この32話を見た後・・・
一之巻「響く鬼」を見直してみました。
驚くほど新鮮です。
(以下ネタバレあり)
すっごい面白い。
ってゆーか斬新。
雄大な山と流れる雲のファーストカットから、
あのミュージカルシーン。
凝ったカメラワーク。
ほとんどない説明セリフ。
それどころかセリフのないショット多数。
印象的なインサートショット。
ヒビキさんの替え歌。
土着っぽい童子たちのデザイン。
樹上での白熱する闘い・・・などなどなど!
本放送の時は、そんなにすごいと思いませんでしたが、 今見るとめちゃめちゃ凝りまくってて、すごい個性的!
・・・第1話の話です(爆)
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いや、この32話がつまんないとはいいませんよ。
むしろ、面白いぐらい。
テンポもいいし。
キャラもわかりやすいくらい、わかりやすいですしね。
”見てる間は”、けっこう楽しめる。
ある意味、特撮テレビ番組としては、
こういうのが王道でしょう。
でもね・・・
これは「響鬼」ではないですね。
なんか、ちっちゃくなってる。
ほんとテレビ番組って感じ。
よくある特撮番組のパターンになってるっていうのかなあ。
「完全新生」とは、とてもいえないです・・・
新路線に受け継がれた響鬼としての個性の、そのほとんどは”
明日夢”という存在にあると思うんですね。
それが今回ほとんど前面に出てこなかったんだから、まあ上のように感じるのも仕方がないでしょうね。
前回・前々回は明日夢メインだったので、そんなにひどくは感じませんでしたから。
今週・来週は、まあ「アームドセイバー」(違和感ありまくりの名前ですね)宣伝の回ですから、仕方ないと思います。
でも、その後もこういうパターンが続くようだと・・・かなり不安かも。
スタッフのみなさん、頑張ってください?!!
(以下、ちょっとしたポイント)
●トドロキくん
コメントとかで情報いただいたりして、不安に思っていたのですが、アタシは、思ってたよりひどくは感じませんでした。
増長もすれば、功名心であせりもする、まだまだ若いトドロキくんの気持ちは何となく分かります。
彼はまだまだ成長途中の鬼なんですよ。
それを見て、失望するザンキさんもしっかり描かれてましたしね。
これで、トドロキくんの失敗を超えて、成長する姿とそれを支援するザンキさんの絆が描かれれば、それはすごいありだなあ・・・と思いますよ。
●第1話のヒナカ
そういえば「耳かき」を集めているという設定はどこにいってしまったんでしょう・・・(T T)
●カマイタチのCG
これは・・・ある意味すごいです。
CGチェックが甘くなったのか・・・予算が無いのか・・・スケジュールの問題か・・・(またもや(T T))
Comments [2]
No.1翠さん
僕もちょっと一話を見直してみました。
当時はミュージカルシーンとか違和感バリバリだったんですが、今考えると、「あり」ですね。
舞台の大きさ(日本全土)を感じます。
今回の話は、確かに場所移動が一瞬なんで、テンポはいいですけどね。ただ、瞬間移動の多用の影響で、たとえば「たちばな」が"東京都葛飾区柴又"に存在している、という感覚が薄れてしまった気がします。なんか"謎の土地A"に存在している感じで。
No.2ツバサさん
コメントありがとうございます!>翠さん
>舞台の大きさ(日本全土)を感じます。
そうでしょう?
なんか、雄大というか、ゆったりというか・・・
月並みですけど、
いわゆる「映画」的な感じを受けました。
細かく説明しない、イメージさせる演出もそんな方向ですよね。
でも、TV的なわかりやすさを狙っていくと、今回みたいな方向になるのかなあ。
それはすごく理解できるんですが・・・
はあ・・・
>「たちばな」が"東京都葛飾区柴又"に存在している
ああ、その微妙な感覚、わかります!
でも、そういう所も、きっと不必要と思われているんでしょうねえ・・・(T T)
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