のざきさんのブログ「ZERO」経由で、 またすごく面白いコンテンツの紹介です。
ウルトラマンマックスでも近々メガホンを取られる実相寺昭雄監督監修による、 ドキュメンタリー番組です。
これから12回に渡り、「怪獣の父」と呼ばれた造形家・
高山良策さんの生涯を描くそうで、今回はその1回目。
高山さんの代表作、「大魔神」の造形の秘密に迫るという内容です。
高山さんといえば、大魔神の他にも、
ペギラ・初代ガラモン・初代バルタン・初代レッドキング・初代ゴモラ・・・
あのウルトラシリーズの数々の名怪獣を、 成田亨さんとの名コンビで世に送り出された、特オタにとっては、神様のような方・・・
これは!と思い、さっそく見させていただきましたー!
(注意!FireFoxではなぜか見れませんでした・・・見に行かれる方はIEで!
)
TV番組1本分(約20分)の内容で、「大魔神」本編映像もふんだんに盛り込まれ、 なかなか見ごたえのある内容!
今、大魔神の実物大モデルは、
フィギュアメーカー海洋堂に保存されているんですね。
番組には、その海洋堂の宮脇専務が出てこられて、大魔神モデルに見られる高山造形の魅力について、熱く熱く語られていました。
海洋堂がなぜ大魔神を保管するようになったかも、最初に仰ってましたが・・・
ちょうど私、その下りをこの本で読んでいるところだったんですねー(^^)
創るモノは夜空にきらめく星の数ほど無限にある―海洋堂物語 | |
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なんとゆー偶然。
本を書かれているのは、宮脇専務のお父様ですけどね。
でも、高山さんに対する尊敬の念は、お二方、どちらも変わらないみたいで、お父様も、熱く「高山造形の大魔神をなぜ世に残したか!」
の意義について
語られていました。
譲り受けるのに数百万円かかったそうですが・・・ホントに熱い企業なんですねー。海洋堂!
まさにオタクの鑑といえましょう(^^)
(ちなみにこの本かなり面白いですよ。
どんなに挫折しても、夢を持ちつづけることがどれだけ大切か・・・ということが分かる本です。
とにかく一つのことをやり続ければ、道は開ける! ・・・いいなあ。なんかすっごく勇気をもらえているような感じ(^^))
で、番組の話に戻りますが、やはりそれだけ、海洋堂の方々が熱く思われているだけあって、この 「大魔神」の造形、ホントにすごい!です。
私は、当然映画でしか、大魔神の姿はみたことがないのですが、今回マジマジと、
いろんな各部のアップショットを見させてもらうと、とても、40年近い前に作られた造形物とは思えない迫力。
その表情・眼光の鋭さとか・・・
なんか今にも動き出しそうな感じというか。
海洋堂の、今や守り神と化していて、「泥棒の心配はいらない!」そうですが(笑)、 こんな物が玄関に立っていたら、そりゃ泥棒もビビリますよ?(^^)
番組の後半には、大魔神本編の監督である黒田監督や、映画スタッフの方が、 いろいろ高山さんとのお仕事について、語られているのですが、印象的だったのは、
黒田監督の「高山さんは、決して手を抜かなかった・・・ 」との一言。
高山さんは、本業は画家・彫刻家であり、こういう怪獣の造形の仕事はいわば食べるための”アルバイト”
だったんだそうです。
でも高山さんは、余業だからといって、くさることなくもなく、手をぬくこともなく、ホントに情熱的に怪獣たちに命を吹き込んでくれた・・・
そして、40年経っても、その情熱が、形として残っていて、今なお、
私たちを感動させてくれる。
ということに、なんかちょっとジーンとしてしまったりしました。
(私も同じ余業だけどブログ、手を抜かずにがんばろう!なんて思ったりして(^^)
史料価値も高く、特撮ファン(特に昭和世代の方)は、とりあえずご覧になるといいかも。
次回は、いよいよウルトラシリーズ編。
ガラモンの創造の秘密に迫る!だそうです。
楽しみ(&記事のネタ)がまた1コ増えました(^^)
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