【仮面ライダー響鬼】三十八之巻『敗れる音撃』レビュー

●スポンサーリンク


またまた遅くなりましたが、38話のレビューお届けしますっと…その前に。

今までのレビュー見返してみたんですが…

なんか、各作品に関する話というよりも、私自身の響鬼に対する複雑な思い・ そっちの方がメインのような感じですねー。
まあ、実際、迷って、わけわからなくなっていたんですけど…

でも、今回しっかり考えを整理しようと思って、この38話を2回。37話を1回。そして1・2・28・ 29話を通して見てみました。
で、だいぶ考えがまとまって、すっきりしつつあります(^^)


もうちょっと考察を加えて、別エントリーにまとめようと思っているので、ここでは簡単に書きますが、

旧響鬼は、”お話”よりも”設定”を重視する方向。
新響鬼は、”設定”よりも”お話”を重視する方向。
どちらがいい悪いではない。
単なる作品作りの方向性が違うだけ!

というのが、私が今のところたどりついた答えです (他のブログとかで同じような記事、既にあるかもしれませんけど。かぶってたらすみません(^^))

で、そのお話重視、いわばドラマ編響鬼としては、今回はなかなか面白い話だったと思います。

●キャラの役割

まあ、問題点はいろいろ感じますよ。

・巻頭の部長の明日夢に対するきつい一言とか
・カスミさんのイブキくんに対する「泥にまみれていない」発言とか…

私も正直”なんだかなあ”とは思いましたが、 それは設定重視の視点からの感想なんですね。
カスミさんとイブキくんは幼馴染でお互いの事をよく知っているんだから、ああいう言い方はしないだろう…とかね。

でもここで、カスミに役割として求められているのは、イブキの心に葛藤をもたらすことで、 ドラマ的には、カスミの言葉は正しい(意味のある)ものだと思います。
で、ドラマ編に移行した以上、こういう多少の違和感は、仕方のないものと現在の私は受け止めちゃたりしています。
カスミさんの場合は、いいにくそうに言っているとか、最低限の心配りはやっているように思いましたしね…
(でももうちょっと工夫してほしいとは思いますけど(^^))

●ザンキさん 熱い!

で、その肝心なドラマなんですが、多くの人間に焦点を合わせすぎて、消化不良な感じはするものの、 明日夢・イブキ・トドロキ・ザンキさん、登場人物それぞれの苦悩がちゃんと描かれていたと思います。

特にザンキさんは、イイですね?。
苦悩するイブキくんをいきなり殴りつけるザンキさんに、最初は”イキナリはないでしょ?”と思ったりもしたんですが
考えてみると、この演技。

先週37話。
川原で行方不明のあきらを必死で探すザンキさん。

ザンキ役松田賢二さんが最も好きなシーンであり、 最も熱く力を入れたシーンだそうですが、そのシーンの熱さをそのまま引き継いでいる感じがしたんですね。

優柔不断なイブキのことを思わず殴りつけてしまう!
それほど、ザンキさんは、あきらのことを、弟子として大事に思っているんだ…
いわば臨時の弟子なのに…

と思うと、ザンキさんの心情がなんとなく納得できませんか?

熱い!熱すぎますよ!ザンキさん!

なんかもしかして、あきらが鬼として覚醒する… そのきっかけがザンキさんの死とかじゃないだろうなあ…それだけは絶対ヤダなあ…と思ってしまいましたが(^^)

●明日夢とヒビキ

そして、もうひとつのイイと思った点。
それは、悩む明日夢とヒビキさんが語りあう中盤の1シーンです。

やはり響鬼は、明日夢とヒビキさんの物語なんですよ!
特に明日夢のシーンで、あのマリンバ(?)のBGNが鳴り出すと、「ああ… 響鬼だなあ…」 と思ってしまいます。

今回のこのシーンも、なんかここだけ、旧響鬼っぽいっというか、 ゆったりと時間が流れているよう気がして…
自然描写もイイです。
「自然には全てのものに響がある。その響を体に刻み込み、自分のリズムを取り戻す」というヒビキさんのセリフもすごくイイ!

やっぱヒビキさん(というか鬼さんも魔化魍も)は、 自然の中にいるのが一番似合いますねー(^^)
旧響鬼ファンの私としては、すごく心休まる1シーンでした。

で、だんだん長くなってきたので、あとは気になったポイントを。

●京介くん
あいかわらず道具として使われていますねー。

なんか最近は彼のことがちょっと可愛く思えてきました。
だって明日夢たちに構われたくて、必死なんだもの…
そういう京介の内面を早くドラマ編ならば描いてほしいのですが (便利な道具として使うばかりじゃなくてね)

●魔化魍
なんかアレですね。
他の企画で使った着ぐるみの使いまわしとか?(爆)

●イブキくん
悩むのは大いに結構なんですが、最初から後継ぎって…
お兄さんの設定はスルーですか?(笑)

で、結論としては、まあなんだかんだいってそれなりにまとまっていて面白かったと思います。
路線変更もなじんできて、ドラマ編としては結構うまくいっているんではないでしょうか。

というところで、あえて、これを張ってみます(^^)

************************************************
響鬼の「完全新生」路線とそのスタッフを断固支持します!
□『仮面ライダー響鬼『完全新生』路線 復活運動』
http://just.as/hibiki
「旧路線とスタッフの復活」を願う方は、 どうぞ積極的にコメントとTBをお寄せください。
旧路線・スタッフの復活を願う方の記事であれば内容は問いません。

現在具体的な運動としては、 「たのみこむ」におけるネット署名活動を展開中です。
ぜひご賛同ください。
□たのみこむ「響鬼に理想の最終回を!」
http://www.tanomi.com/metoo/naiyou.html?kid=52641
現在 401名!(05/11/3 PM10:00現在)

また、「でいりーひまつぶし」翠さんの提案する
□仮面ライダーシリーズのベルト玩具に、理想の長さを!
http://www.tanomi.com/metoo/naiyou.html?kid=53078
にもご賛同お願いいたします。
***********************************************

実はあらためて、二十九之巻「輝く少年」 を見てみて、また大感動してしまったのですよ!

緊迫する”闘い”。
どうしようもない”憧れ
あふれる”親愛
そしてエンディングの”余韻”…

いろんないろんな感情があふれてきて、 エンディングでは思わず涙してしまいました…

すごい感動する話でも、泣ける話でもないのに、 なんでこんなに心動かされるんだろう…

テクニックとしての”ドラマ”もいいけど、人を感動させるにはまた違った方法があるんではないかしら…と思わせてくれた1本でした。

こんな素晴らしい作品を作ってくれた旧スタッフと 「完全新生路線」に心から感謝をこめて。

今の響鬼が、将来こんな素晴らしい感動をまた生んでくれるといいなあ…と願っています。


●スポンサーリンク

関連コンテンツ

仮面ライダー響鬼 / 最新5件のエントリー

Comments [21]

No.1

ども、こんばんわ。
 設定重視とドラマ重視、というのはかなり核心をついていると思いますよ。
  まぁ、これに関しては別エントリを作られるということなので、楽しみにしています。

 あと今回、新体制のスタッフさんが「気を使っているな」と思ったことが一つ。
 それは、イブキ、トドロキについては鬼として、人間としてまだ未完成なところが描かれていますが、ヒビキさんだけはもう完成されているように描写されている点。
 シュキ編やカツオ編でも、ヒビキさんは常に相談を「受ける」立場でしたし、今回もイブキ、トドは内面的に悩んでいるのに対し、ヒビキさんは物理的に敗れただけですから。この辺が新体制の旧体制に対するリスペクトなんじゃないかな、と。
 今回もいろいろなところで叩かれている桐谷くんですが、アバンタイトルで必死に明日夢君の先回りをしてたり、合宿について来ちゃったり、ほほえましかったっす。

 しかし、あの終わり方で一週休みってのはキツイです。(駅伝じゃ仕方ないとわいえ・・)

No.2

こんばんわ!>石田さん

いつもありがとうございますー。

>設定重視とドラマ重視、というのはかなり核心をついていると思いますよ。

そう言っていただけるとうれしいです。
こういう風に2つは違うもので、比較しても余り意味がないんだと思うことで、やっと割り切って今の響鬼を見れるようになった気がします。

エントリーの方は、このことと、前に書いた「映画」的と「TV」的、猫屋敷さんが仰っていた「アナログ」と「デジタル」とかのキーワードを交えて
書こうと思っているのですが…
なんか、考えていると、響鬼だけの問題ではなくて、映像コンテンツ自体の問題にまで考えが行きそうです…
まあ、気長に待っていてくださいませ(^^)

>ヒビキさんだけはもう完成されているように描写されている点。

これは、なかなかな発見ですね!
言われてみれば確かに…

鬼の中では若手の2人が悩むには、まあ納得がいきますからね。

響鬼のテーマが、「若者」が「大人」の背中を見て歩む話とすれば、そのテーマは新体制にも依然受け継がれている…ということでしょうか。
なんかすごく明るくなれる話ですね(^^)

>今回もいろいろなところで叩かれている桐谷くんですが、
>アバンタイトルで必死に明日夢君の先回りをしてたり、合宿について来ちゃったり、ほほえましかったっす。

宮崎駿さんが何かの映画本で語られていたのですが、
「悪役も、一生懸命さ・必死さが見えると、本当に憎むべき存在ではなくなる」
という言葉を思い出しました。

今回の京介にピッタシ当てはまる言葉かも。
ブログの記事いろいろ見てみたんですが、彼のこと、なんか必死でかわいらしいと思ったの、アタシや石田さんだけじゃないみたいですよ(^^)

No.3

こんばんは。
>旧響鬼は、”お話”よりも”設定”を重視する方向。
>新響鬼は、”設定”よりも”お話”を重視する方向。
>どちらがいい悪いではない。
>単なる作品作りの方向性が違うだけ!
実は、俺もこれと似たようなことを考えてたんですよねー。
この前、「劇場版 仮面ライダー555」のDC版を借りて観たんですよ。で、その時に気がついたというか、決定的な違いに思い当たってしまったわけです。
俺的には、29話までは、何処かに響鬼の世界があって、それを毎週30分だけ観ることができたっていう感じなんですよね。だから、番組として放映されていない時間もヒビキさんは鬼の仕事をしていると安易に想像出来たと思うんですよ。世界観が確立してたというかね。
で、井上脚本は、他の作品もそうなんだけれども、シーン重視というか、こういうシーンを入れたいということで、話が進んでいるのかなぁという気がするんですよね。だから、多少の不整合も仕方ないのかなぁと・・・。
で、確かに話は進んでいっているし、受け継がれているものも確かにあるんですが、なんとなく後味が悪いのは、はやり「途中で方向性が変わってしまった」という事実が作品に影を落としてるからなのかもしれませんねー。
しかし、お話の内容は、俺もよかったと思いますよ。細かい部分はいろいろありますが。
ただ、俺としては、桐谷はたぶん明日夢の背中を押す役割で登場しているのかなぁという気がするんだけれども、それが直接、明日夢の弟子入りのきっかけになるのは嫌なんだよね。桐谷へのライバル心で弟子入りするのは、違うって思ってるんですよ。
だから桐谷の「俺はヒビキさんの弟子になる」発言は、なんとなくひっかかってるんだなぁ。
どうか明日夢が自分の意思で、選択する話になるといいなぁと、それだけは思いつつ、今はただヒビキさんのようにそっと見守ってます(笑)

No.4

>旧響鬼は、”お話”よりも”設定”を重視する方向。
>新響鬼は、”設定”よりも”お話”を重視する方向。
>どちらがいい悪いではない。
>単なる作品作りの方向性が違うだけ!

そうなると、やはり前者から後者への途中移行は厳しいですね。
お話重視で考えると、
・まず事件が起きて苦難に陥る
・解決策を模索する
・解決して後始末する
という流れが必要になりますから。話数がないと厳しくなります。
だから今回のように1話でメインキャラほぼ全員を窮地に追い込むようなことになるわけで。
設定重視だと完成した設定世界があればそこから切り出す形で出来る?訳で。

そうすると、終了時点での総評として予想されるのは
・交代が遅すぎた。もっと早くから話重視にすべきだった
・交代せず、ずっと設定重視で行くべきだった(収益構造の問題はあるが)
・最初から話重視で行くべきだった
となるのでしょうか。

No.5

>>テクニックとしての”ドラマ”もいいけど、人を感動させるにはまた違った方法があるんではないかしら

そうですねぇ。
今の響鬼は、確かにドラマなんですけど、ね。
前の響鬼が持っていたものが感じたいです。

『じゃあ何を求めてるんだ』と思いますが、簡単に答えは見つからなさそうです。
一つ挙げられるとすれば、「参加のしやすさ」かな、と思います。

29話以前は、一般人としての鬼、仕事としての鬼、という姿が強調されていたように思います。香須実さんや日菜佳さんも、一般人として、鬼を支えている、という感じで。
視聴者もそれを見て、『自分たちも猛士の一員になれるかも、鍛えれば鬼になれるかも』という期待を抱かせていたような気がします。
参加型の特撮、とでも命名しましょうか。大人でも楽しめそうな、壮大な「ごっこ遊び」を提供していたのだと思います。


対して、今はプロフェッショナルとしての鬼の側面が重視されている気がします。
猛士は、それこそ"地球防衛隊"みたいな特殊な組織で、視聴者は、鬼たちの活躍を「見て」楽しむことに重点が置かれていると感じます。

だから、今回の路線変更は、「オンラインゲームで、自分の世界を作りこんで楽しんでいたら、急にスキップ付加の大作ムービーが始まってしまった」みたいなもんでしょうか。


ツバサさんの次の考察、楽しみにしておりますので。

No.6

うまく言葉にならない気持ちを皆がまとめてくださってるようです。殺伐としてもおかしくない設定をこれだけ温かく描き出し、かつ失敗も犯しながらも、敵の性質を知ることの重要さや問題解決のための手順を繰り返し見せてくれた作品です。どの場面からも声にならない応援が聞こえてくる作品です。
 DVD8巻に29話から収録されるそうですので差異がはっきり分かってしまいますが。
 魅力的だった敵の魔化魍や童子姫達が情愛を失い単なる敵組織になってしまったことで、対する鬼達も薄っぺらくなってしまった気がします。
 のんびり1年が過ぎて最後に数年後もしかしたら鬼になっているかもしれない明日夢やあきら、響鬼さん達の姿が見られたらと思っていました。でも最後まで盛り上げようとするスタッフの方々の世界をわずかな希望を持ちつつ見ていこうと思います。

No.7

こんばんわ!>ルシファさん

>俺的には、29話までは、何処かに響鬼の世界があって、
>それを毎週30分だけ観ることができたっていう感じなんですよね。

はい。すごく感覚わかります(^^)
それだけ旧響鬼が、まさに設定というか世界観を伝えるのに注力していたということなんでしょうね。
で、画面内のいろんな情報から、一人一人が想像の幅を広げることが出来た。
物語の背後に、世界を感じた。
というわけかと。

>で、井上脚本は、他の作品もそうなんだけれども、
>シーン重視というか、こういうシーンを入れたいということで、話が進んでいるのかなぁという気がするんですよね。

で、反面、新響鬼は、脚本のこういうドラマを見せたい!という主張がはっきりしている分
一人一人の想像で作られた響鬼像と相反する部分が多いということなのかなあ…
と勝手に思っています。

>どうか明日夢が自分の意思で、選択する話になるといいなぁと、

明日夢に関しても、まったく同感です!
そうならないと、これまで描いてきた明日夢の成長がまったく無意味になってしまうとまで思いますね。
京介君は、あくまでトリガーということにしないと。

>それだけは思いつつ、今はただヒビキさんのようにそっと見守ってます(笑)

まあ、そのへんは今のスタッフのみなさんはわかってらっしゃると思いますよ。
私は今のところあまり心配はしていません(^^)

No.8

こんばんわ!>STNさん

>そうなると、やはり前者から後者への途中移行は厳しいですね。

そうですねー。
おっしゃる通りに結構無理があったと思います。

>そうすると、終了時点での総評として予想されるのは
>・交代が遅すぎた。もっと早くから話重視にすべきだった
>・交代せず、ずっと設定重視で行くべきだった(収益構造の問題はあるが)
>・最初から話重視で行くべきだった

その人のスタンス(好き嫌い?)でいろんな意見が考えられると思いますが、
STNさんの仰る3つのような意見は多いような気がします。

上から1?3としてみると、
平成ライダーのパターン&普通のTV作品ということなら、3の意見が普通なんでしょうね。
あと、1クールで大体設定を説明して、2クール目からドラマ展開を激しく!
みたいなパターンだと、1なんでしょう。

私的には、2で行ってほしかったと当然思いますが(^^)

No.9

こんばんわ!>翠さん

参加型の特撮…
なかなか核心をついたキーワードのような!

上のコメントでルシファさんも仰っていましたが、
旧響鬼は、見ていて、やはり想像する楽しみがあったと思うんですね。
で、その楽しみは、確かに「ごっこ遊び」的。

ネットで盛り上がっていた、鬼たちの本名を想像することとか…
まさにそんな参加型ゲームって感じですよね!

で、翠さんが仰るように、そういうふうにゲームっぽくとらえてみると…
ちょっと思い出した例があります。

RPGのドラクエとFF。

この二つって、よくRPGが論じされるときに、

強いストーリーがなく、あくまでその世界を体験し、ゲームプレイと通じて想像を楽しむドラクエと、強いキャラクターとドラマ性で、ある意味、プレイヤーを引っ張っていくFF。

という風に語られることが多いのですが、なんか、旧響鬼と新響鬼に似てませんか?

>ツバサさんの次の考察、楽しみにしておりますので。

ありがとうございます(^^)
みなさんのコメントで、なんかいろいろ考えがさらにふくらんできたような。
書くときは、引用させていただくかもしれませんが、よろしくです(^^)

No.10

こんばんわ!>かかしさん

コメントありがとうございます。

>どの場面からも声にならない応援が聞こえてくる作品です。

あー、なんかおっしゃる感じ、よくわかります。
画面から、なんか伝わってくるんですよね。
いろんな感情が。
特にセリフとかでわかりやすく語られなくても、ちゃんと伝わってくるというか…

>魅力的だった敵の魔化魍や童子姫達が情愛を失い単なる敵組織になってしまったことで、
>対する鬼達も薄っぺらくなってしまった気がします。

魔化魍の”妖しさ””おどろおどろしたところは確かになくなってますねー。
まあ、これは予算の関係によるところが大だと思いますが。

>でも最後まで盛り上げようとするスタッフの方々の世界をわずかな希望を持ちつつ見ていこうと思います。

同感です!
私も最後まで一生懸命見守っていきたいと思います。
前がすばらしいからと言って、今を否定する…という風にはできるだけしたくないですよね。
今は今でちゃんと良いところは良い!と見ていかなければ。
2つは方向が違うだけで、本来比較するべきモノじゃないんだから…と今は思っています(^^)

No.11

たびたびすみません。
 これまでの論でいくと、私はお話重視の人間なのかなぁ。
 別に前期響鬼がどうのと言う気は無いですし、事実DVD買っているくらい好きなのですが、どうも新展開になってからのファンの方々の「設定を無視している」っていう意見には反発してしまうのです。いままで触れられていなかった部分が描かれているだけで、前期の設定と後期の設定は地続きだと思ってますし。
 実際、設定はお話に付随するものであるべきで、まず設定ありきでは世界観が小さくまとまってしまうと思うのです。というのはガンダムを見ていて思いました。
 響鬼にしても、猛士が全国規模の組織で、たくさんの鬼達が日夜戦っている、と言うところまでは良いのですが、全国で119人である、と言うところまで決められてしまうと、そこから先に進めなくなってしまうと思うのです。
 つまり、響鬼は設定が細かい分作品世界に入りやすい反面、スキが無さ過ぎて世界を広げられなくなってしまっているところがあるような気がするのです。
 ドラクエよりも前のウィザードリィだと人物や武器やらモンスターに名前と能力以外の設定は一切ついていなかったからこそ、プレイヤーが各々好きな物語を妄想し、コミックや小説などさまざまな展開を可能としたのですから。

 とはいえ、私には「響鬼」を前期と後期に分けるつもりはありません(便宜上前期とか書きますけど)。設定重視もお話重視も、全て「響鬼」という物語の幅の広さ、器のでかさだと思っております。その意味では、前半に設定重視が偏り、後半にお話重視が偏ってしまったのは残念ですが。両方の回がバランスよく配置されていれば、変な違和感も感じなかったのでしょうけれど。

No.12

ううん、残念ですね。
旧路線とそのスタッフの復活を願うために実に具体的な活動されているのに、30話以降の路線に満足されているのは、実に残念です。
白○Pがご自分のブログで響鬼について訳のわからないたとえでコメントしたり、ヒーロー観に関する哲学のようなものをもっていても、非難の書き込みが多いという事実を生み出したことはぬぐい切れません。
大事なのはやはり事実です。29話までの響鬼を続けるべきだったのです。玩具の売れ行きだって、そんなに変化はないのではないでしょうか。
新路線にドラマ性は感じません。恋する鰹などという話にドラマ性があるのでしょうか?
9/5付の朝日新聞の「TVこのセリフ」という欄に名作29話の響鬼が取り上げられました。朝日系といっても、全国紙に取り上げられたのです。こういうのがドラマ性があるというのではないでしょうか。
旧路線復活という具体的行動がかすんでしまわないことを、切に願います。
どうかがんばってください。

No.13

連投になります、ご容赦を。
ただいま前期メイン脚本・きだつよし氏のブログを拝見しましたところ、響鬼最終クールにきだ氏が参加されないことが正式に決定になったそうです。
 ブログを読んでいただければ解ると思いますが、きだ氏が参加されないのはスケジュールの調整がつかなかったからで、ご本人としてはぜひ参加したいと思っていたらしいです。
 また、現状の響鬼について、自分が参加していたときのストレスが解消されて可能性が広がっていると感じられているそうです。
 この事態は非常に残念ですが、心配なのはこのことさえも現体制を非難する材料になってしまいそうなことです。考えすぎかも知れませんが・・・。
  
 きだ氏復帰のような書き込みを以前してしまってますので、取り急ぎご報告いたしました。それでは?。

No.14

こんばんわ!>怒る鬼さん
コメントありがとうございます。
お返事おそくなってすみません?。

>30話以降の路線に満足されているのは、実に残念です。

そんなに手放しで満足しているわけではないですよ。
今回の記事でも、わざわざ”ドラマ編”としては面白い、と書いているところに注目していただければと思います。
要するに、もう旧響鬼と新響鬼。
それを比較することが不毛だなあ・・・と思ってしまったので。

で、普通に書くと、私の好みでは、はるかに旧響鬼の方が上になってしまうので、
”ドラマ編”とわざわざ書いているわけです(^^)
旧響鬼への愛情は最後にしっかり書かせてもらったつもりなのですが・・・

>新路線にドラマ性は感じません。
>恋する鰹などという話にドラマ性があるのでしょうか?

ここに関しては、そこまで言うのはちょっと???かなあ・・・という気がします。
恋する鰹は確かにアレでしたけれど、ここ最近の話はそれなりに良いと思いましたよ。
ドラマ性がない!とは、私には言い切れないです・・・(T T)

>旧路線復活という具体的行動がかすんでしまわないことを、切に願います。

これに関しては、全然いままでとかわらないんですけど、
私がやりたいことは、旧響鬼の良さをあくまでイイ!と訴えることであって、新響鬼をダメだと断じることではないんですね・・・

そこらへんをご理解いただければなあ・・・と思いますです(^^)

No.15

横から失敬。

私は復古運動に賛同しているわけではありませんが、
>私がやりたいことは、旧響鬼の良さをあくまでイイ!と訴えることであって、新響鬼をダメだと断じることではないんですね・・・

ここの部分をしっかり把握されていれば問題ないと思われますが、
運動にあたっては、新体制(白倉・井上両氏)に対する「悪意」を隠せない類の人物はなるべく遠ざけたほうが賢明かと。
運動が「悪意」に基づくものと誤解されてしまう点(「旧響鬼」を愛するものはそういう輩であるといった誤解)、
理不尽な状況に対して改善の努力をするのではなく、周囲に悪意を振りまくということは「響鬼」の理念を理解・実践できていない
行為であり、運動の協力者として期待できない点などが理由として上げられます。

No.16

こんばんわ!>石田さん
コメントのお返事ホントに遅くなりまして、すみません?。
いやはや、やっとじっくりお答え考えられる状況になりました(^^)

>どうも新展開になってからのファンの方々の「設定を無視している」っていう意見には反発してしまうのです。

やはり、ファン(私も含めてですが)の頭の中にある
「自分が作り上げた響鬼の世界」との違いが気になるためなんでしょうねー・・・
ファンの方の気持ちもわかるし、石田さんのお考えもよくわかります。

>つまり、響鬼は設定が細かい分作品世界に入りやすい反面、
>スキが無さ過ぎて世界を広げられなくなってしまっているところがあるような気がするのです。

これは少し難しい問題ですね。
設定的には、空想を広げる手がかりはあったほうがいいけど、多すぎても、また詳しすぎてもいけない・・・ということでしょうか。
まさにバランスが必要ということですね。

個人的には、石田さんの意見とちょっと違っていて、前期響鬼の設定は、ユーザー側のイメージも託しやすいものだったような気がしています。
でなければ、石田さんが仰っている「設定を無視している」っていう意見はあまり出てこないような気が・・・

ただ、気になる点としては、その世界がユーザー(私も含む)の中で余りにも美化されているような気がする点ですね。
最近は、作り手の方々も、その出来の良い設定に”酔って”しまっていた(ある意味呪縛されていた)のではないかともちょっと思ったりします。
まあそういう感はあっても、私はあくまでも前期響鬼を支持しますけど(^^)

>両方の回がバランスよく配置されていれば、変な違和感も感じなかったのでしょうけれど。

ここはすごく同感です。

ある意味極端から極端へ移行してしまった感じがありますから。
それにスキャンダラスな側面が入ってしまったことで、こんな騒ぎになってしまったような・・・

私の好き嫌いとしては、前期のままの方向性で最後までというのが望ましいのですが
こういう事態になる前に、両方の方向性をうまく交じり合って作れていければ、
理想的な展開だったのかもしれませんね。

やはり、きださんの件は残念です。

では、またよろしくお願いしますー(^^)

No.17

こんばんわ!>STNさん
お返事おそくなりましてすみません。

>新体制(白倉・井上両氏)に対する「悪意」を隠せない類の人物はなるべく遠ざけたほうが賢明かと。

はい。
仰ることはよくわかります。
気にはなっているんですけど・・・

でも、悪意というかそういう気持ちで新体制を叩く人の気持ちもわかるんですね。

ですから、なんとかこちらの気持ちをわかってほしいなあと思って、
”新体制には敬意を”と運動の提唱文にも書いていますし、
ことあるごとにこうして文章にもしているつもりなんですが。

なんか悲しいなあ・・・って気持ちですね。

No.18

???
新体制に敬意をはらっているなら、なぜ旧体制の復活運動しているのか?
響鬼の理念とは何か?
運動は一体どこまで進んでいるのか?
運動に賛同してもらいたかったのは何のためか?
賛同者の皆さんは端的に言って何に賛同されたのか?どのような結果を望んでいるのか?
教えて頂きたい。

No.19

はじめまして!>H.Fさん

コメントありがとうございます。

ご質問いただいたのは大変ありがたいのですが、
運動についての話ばかりあまり続けるとちょっとあれなので・・・
(この記事は38話についてのレビュー記事ですので)

できれば、細かい質問等は、運動ページの方(掲示板等)であげていただけませんでしょうか。

正直、私に

>賛同者の皆さんは端的に言って何に賛同されたのか?どのような結果を望んでいるのか?

と質問されても、答えかねますので・・・(お1人お1人お考えは違うでしょうし)

後、私の考えに関しては、過去の響鬼に関する記事及びコメントのやりとりでいろいろ
書いてきたつもりですので、そちらの方にまず目を通していただければ・・・と思います。

よろしくお願いいたします(^^)

No.20

さらに横から失敬。

>できれば、細かい質問等は、運動ページの方(掲示板等)であげていただけませんでしょうか。

とのことですが、運動ページのBBSは
タイトルが「賛同BBS」となっていて、説明文も「旧路線・スタッフの復帰を熱望する人たちのための掲示板です。」
となっていますので運動への賛同意見以外書き込んではならない場所だと思っていました。

運動そのものに関する質問・意見等は運動サイトブログのコメントを使用するのが妥当なのでしょうか。
ツバサさんは運動参加者のなかでも話が通じやすい人なのでこちらでこういった質問も出てくるのでしょう。

No.21

コメントありがとうございます!>STNさん

>「旧路線・スタッフの復帰を熱望する人たちのための掲示板です。」
>となっていますので運動への賛同意見以外書き込んではならない場所だと思っていました。

あまり意識していなかったのですが、確かに仰るとおりですね。
書き込むのは抵抗あるかなと。
別に質問意見とかを排除するような気はないのですが・・・

ちょっとスタッフ内で相談してみたいと思います。
ご指摘ありがとうございました(^^)

コメントする

※ コメントは認証されるまで公開されません。ご了承くださいませ。

公開されません

(いくつかのHTMLタグ(a, strong, ul, ol, liなど)が使えます)


画像の中に見える文字を入力してください。

Track Backs [5]

Track Back URL

なんだか久しぶりに逢ったねぇ〜!って感じだった 三十八之巻 「敗れる音撃」  また追鬼しちまったぁ! 

僕、こじぞうは鬼に変わって人助けをする『 続きを読む

【感想】仮面ライダー響鬼三十八之巻

三十八之巻「敗れる音撃」 脚本は米村正二、監督は田村直己(テレビ朝日)とのことです。 来週もこのお二人とのことで、井上敏樹月間は2ヶ月で終了でした。 井上敏樹ファンの方は来週から「仮面ライダーTHE FIRST」を楽しみましょう(何 では、今回の感... 続きを読む

仮面ライダー響鬼 三十八之巻

かなり本来の響鬼テイストにもどった気がする。個人的には完全な許容範囲だ。  スーパー童子・スーパー姫は、従来の童子・姫とちがって変身しないよな。今回は童子が怒ったので「ついに変身か!... 続きを読む

響鬼 「敗れる音撃」

□「安達君、どうかしたの?」  大会に向けて部活を頑張ろうと思ってたけど、それに向けた合宿から外されてしまった明日夢。 今はあきらメインで描かなきゃならないからしょうがないか。 ところで、この屋上ロケ地は明日夢達が以前通っていた中学校じゃないか!?! ... 続きを読む

仮面ライダー響鬼「三十八之巻」

「甦る雷」に続いて「敗れる音撃」の完全版も完成いたしました!! 感想、宜しくお願いします!! はぁ〜、部長もあんな嫌な奴じゃなかったんだけどな〜。 そっか!!夏の大会(高校野球)終わって、部長も2年の部員と交代したのか!! と思ってたんですけど... 続きを読む

このページの上部へ

管理人プロフィール

tubasa_profeel.png 管理人のツバサです。
ウルトラマンネクサスの大ファンです。
現在はウルトラマンギンガを応援しつつ、鎧武・トッキュウジャー・牙狼、その他BSCS特撮にVFX映画とあいかわらず見るモノためまくって消化が追いつかない毎日(苦笑)
期待の新作はもちろん夏公開の新ハリウッド『ゴジラ』だー!

ツバサの詳しいプロフィール

moegamecom内検索(google)

スポンサーリンク

カテゴリ

月別アーカイブ

  1. 2017年5月 [25]
  2. 2017年4月 [29]
  3. 2017年3月 [21]
  4. 2017年2月 [21]
  5. 2017年1月 [26]
  6. 2016年12月 [34]
  7. 2016年11月 [37]
  8. 2016年10月 [42]
  9. 2016年9月 [25]
  10. 2016年8月 [29]
  11. 2016年7月 [33]
  12. 2016年6月 [31]
  13. 2016年5月 [27]
  14. 2016年4月 [35]
  15. 2016年3月 [37]
  16. 2016年2月 [31]
  17. 2016年1月 [34]
  18. 2015年12月 [50]
  19. 2015年11月 [28]
  20. 2015年10月 [28]
  21. 2015年9月 [33]
  22. 2015年8月 [34]
  23. 2015年7月 [35]
  24. 2015年6月 [34]
  25. 2015年5月 [35]
  26. 2015年4月 [31]
  27. 2015年3月 [42]
  28. 2015年2月 [30]
  29. 2015年1月 [43]
  30. 2014年12月 [44]
  31. 2014年11月 [37]
  32. 2014年10月 [28]
  33. 2014年9月 [24]
  34. 2014年8月 [29]
  35. 2014年7月 [35]
  36. 2014年6月 [39]
  37. 2014年5月 [37]
  38. 2014年4月 [30]
  39. 2014年3月 [30]
  40. 2014年2月 [35]
  41. 2014年1月 [35]
  42. 2013年12月 [33]
  43. 2013年11月 [32]
  44. 2013年10月 [35]
  45. 2013年9月 [34]
  46. 2013年8月 [40]
  47. 2013年7月 [53]
  48. 2013年6月 [40]
  49. 2013年5月 [35]
  50. 2013年4月 [47]
  51. 2013年3月 [43]
  52. 2013年2月 [41]
  53. 2013年1月 [43]
  54. 2012年12月 [42]
  55. 2012年11月 [33]
  56. 2012年10月 [31]
  57. 2012年9月 [44]
  58. 2012年8月 [24]
  59. 2012年7月 [44]
  60. 2012年6月 [51]
  61. 2012年5月 [29]
  62. 2012年4月 [17]
  63. 2012年3月 [15]
  64. 2012年2月 [20]
  65. 2012年1月 [22]
  66. 2011年12月 [24]
  67. 2011年11月 [26]
  68. 2011年10月 [24]
  69. 2011年9月 [25]
  70. 2011年8月 [34]
  71. 2011年7月 [33]
  72. 2011年6月 [25]
  73. 2011年5月 [26]
  74. 2011年4月 [23]
  75. 2011年3月 [22]
  76. 2011年2月 [18]
  77. 2011年1月 [14]
  78. 2010年12月 [23]
  79. 2010年11月 [21]
  80. 2010年10月 [13]
  81. 2010年9月 [21]
  82. 2010年8月 [17]
  83. 2010年7月 [14]
  84. 2010年6月 [20]
  85. 2010年5月 [17]
  86. 2010年4月 [23]
  87. 2010年3月 [25]
  88. 2010年2月 [23]
  89. 2010年1月 [31]
  90. 2009年12月 [24]
  91. 2009年11月 [24]
  92. 2009年10月 [30]
  93. 2009年9月 [30]
  94. 2009年8月 [32]
  95. 2009年7月 [32]
  96. 2009年6月 [30]
  97. 2009年5月 [27]
  98. 2009年4月 [36]
  99. 2009年3月 [35]
  100. 2009年2月 [31]
  101. 2009年1月 [35]
  102. 2008年12月 [44]
  103. 2008年11月 [30]
  104. 2008年10月 [38]
  105. 2008年9月 [29]
  106. 2008年8月 [27]
  107. 2008年7月 [33]
  108. 2008年6月 [36]
  109. 2008年5月 [39]
  110. 2008年4月 [31]
  111. 2008年3月 [38]
  112. 2008年2月 [35]
  113. 2008年1月 [41]
  114. 2007年12月 [33]
  115. 2007年11月 [31]
  116. 2007年10月 [31]
  117. 2007年9月 [32]
  118. 2007年8月 [31]
  119. 2007年7月 [26]
  120. 2007年6月 [31]
  121. 2007年5月 [45]
  122. 2007年4月 [40]
  123. 2007年3月 [46]
  124. 2007年2月 [42]
  125. 2007年1月 [39]
  126. 2006年12月 [47]
  127. 2006年11月 [42]
  128. 2006年10月 [37]
  129. 2006年9月 [37]
  130. 2006年8月 [48]
  131. 2006年7月 [40]
  132. 2006年6月 [36]
  133. 2006年5月 [40]
  134. 2006年4月 [47]
  135. 2006年3月 [46]
  136. 2006年2月 [33]
  137. 2006年1月 [37]
  138. 2005年12月 [42]
  139. 2005年11月 [39]
  140. 2005年10月 [41]
  141. 2005年9月 [56]
  142. 2005年8月 [38]
  143. 2005年7月 [15]
  144. 2005年6月 [7]
  145. 2005年5月 [7]
  146. 2005年4月 [1]
  147. 2005年3月 [2]
  148. 2005年2月 [3]
  149. 2005年1月 [8]

Powered by Movable Type 5.2.3