幻妖ブックブログさんに、 またまた響鬼ファンにはなかなか興味深い記事が。
タイトル通り、作家の加門さんの「響鬼」についての御論文であられます。
なんと発表のアテもないまま、お書きになった、まったくの初発表のものだとか。
さっそく興味深く読ませていただきました。
なるほどと思ったのは、タイトルにも書きましたが、
”童子”とか”傀儡”とか、魔化魍側にも「鬼」を連想する名前がついている。
魔化魍も鬼もある意味同種の鬼であり、やがては一つとなる存在なのではないか・・・
という下りですね。
たしかに童子というのは、酒呑童子とか、
大江山の童子とか伝承で鬼の固有名詞として使われる言葉ですね。
言われてみれば、確かにそうなんですよ!!
(私的にはこの文章を読んで、
奥瀬サキさんの漫画「火焔魔人」「支配者の黄昏」を思い出してしまいましたが。分かる人には分かるかも(^^))
でも、この指摘を見たのは、この加門さんの文章が初めて。
さすがプロの作家の方だなあ・・・。と思わず感心してしまいました(^^)
鬼と魔化魍が同種の存在と考えると、二つともおそらく自然が生みだしたもの。
恐らく自然の力そのもの?
片方は人間が制御できた自然であり、片方は制御できない自然のままの力?
その二つの対立??
なんか文明論というか人間論みたいだなあ・・・・とどんどん妄想が(^^)
他にも、魔化魍の出現を台風などと同じ自然災害ととらえる視点だとか、
大変興味深い考察がなされています。
ちょっと文章的には難しいかもしれませんが、響鬼(特に29話までのファン)の方は目を通されたほうがよいかと。
陰陽道とかの知識のある方は、より楽しめると思います。
余談ですが、この加門さん、実は仮面ライダーとか特撮には全く興味が無くて、はまったのも、
響鬼が初めてなんだそうですが・・・
30話以降、その熱狂もすっかり冷めてしまったんだそうです。
この事実が意味するものは、いったい・・・
なんかすごくもったいない気がしてます。
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Comments [5]
No.1石田豊武さん
こちらでは初めまして。「たのみこむ」に賛同し、完全新生復活HPにコメント投稿させていただいたものです。
私も幻妖ブログさまの響鬼考読みました。加門氏の分はまだですが・・・。
なるほど、魔化魍も鬼、ですか。実は私も常々そのように考えていたのです。そして、「仮面ライダー」というシリーズは、昭和であれ平成であれ、「同じ力をもつもの同士の戦い」なのだなぁ、と。
決して、いわゆるライダーバトルのことではなく、「改造人間対改造人間」「妖怪対妖怪」と言った具合に。クウガも555もそうでしたねぇ。
さて、加門氏は「響鬼」に冷めてしまったとか。漫画家の吉田戦車氏も憤っていましたし、同じく島本和彦氏も「泣けてくる」と仰ってます。
私はと言えば、33乃巻をみてまだこの作品は息をしていると思ったのですよ。死んではいないと。
声を届けなければならないのは、白倉Pでも井上氏でもなく、その上にいる人たちだと思います。上の考えさえ動かせれば(非常に難しいことですが)、まだ何とかなると思います。応援してますよ!
No.2mkさん
面白い記事を紹介して下さり、ありがとうございました。それなりに加門さんのファンなので、とてもおもしろく読みました。こんな感じで最後まで行っていたら…と思うとぞくぞくしますね。こうしてみると路線が変わったのも、神や精霊を否定する時代らしい結末かもしれないなぁと思いました。なんか「もののけ姫」みたい。
No.3石田豊武さん
あ、追伸です。「支配者の黄昏」「火炎魔人」、解ります。解りますよ。茨木童子でしたっけねぇ。
長文失礼しました。
No.4ツバサさん
はじめまして!>石田さん
コメントのお返事遅くなってすみません。
>「たのみこむ」に賛同し、完全新生復活HPにコメント投稿させていただいたものです。
ありがとうございます?!!(T T)
>昭和であれ平成であれ、「同じ力をもつもの同士の戦い」なのだなぁ、と。
あー、言われてみれば、確かにそうかも。
原点の石ノ森先生の萬画でも、本郷ライダー最後の敵は「13人の仮面ライダー」でしたからねえ。
クウガも同じ古代人類だし、555もオルフェノクでなければ、変身できない(デルタ除く(^^))・・・いわばオルフェノク同士の闘いの物語ですし。
同じモチーフを繰り返しているのかあ・・・
恐らく意図的なんでしょうね。
なんか目からウロコって感じです(^^)
>33乃巻をみてまだこの作品は息をしていると思ったのですよ。
余り関係のない、ヒビキさんと明日夢のシーンとかは、意図的に挿入しているんじゃないかと思います。
他は譲るけれども、これだけは譲れないよ!みたいな意思表示ではないかと。
>声を届けなければならないのは、白倉Pでも井上氏でもなく、その上にいる人たちだと思います。
同感です。
なんとか、「完全新生」は「完全失敗」ではない!ということをお伝えしたいですねえ・・・
>まだ何とかなると思います。応援してますよ!
はい!ありがとうございます。
頑張りますです!
ps、そうです。茨木童子!
桃源津那美の火種にバリバリとやられるところが、すごく痛そうで・・・
あの2作以降、続編って書かれてないんですよね?
復活編を激しく見たいのですが・・・
あー、なんとこんなこと書けるとは。
ウレシイです(^^)
No.5ツバサさん
こんにちわ!!>mkさん
コメントありがとうございます。
ご返事遅くなっちゃってすいません。
>こんな感じで最後まで行っていたら…と思うとぞくぞくしますね。
ホントですよね?。
なんかいろいろ想像というか妄想を呼び起こされる文章で、私もすごく楽しく読ませてもらいました。
鬼と魔化魍が善悪を超えて一つになるエンディング・・・
確かにぞくぞくしますねえ?。
>なんか「もののけ姫」みたい。
確かに魔化魍たちには、シシ神とかのもののけ達と似たイメージを感じますね。
うまくやれば、壮大な話になったかもしれないのに・・・
なんか小さくパターン的にまとまってしまいそうな雰囲気がヒシヒシとしております(涙)
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