というか特徴でもあるので、怖いからって見捨てないで下さいね。


特に、ホラーに魅入られた男・倉町役、板尾創路さんの、 演技がすごかったですね?。
まさに快楽殺人鬼!って感じで。

板尾さんは、仮面ライダーFIRSTでも、クモ男・ スパイダーの役をやってらっしゃいましたが、それも異常に神経質なタクシー運転手という役だそうです(未見なのですが)
そういうサイコさんな役柄、ホントにうまい方ですよね(^?^)

仮面ライダー THE FIRST
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ガロはゲストの役者さんのキャスティングが実にうまいなと思います(今週の「水槽」 の笠原さんも、また激サイコな役ですごかったし)

自分の命と引き換えに、”神の手”を手に入れた画家・倉町は、 いわばカオルとは相反するネガ的存在なわけですね。
カオルが鋼牙を導く天使的役割ならば、 倉町はいわば堕天使みたいな感じなんでしょうか。

描くモチーフが翼を持った天使(ニケの女神像かな?) というのが、なんか、それを暗示しているような。

彼は”才能”を求める妄執のあまり、そこをホラーにつけこまれてしまったわけですが、 彼のそんな想いは、私もいたって凡人なので、非常に身につまされますね。

身近な例でいうと、ブログとか始めちゃってからというもの、 他の方の記事もすごく興味をもって読むようになったのですが・・・
すっごい記事とか多くて、そんなの読むと、自分の文才とか観察眼のなさにガクゼンとすること多いんですよね?。
私にはとてもこんなこと思いつけないし、書けないぞって。

その想い・ジェラシーみたいなものは、いわば倉町の妄執の芽生えみたいなものでもあるわけです。
きっと誰にでもあるものですよね。

でも、倉町の場合は、強烈な”孤独”が、 その思いを強烈にネガませ、増幅していったような感じ。

この”孤独”って、重要な要素で、快楽殺人鬼のほとんどが、 幼少期や青年期に絶望的な孤独とか孤立を体験しているという
事実があります。

人との絆”って、人間として正しく成長するためには、 すっごく大切な要素みたいですよ?。
ですから、お子さんをお持ちの方々は、 くれぐれも、ご注意のことを!って、いったい何書いてんだろ。アタシ(^?^)

(その他のポイント)

○立体的アクション

この「偶像」の回で、改めて認識したのですが、ガロのアクションの特徴は、

立体的なアクションをつくる!

というスタッフの強い意識にあるような気がしますね。

横の動きだけでなくて、縦・そして奥から手前の構図を常に意識して組み立てるみたいな。

まあ、ビルからの落下!みたいな派手なシーンは当然そうなんですが、 今回の回で気がついたのは、

ゼロとホラーが、工場の回廊で戦うシーン。

ここも、普通だったら、単なる左右に分かれての戦闘なんでしょうけど、 ガロの場合、ホラーが、回廊の手すりの上にのって、 下のゼロとの高低差のついた戦いになるのですね。

こんなロケーションを生かした、さりげない工夫がイイ!と思うんですよ。

カブトの記事でも書いたけど、 ライダーなんかでもこんなところはどんどん真似してほしいなあ!と思いますね。

こういうアクションが撮れるのが、 等身大ヒーローの強みだと思うので。
ウルトラみたいな巨大ヒーローの場合、セット撮影なので、ホリゾントの問題とかで、なかなか縦構図は難しいですから・・・

○カオルの落下シーン

もう一つ、すごっ!と思ったシーンが・・・

倉町に地面に投げ落とされるカオル!

あのシーンは、見てて思わず息を呑みました。
どうやって撮ったのか、わかんないんですよ?。

何度再生しても、合成には思えないし。
肘井さんの表情がホントにパニくってるかんじだから、もしかしてワイヤーアクション?

でもそうだとしたら、肘井さんにまであんなアクションを要求しますか・・・
ガロスタッフ、容赦なさすぎ!

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Comments [6]

No.1

こんにちは紅茶です。

>この回は、深夜枠ならでは”猟奇”な展開でした。

そうそう、この回はちびっ子がいるご家庭は・・・な感じでした。
見慣れた自分でさえ「!?」な感じで、
そのインパクトにパワーを奪われた感覚になりました。
板尾氏の凶演もそうですが、本来(この表現はおかしいでしょうかね)ガロのライバルキャラに相当するゼロが最後にとった行動は倉町=ホラーとは言え世が世のPTAなら「こんなの見ちゃダメ」な事で・・・
さすが深夜枠の特撮ドラマ!!ですね。(無論、褒め言葉です)

>ガロはゲストの役者さんのキャスティングが実にうまいなと思います

イヤー仰るとおり!!
「赤酒」の麿さんの「好々爺っぷり」たらもー最高でしたよ。
何か亡父の旧友として、魔戒に携わる先輩として鋼牙を暖かく見守っている人物の演技やヴァルチェスで自分の駒が弾けた後の目線が泳ぐ演技はホントに魂が減ってる感がして、今更ながらに凄いと思いました。

ラストスパート状態(まだ早いか)ですが、今後も気を抜けないですね

No.2

こんばんわ!>紅茶さん

コメントありがとうございます?。

>ゼロが最後にとった行動は倉町=ホラーとは言え世が世のPTAなら「こんなの見ちゃダメ」な事で・・・

切断!⇒とどめ!ですからね。

ウルトラも深夜枠でやれば、アイスラッガーで切断!ができるということかと(^-^)

最期のとどめは容赦なし!って感じでしたが、あれが魔戒騎士の本来の姿でしょう。

『水槽』で、ハルにとどめをさす鋼牙といい、ハードな姿をあえて描写しているのは
きたる”カオルの時”の伏線のような気が・・・

>ヴァルチェスで自分の駒が弾けた後の目線が泳ぐ演技はホントに魂が減ってる感がして、今更ながらに凄いと思いました。

これは?・・・
気が付きませんでしたが、確かに言われてみればそんな感じ。

すっごい細かいところ見てらっしゃいますね!>紅茶さん
すごいです!

No.3

>世が世のPTAなら「こんなの見ちゃダメ」

ホラーの、女性達への仕業についても、
人間の手足を、変な形にする、というのは、
クレーム対象になりかねないという事で、
どういった映像表現ならOKか、と
相当検討されたみたいですよ。

No.4

こんばんわ!>めぐさん

>どういった映像表現ならOKか、と
>相当検討されたみたいですよ。

そうなんですか・・・

深夜枠だから、てっきり規制が少ないかと思いましたら、
かなり大変だったんですね・・・

おそらく、対象にはならない&それでいてインパクトのある描写・・・
そこの境目のギリギリのところをいろいろ考えられたんでしょうね。

ホントお疲れ様です。>スタッフの方々

No.5

ども、もぐたんくです。

今日、会社に遅刻して午前10時前ぐらいをせっせこ自転車で走っていたところ・・・・・・
何と、ガロの1/1(恐らく原寸大ってやつでしょう)のフィギュア(って言っていいんでしょか?)を見てしまいました。
しかもゼロさんも一緒に並んでます!!!

えー、ちと補足すると・・・・・・・
実はもぐたんくは会社まで自転車で行ってるんですが、その途中バンダイの本社を通るんですよ。
で、バンダイの本社の1Fにガロのコーナーが大通り側にできていて、黄金騎士ガロと銀牙騎士ゼロの1/1フィギュアが展示されてたんです。
これは撮らないと!と思い、携帯のカメラで撮りました。(宜しければ画像をお送りしますよ)
バンダイやりますなぁ(笑)

No.6

こんにちは!>もぐたんくさん
コメントありがとうございます。

>黄金騎士ガロと銀牙騎士ゼロの1/1フィギュア
それは!!ぜひ見てみたいかも・・・
あとからメルアド送りますので、ぜひ(^^)

>バンダイやりますなぁ(笑)
いよいよ、本格的なプロモーションをはじめるということでしょうか。
ちょっと期待。
でも、番組はもうすぐ終盤戦・・・(もっと早くやってよという気もチラリ(^^))

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ウルトラマンネクサスの大ファンです。
現在はウルトラマンギンガを応援しつつ、鎧武・トッキュウジャー・牙狼、その他BSCS特撮にVFX映画とあいかわらず見るモノためまくって消化が追いつかない毎日(苦笑)
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